香川県漁業史(通史編)(27K)



入力に使用した資料
底本の書名     香川県漁業史 通史編 
底本の編集者    香川県漁業史編さん協議会 
底本の発行者    香川県漁業史編さん協議会  
底本の発行年    平成6年3月31日     
 
入力者名      橘 忠文  
校正者名      新開悦子         

入力に関する注記
・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
文字番号を付した。
・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧
字)と表記した。

登録日    2009年1月22日      



-1-

      香川県漁業史(通史編) 目次
                         題字 香川県知事 平井 城一

    口 絵
    発刊にあたって     香川県知事             平井 城一  
    発刊にあたって     香川県漁業協同組合連合会会長理事  磯渕 良男
    発刊に寄せて      香川大学学長            岡市 友利
    はじめに        香川県漁業史編さん協議会会長    星野  明
    凡 例

序章  瀬戸内海の創生と香川の漁業のはじまり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一

第一章 初期の漁業

 第一節 原始の漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・九
  一 最古の瀬戸内海漁業・・・・・・九
  二 原始の漁法・・・・・・一一  採集 釣り 刺突 網漁 タコ壺漁 
  三 遺跡出土の魚介類・・・・・・二二

-2-

  四 製塩・・・・・・二七
 第二節 古代・中世の漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三一
  一 遺跡からみた古代・中世の漁業・・・・・・三一  大浦浜遺跡 釣り(釣針)
     網漁(土錘) タコ壺漁(タコ壺) 魚貝類 製塩(製塩土器・粘土遺構)
     塩浜遺跡
  二 漁村からみた物資の流通・・・・・・三七
  三 漁民の屋敷と生活・・・・・・三九
 第三節 記録からみた古代・中世の漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四一
  一 平城京の木簡・・・・・・四一   藤原宮跡・平城宮跡出土木簡に見る奈良時
     代の讃岐の漁民
  二 菅原道真の詩にみる漁民・・・・・・四二
  三 悪魚退治伝承・・・・・・四五
  四 西行法師のみた平安時代末期の漁民・・・・・・五一
  五 志度寺縁起と玉取り伝説・・・・・・五五
  六 讃岐御厨の漁民・・・・・・五九
  七 兵庫北関入港船と讃岐の海産物・・・・・・六三

第二章 近世の漁業

 第一節 近世漁村の成立と発展・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・七一
  一 近世的漁村の成立・・・・・・七一  浦方の成立 小漁民の自立への動き
  二 高松城下町の成立と漁業伝説・・・・・・七五  香西浦の成立と細川頼之伝説 
     西浜浦の成立と糸より姫伝説
  三 漁業制度・・・・・・七九  漁猟海川境論 御菜魚・御菜米 志々島の水主役
     と志々島の漁場

-3-

 第二節 近世漁業生産の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八二
  一 他国漁民の入漁・・・・・・八二  他国からの入漁 安芸漁民の入漁と土着 
     下津井漁民の讃岐入漁 讃岐に雇われる下津井漁民
  二 ナマコ漁と俵物の生産・・・・・・八九  ナマコ(海鼠) 讃岐の俵物 
     小豆島のナマコ 図絵にみる讃岐のナマコ
  三 鯛網・・・・・・九七  紀州鯛大網の入漁と技術摂取 絵図にみる鯛網 
     直島の鯛網
 第三節 漁場のいさかい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇六
  一 漁浦の成立と初期の争い・・・・・一〇六  
  二 井島をめぐる備前と讃岐の争い・・・・・・一〇八  寛文期の紛争 元禄三
     年の裁許 元禄一五年の裁許
  三 大曽の瀬をめぐる備前と高松藩の争い・・・・・・一一三  争いのあらまし
     江戸での対決 現地検分と裁許
  四 金手の漁場をめぐる争い・・・・・・一一九  争いのあらまし 延宝の争論
     と和談 元文の争論と江戸提訴 塩飽側の反論と寛保元年の裁許
  五 三大漁場争いと備讃・塩飽領界の確定・・・・・・一二七  
 第四節 製塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二九
  一 入浜塩田の成立・・・・・・一二九  入浜塩田の条件 瀬戸内の十州塩田
  二 小豆島の塩田・・・・・・一三〇  揚浜塩田から入浜塩田へ 小豆島の塩浜
  三 坂出・生島の塩田・・・・・・一三四  久米栄左衛門 生島・木沢の塩田
  四 製塩のための燃料の転換・・・・・・一三五  石炭の利用

