大正15年・昭和元年~9年(66K)


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底本の書名     香川県近代教育史年表(大正15年・昭和元年~昭和9年)
底本の編者    熊野勝祥
底本の発行者   香川県図書館学会
底本の発行日   平成18年1月20日
入力者名     片山 尭
校正者名     平松伝造 

登録日   2007年6月29日


      



●大正15年・昭和元年 丙寅 ●1926
 1・ 7 私立明善高女、学制頒布50周年記念事業として、
     図書館建設工事に着手(延坪138㎡平屋建)。
    (香川県政史年表)
 1・ 8~12 三豊郡上高野青年団、身体鍛錬会。(香川
    新報)
 1・ 9 ○文部省、「社会教育に有益な図書の認定規程」
    制定。
 1・10 第11師団下士候補養成所を設立。(香川新報)
 1・14 ○青年訓練施行に関して文政審議会答申。
 1・21 多度津中学校、松井丸亀歩兵第12連隊長等の査
    閲を受ける。(香川新報)
 1・- 第11師団派遣の兵士300余名の参加による、中
    等学校連合攻防演習実施。(高松百年史)
 2・ 7 県師範学校、講堂付近から出火、2階建て校舎
    1棟全焼。(香川県政史年表)
 2・ 8 県、「選奨生規程」を定め、鋭い才能を持つ児
    童の教育を奨助。(大阪朝日四国版)
 2・16 香川郡学校衛生研究会、立誠館で開催。(香川
    新報)
 2・20・21 丸亀市城乾尋高校、第6回動的教育研究会
    開催。(香川新報)
 3・20 古高松尋高校、児童の服装は男児約5%が洋服
     を、女児は全員和服を着用。(高松市史年表)
 3・21 国鉄高徳線、志度・讃岐津田間開通。(香川新
    報)
 3・22 讃岐国庁跡建碑を建立除幕。(香川県政史年表)
 3・26 県、優良選奨生98名中42名を選定、うち26名は
    学費補助を要する者として後日決定。(香川新
    報)
 3・30 ○市町村義務教育費国庫負担法を改正、国庫負
     担金を増額。
 3・- 県師範・女師卒業生を各郡市へ配当配置。(大
    阪朝日四国版)
 3・- 高松高商入学試験は難関となり、合格率12.25
    %で、神戸・名古屋高商に次ぐ全国第3位の難
    関となった。(香川新報)
 4・ 1 県小学校数、尋小校44校、尋高校174校、高小
    校2校、計220校。(香川県統計書)
 4・ 7 ○文部省、中等教員の不足に対応し、各府県に
    教員の案分比例配分を決定(総数1,275名・香
    川県分22名)。(香川県政史年表)
 4・15 県歯科医師会創立。(同上)
 4・20 ○「青年訓練所令」公布。
 4・22 ○「小学校令及び同施行規則」を改正(高等小
    学校の内容改善、幼稚園の規程削除等)。同時
    に改正の要旨、施行上の注意事項を訓令。
 4・ 2 ○「幼稚園令」公布。幼稚園令施行規則を制定。
 4・- 県師範学校、専攻科(1個学級)を設けて5月
    生徒募集。(香川県教育史)
 5・ 7 県立志度商業学校校舎落成。(香川県政史年表)
 5・14 県市視学会、「青年訓練所所則例、同実施要項」
    を決定。(香川新報)
 5・16 仲多度郡教育部会主催、小学校教育研究会を善
    通寺高女で開催。授業研究が盛んとなる。(香
    川新報)
 5・16 県、天然痘疑似症発生村に対し、伝染病予防法
    を適用、流行地における集会