-4-

第三章 明治時代の漁業

 第一節 漁村のすがた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三九
  一 魚を追って・・・・・・一三九  金山鯛と「かなで」の漁場 鯛網と延縄・
     一本釣り 讃州のサワラ流瀬網 夏ダコと秋ダコ 打瀬網とエビ漕
     網 伊吹のイワシ船曳網 庵治と香西のボラ中高網 
  二 網元と網子・・・・・・一七六  大職漁と小職漁 大網の乗組員 網子の
     生活 網元と海方 塩飽人名制と羽織漁師 専用漁場と入漁料 大
     内寒川三木郡漁談会 那珂郡本島漁談会
  三 水産加工と販売・・・・・・一九三  魚問屋と仲買人 出買船とイチアケ
     漁民の資金調達 運輸機関の発達 魚市場の設置 加工製造業
  四 狭まる漁場と県外進出・・・・・・二〇四  他村浦漁民の犯漁 新網代場
     の開拓 海岸の埋め立てと塩田築造 漁業生産力の停滞 県外出漁
     朝鮮海域への出漁
 第二節 明治漁業制度の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二一八      
  一 揺れ動いた漁業制度・・・・・・二一八  旧高松藩・丸亀藩の漁業慣行 
     新規漁法と漁場侵害 海面官有・海面借区制 頻発する漁業紛争
     漁場及営業取締収税仮規則 直島「はたごノ藻」境界争論
     明治初期の塩飽・下津井漁業紛争 漁業規則の改正 香西・下津
     井の瀬居島漁場紛争
  二 明治漁業法の成立・・・・・・二五二  水産取締規則 漁業取締規則と
    漁業組合規則 旧漁業法と明治漁業法 香川県漁業取締規則 瀬戸
    内海漁業制限規程 優良漁業組合
 第三節 漁業組合の誕生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二六六
  一 初期の漁業組合など・・・・・・二六六  同業組合 愛媛県水産取締規
     則による漁業組合 漁業組合準則による漁業組合 香川県漁業組
     合規則による組合 香西漁業組合加入問題
  二 産業組合法による産業組合・・・・・・二七五
   
-5-

  三 漁業法による漁業組合と水産組合・・・・・・二七七  三十四年漁業法
     による組合 明治漁業法による組合
 第四節 漁業の生産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二八二
  一 統計からみた明治の漁業・・・・・・二八二  統計が始まるまで 漁業
     の基本構造 漁業生産
  二 鯨とマグロ漁業・・・・・・二八八  鯨漁業 マグロ漁業
  三 養殖業の胎動・・・・・・二九二  海面養殖業の奨励 貝類養殖 ノリ
     養殖 玉藻ノリ 内水面養殖業奨励
 第五節 県外・海外漁業のはじまり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三〇〇
  一 県外漁業・・・・・・三〇〇  はじめに 出漁の概況 徳島県との入漁
     紛争
  二 海外漁業・・・・・・三〇五  はじめに 朝鮮沿海通漁のはじまり 通
     漁の形態 通漁の発展 通漁発展の背景 通漁組織の確立と奨励
     策 本県の通漁組織 通漁奨励政策の進展 漁業種類別通漁
     関東州通漁のはじまり
 第六節 研究と教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三三〇
  一 香川県水産試験場の設置とその事業・・・・・・三三〇  巡回教師 府
     県水産試験場の設立 香川県水産試験場の発足 遠洋漁業船「狭
     貫丸」建造 本場建物新設 県庁内に移転 塩業に関する試験及
     び調査 試験調査事業(塩業関係除く) 主な運営・変更等
  二 水産教育・・・・・・三四三  水産伝習所 香川郡水産講習会
  三 漁村の社会教育・・・・・・三四四  小江の若者組 小江剛志社 

第四章 大正・昭和前期の漁業

 第一節 漁村社会の変容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三五九
  一 漁村の姿・・・・・・三五九  伊吹島の概観 雌雄島の概観 庵治浦の
     概観 
  
-6-

  二 昭和恐慌から戦時経済へ・・・・・・三六九  昭和恐慌と香川の漁村
     漁村の救農土木事業 経済更生運動の展開 漁業組合から漁業協
     同組合へ
  三 戦時経済下の漁村・・・・・・三七五  戦時直接統制の開始 石油・漁
     業用資材の統制 漁村から姿を消す 漁民 窮迫する石油と漁業
     用資材 戦時統制団体―漁業会の設立 戦時下香川の食糧増産事
     業 強まる魚介類の統制 配給の実施と横行する闇取り引き
 第二節 漁業制度と香川の漁場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三八四
  一 漁業生産の動向・・・・・・三八四  大正期の県漁業概観 減り続ける
     漁獲高 朝鮮沿海出漁 水産業奨励規程と飼付け漁業
  二 内海漁業と漁業取り締まり・・・・・・三八九  漁獲減少と漁業取り締
     まり 香川県漁業取締規則の制定 打瀬網漁業問題 機船底びき
     網漁船問題
  三 漁業権と漁業組合・・・・・・三九六  明治漁業法と漁業権 漁業権は
     漁業組合に 漁業権を管理する漁業組合
  四 入り会う海・・・・・・四〇〇  入り会う備讃中戸の海 丸亀漁業組合
     の入会状況 塩飽漁場と下津井の漁民 塩飽騒擾事件
 第三節 水産団体と金融の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四〇七
  一 香川県水産組合の活動・・・・・・四〇七
  二 水産会の設立・・・・・・四〇九
  三 漁業組合・・・・・・四一二  伊吹島の共同施設 その他漁業組合の運
     営
  四 漁業協同組合・・・・・・四一六  漁業協同組合の事業の拡大
  五 漁業組合連合会・・・・・・四二〇
  六 水産業団体法の成立・・・・・・四二三  漁業会 水産業会 製造業会 
  七 水産金融の発生・・・・・・四二九  水産金融制度発生以前 戦前の水
     産金融 戦時中の水産金融

-7-

 第四節 漁業の生産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四四一
  一 統計からみた大正・昭和前期の漁業・・・・・・四四一  漁業の基本構
    造 生産量
  二 海面養殖業の動き・・・・・・四五〇  大正時代の海面養殖(かん水養
     殖) 昭和前期のかん水養殖
  三 内水面漁業及び養殖業・・・・・・四六〇  内水面漁業 放流事業 溜
     池養殖 稲田養鯉 食用ガエル養殖 その他の養殖
 第五節 県外・海外漁業の発展・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四七一
  一 大正時代の県外漁業・・・・・・四七一  漁業種類別出漁の状況
  二 昭和前期の県外出漁・・・・・・四七七  漁業種類別出漁状況
  三 大正時代の海外出漁・・・・・・四八〇  朝鮮沿海の漁業種類別通漁状
     況 関東州通漁状況 山東半島通漁概況 南方海域出漁概況     
  四 昭和前期の海外出漁・・・・・・四八八  はじめに 朝鮮沿海通漁状況
     関東州通漁 南方海域出漁
     パラオ島真珠採集業 南氷洋捕鯨船員出漁 ビルマ方面等出漁 
     朝鮮移住漁村建設 団体移住漁村「香川村」 任意移住漁村の建
     設
 第六節 研究と教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四九九
  一 香川県水産試験場の研究調査・・・・・・四九九  水産試験場の課題
     調査船讃岐丸の建造 讃岐丸の活動 指導船壽丸の建造 壽丸の
     活動 試験場の移転独立 志度町への移転 調査・試験課題の移
     り変わり 水産試験場規程の改正と練習生規程 戦時下での水産
     試験場報告等 
  二 水産教育機関の設置・・・・・・五一四  実業補修学校 水産講習所の
     開設 県立水産学校
  三 漁村の社会教育・・・・・・五二二  伊吹島の若衆と連

-8-

第五章 昭和後期の漁業

 第一節 戦後漁村の移り変わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五二七
  一 混乱期の漁村・・・・・・五二七  終戦直後の日本漁業 過密化した香
     川の漁村 荒廃した漁場 混迷した漁業の実態  
  二 各種制度の改革・・・・・・五三六  新漁業法 漁業権補償 海区漁業
     調整委員会 新しい漁業権の免許 香川県漁業調整規則 減船整
     理と港湾補償 水協法の制定
  三 漁業を取り巻く変動・・・・・・五四三  漁場環境の変化 オイルショ
     ック 二〇〇海里時代の幕開け 魚離れ対策
  四 漁業の復興と移り変わり・・・・・・五四九  県外・海外漁業の移り変
     わり 県内漁船漁業の変動 養殖業の飛躍
  五 資源対策への歩み・・・・・・五六一  現状と課題 資源対策
 第二節 漁業制度の改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五六五
  一 新漁業法の制定・・・・・・五六五  
  二 既存漁業権の整理・・・・・・五六九  補償金の交付 香川県漁業権補
     償委員会 補償金の算定 補償金
  三 新しい漁場の利用・・・・・・五七三  新漁業権の免許 徳島県境付近
     の漁場計画 瀬戸内海東部境界縮小問題
  四 漁業調整委員会・・・・・・五八六  漁業調整委員会制度 海区委員会
     の業務 海区の設定 連合海区漁業調整委員会 瀬戸内海連合海
     区漁業調整委員会 中央漁業調整審議会 内水面漁場管理委員会
  五 各漁業調整規則等の整備・・・・・・五九二  香川県漁業調整規則 香
     川県小型機船底びき網漁業調整規則 香川県内水面漁業調整規則 
     国の関係法令 漁業の許可
  六 免許料・許可料制度・・・・・・五九八

-9-

  七 漁業法の改正・・・・・・六〇一  安戸池の漁業権 坂出港内の漁業権
     の変更
  八 オゾノ瀬の漁業・・・・・・六〇七  オゾノ瀬 オゾノ瀬裁判の発端 
     漁業違反容疑公判の概要 瀬戸内海
     漁業調整事務局長調停 漁業権の検討 魚込網の許可 小型まな
     がつお込網漁業の許可 高松沖 大型魚込網漁業減船整理 
  九 小型機船底びき網漁業・・・・・・六二三  制度以前の実態 新制度の
     実施 GHQによる五ポイント計画の勧告 減船整理 小型機船
     底びき網漁業整理特別措置法 減船整理計画と実績 減船後の小
     型機船底びき網漁業 禁止漁具の解除 馬力数の最高限度の改正
     燧灘での入会 対岡山との入
     会・入漁
  一〇 燧灘のいわし機船船びき網漁業・・・・・・六四四  香川のいわし機
      船船びき網漁業 第二次いわし巾着 網漁業からの転換 第三
      次いわし巾着網漁業からの転換 広島県との調整 岡山県(旧
      小田、浅口海区)との調整 機関馬力数の変遷
 第三節 水産業団体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・六五五
  一 戦後の水産業団体・・・・・・六五五  資材協会
  二 新しい協同組合の発足・・・・・・六五七  漁村の民主化 水産業団体
     から水産業協同組合への引き継ぎ 組合員資格などの法律改正
  三 漁業協同組合などの設立・・・・・・六七一  漁業協同組合設立 漁業
     生産組合設立 水産物製造業会の解散及び水産加工業協同組合等
     の設立 漁業協同組合連合会 信用漁業協同組合連合会
  四 漁業協同組合の再建整備・・・・・・六七九  農漁業協同組合再建整備
     法の制定 漁業協同組合の再編成指導 漁業協同組合整備促進法
     の制定 漁業協同組合の合併
  五 香川県漁業協同組合連合会の設立と事業・・・・・・六八七  設立に至
     る経過 香川県漁業協同組合連合会の設立 初期の県漁連事業 
     冷販事業とその流通 魚食普及 放流事業と資源管理 指導事業
     の推進 事業取り扱い高
 第四節 県内漁船漁業の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・七〇三

-10-

  一 漁業生産の動向・・・・・・七〇三  漁業経営体 使用漁船 漁業就業
     者 生産量 漁業種類別生産量 魚種別漁獲量
  二 遊漁者の増加とその対策・・・・・・七二九  遊漁の動向 香川県での
     対応 遊漁の多様化 遊漁者・遊漁船業者の組織化 香川県遊漁
     船業協会
 第五節 海面養殖業の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・七三八
  一 魚類の養殖・・・・・・七三八  ハマチの養殖 マダイの養殖 クロダ
     イの養殖 トラフグの養殖 サケ科魚類の養殖 ヒラメの養殖
  二 貝類の養殖・・・・・・七六〇  カキの養殖 真珠・真珠母貝養殖 ア
     カガイの養殖 ホタテガイの養殖 アワビの養殖 
  三 その他の水産動物の養殖・・・・・・七六九  クルマエビの養殖 ガザ
     ミの養殖 マダコの養殖
  四 藻類の養殖・・・・・・七七五  ノリ養殖の始動 漁場の設定 種?の
     確保 ノリ漁場造成 種苗の改良 浮流し養殖 管理 ノリ加工
     ノリ流通 出荷調整 組織活動 流油事故による漁場汚染 生産
     量 ワカメの増養殖
 第六節 内水面漁業の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八〇〇
  一 漁場環境の変遷・・・・・・八〇〇  溜池 河川 漁場環境の変化 生
     物相の変化
  二 漁業調整・・・・・・八〇四
  三 団体・・・・・・八〇五  漁業組合 
  四 漁業生産・・・・・・八〇六  
  五 放流事業の実施・・・・・・八〇八  香川県淡水漁業種苗センター ア
     ユの放流 ブラックバスの放流
  六 内水面養殖業・・・・・・八一一  ウナギ養殖 ドジョウの養殖 スッ
     ポンの養殖 食用ガエル養殖 ニジマス・アマゴの養殖 アユの
     養殖 ニシキゴイ(錦鯉)の養殖 タイワンドジョウの養殖 ソ
     ウギョ・レンギョの養殖 ブルーギルの養殖
 第七節 県外・海外出漁の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八二二

-11-

  一 県外・海外出漁の概観・・・・・・八二二
  二 サンマ漁業・・・・・・八二七  棒受網への転換 香川県秋刀魚鮭鱒漁
     業協同組合
  三 サケ・マス漁業・・・・・・八三一  北洋サケ・マス漁業への進出 三
     十年度以後の許可方針 日ソ漁業協定と減船整理 二〇〇海里水
     域と母川国主義 香川船団 四 まき網、以西底びき網漁業・・・・八四三
  五 カツオ・マグロ漁業・・・・・・八四六
  六 その他の県外漁業・・・・・・八四八  あじ・さば・いわしさし網漁業
     さばはね釣漁業 いか釣漁業 たいはえなわ漁業 その他の漁業
  七 海外出漁・北ボルネオへの進出・・・・・・八五三  香川県海外漁業協
     力会の設立とその事業 香川県海外漁業協力会の活躍 香川県海
     外漁業株式会社の設立 現地合弁会社の設立 インドネシアへの
     進出
  八 南米北岸エビ底びき網漁業・・・・・・八六三  出漁までの経緯 香川
     合同水産 事業経営
  九 南方海域への出漁・・・・・・八六八  真珠貝採取業の再開 台湾漁業
     への進出
  一〇 県外・海外漁業の礎・・・・・・八七二
 第八節 流通・加工の変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八七八
  一 流通機構の変化・・・・・・八七八  戦後の流通 県内水産物の需給と
     流通 流通の変化と対応 魚市場の変遷 高松市中央卸売市場 
     地方卸売市場
  二 水産加工業の変遷・・・・・・八九〇  煮干類 水産ねり製品 水産物
     佃煮類 水産冷凍食品 その他の水産加工 製品検査
 第九節 漁場環境の変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八九九
  一 概説・・・・・・八九九
  二 干拓と土地造成による海面消失・・・・・・九〇一  三豊干拓事業 番
     の州地区臨海工業用土地造成事業 番の州裁判 県市町等による
     海面埋立事業 塩田造成と塩業整備事業 港湾、漁港等整備事業

-12-

     溜池埋立事業 まとめ
  三 臨海部の工業化、都市化・・・・・・九一一  
  四 海底土砂の採取と浚渫・・・・・・九一三  団子の瀬土砂採取 土木建
     設用等土砂採取 南北備讃瀬戸航路等維持浚渫
  五 本州四国連絡橋架橋工事・・・・・・九一六  三ルート架橋工事 瀬戸
     大橋架橋工事 漁業補償 大鳴門橋等架橋工事
  六 都市・産業排水及び廃棄物・・・・・・九二四  生活・産業廃棄物 し
     尿の海上投棄 農薬被害 PCB、水銀汚染
  七 燧灘ヘドロ公害・・・・・・九三九  問題の発生 ヘドロ公害の発生 
     四者会談 調停申請・調停成立 伊予三島・川之江埋立問題 
     トリ貝の大量へい死の発生 
  八 流出油による汚染・・・・・・九五一  船舶等からの流出油事故 水島
     重油流出事故発生
  九 赤潮の多発とその対策・・・・・・九六五  赤潮発生の推移 赤潮発生
     状況 被害件数と被害金額 貝毒赤潮 赤潮被害の対応 赤潮訴
     訟
  一〇 航行船舶の増加・・・・・・九八一  海上交通安全法制定までの経過 
     漁業操業安全協会の設立
     財団法人香川県漁業操業安全協会の設立 法施行後の問題等
 第一〇節 資源対策事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・九九二
  一 保護水面管理事業・・・・・・九九二  水産資源保護法 保護水面 貝
     類の保護水面 藻場の保護水面 保護培養施設の設置等
  二 特定水産動物育成事業・・・・・・九九八  沿岸漁場整備開発法の制定 
     特定水産動物育成事業 志度湾特定水産動物育成事業
  三 栽培漁業の推進・・・・・・一〇〇五  国の取り組み 県の取り組み 
     県栽培漁業センターの開設 県栽培漁業センターの運営 種苗の
     生産 種苗の中間育成
  四 資源管理型漁業の推進・・・・・・一〇一八  これまでの資源管理 資
     源管理型漁業推進 広域回遊資源の

-13-
     管理事業 地域重要資源管理事業
 第一一節 漁業振興対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇二七
  一 水産金融・・・・・・一〇二七  戦後の水産金融 安定恐慌下の水産金
     融 講和条約発効後の水産金融
     一般市中金融機関の融資 漁協系統機関融資 県信漁連の融資 
     農林中央金庫融資 水産制度金融 県内都市の漁業融資制度 
     農林漁業金融公庫融資 水産金融 補完組織 香川県漁業信用
     基金協会
  二 香川県の水産開発計画・・・・・・一〇六一  香川県総合開発事業 香
     川県県民福祉総合計画 浅海増殖五ヶ年計画と同修正計画 
  三 国の施策と県の対応・・・・・・一〇六五  新農山漁村建設総合対策事
     業 沿岸漁業振興総合対策事業 沿岸漁業構造改善事業 沿岸漁
     業構造改善事業の基本目標 沿岸漁業構造改善事業の実績 沿岸
     漁場整備開発事業 水産物流通加工関連事業  
  四 県単独補助事業・・・・・・一〇七八  戦後初期の補助制度 水産増殖
     及び養殖事業等補助 香川県水産振興対策事業
  五 マリノベーション構想・・・・・・一〇八二 
  六 振興推進機構・・・・・・一〇八三  香川県水産業基本対策審議会 香
     川県水産振興基金 香川県水産振興協議会 香川の漁業を考える
     会
 第一二節 共済事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇九六
  一 全水共と共済事業・・・・・・一〇九六  共済事業のはじめ 共済事業
     の拡大 漁協の共済 漁協元受け新時代へ
  二 漁業共済事業・・・・・・一〇九九  漁業共済試験実施 漁業災害補償
     法 香川県漁業共済組合 はまち養殖共済 漁場の緊急避難措置
     特定のり養殖共済 
  三 漁船保険・・・・・・一一一三  漁船保険制度の以前 漁船保険法の誕
     生 香川県漁船保険組合 戦後の苦難と復興 漁船損害補償法の
     成立 組合の組織変更と事業

-14-

 第一三節 漁船と漁港・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一二二
  一 漁船・・・・・・一一二二  漁船法の成立と変遷 漁船の移り変わり
  二 漁業用無線・・・・・・一一三〇  津田漁業用海岸局 沿岸漁業の無線
     香川県無線漁業協同組合
  三 漁港・・・・・・一一三五  戦前の漁港整備 漁港法の誕生 漁港整備
     事業 漁港海岸事業 香川県漁港協会
 第一四節 水産業改良普及事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一五一
  一 普及事業活動・・・・・・一一五一  制度以前の普及活動 改良普及事
     業の生い立ち 技術指導職員の設置 水産業専門技術員の設置 
     沿岸漁業改良普及員の設置 漁家担当生活改良普及員の設置 普
     及指導活動の充実 改良普及推進事業
  二 漁業後継者育成事業・・・・・・一一五八  青年指導者等育成事業 交
     流学習事業 漁船乗組員養成
  三 漁協青年部・婦人部活動・・・・・・一一六四  漁協青年部 漁協婦人
     部
 第一五節 試験研究・教育機関・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一七一
  一 香川県水産試験場・・・・・・一一七一  機構、職員数の推移 調査指
     導船壽丸 香川丸の建造 香川丸(第二代)調査船 庁舎の移転
     拡充工事 調査研究課題の推移  
  二 香川県栽培漁業センター・・・・・・一一八六  県営栽培漁業センター
     設立 拡張工事
  三 香川県赤潮研究所・・・・・・一一九〇  創立
  四 香川大学農学部・・・・・・一一九一
  五 香川県立多度津水産高等学校・・・・・・一一九二
 第一六節 水産行政の移り変わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一九八
  一 県庁内水産行政機構の移り変わり・・・・・・一一九八  郡役所
  二 漁業監督及び漁業取締制度の変遷・・・・・・一二〇一  警察による漁
     業取締り 水産試験場の船による漁業監督 水産会水産指導船
     「雄翔丸」 漁業監督吏員 戦後の漁業取締り

-15-

別章 漁民信仰と移り変わる漁業
 
 第一節 漁民の信仰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二〇九
  一 フナダマ信仰・・・・・・一二〇九  漁船に祀るフナダマサンの場所と
     形体 フナダマサンのご神体 フナダマサンにまつわる習俗
  二 エビス信仰・・・・・・一二一六  まずエビス盗みについて リョウス
     ケさん
  三 オオダマ信仰・・・・・・一二二〇  オオダマサンの形体と分布 オオ
     ダマサにまつわる習俗
  四 竜神信仰・・・・・・一二二四
 第二節 海の伝承的漁法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二二五
  一 タテボシ網・・・・・・一二二五
  二 カマダテ網・・・・・・一二三〇
  三 アイゴホミ漁・・・・・・一二三二
  四 ハゼツボ漁・・・・・・一二三六
 第三節 川と池の伝承的漁法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二三九
  一 ヤナ漁・・・・・・一二三九
  二 ウナギイシヅミ漁・・・・・・一二四一
  三 イタギ漁・・・・・・一二四五
  四 シバツケ漁・・・・・・一二四八
 第四節 櫓屋の技術と暮らし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二五一
      讃岐の櫓屋 櫓屋の移り変わり 櫓の製作工程と用具 櫓の種
      類 櫓作りの心得

-16-

 第五節 船大工の技術と暮らし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二六一 
      船大工の暮らし 木造漁船の造船工程と用具 木造漁船の移り
      変わり―船寸法と板図面から―
 第六節 四季の魚と漁撈・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二七一
  一 春の魚・・・・・・一二七一  イカナゴ ワカメ ハマグリ アサリ
     シャコ カレイ メバル タイ サワラ イカ サヨリ カワハ
     ギ キス アイナメ 
  二 夏の魚・・・・・・一二七七  タコ カマス エビ ママカリ イギス
     スズキ ハモ アナゴ トビウオ ヒラ ダス マナガツオ カ
     ツオ カタクチイワシ アコウ サザエ アワビ ベラ テング
     サ エイ アイゴ アジ シイラ
  三 秋の魚・・・・・・一二八四  ボウゼ チヌ サバ タチウオ ソウダ
     ガツオ シビ ハマチ イシダイ オコゼ ガザミ タナゴ コ
     ノシロ コチ クルマエビ イセエビ 
  四 冬の魚・・・・・・一二八七  ボラ ゲタ デベラ ニベ エソ フグ
     カサゴ ナマコ イイダコ マテ カキ ニシ タチガイ ミル
     ガイ トリガイ ノリ アオサ

 編集を終えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福田 勝・・・・・一二九三
 香川県漁業史編さん関係者名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二九七
 掲載写真及び提供者等一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三〇五
 参考・引用図書資料一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三一六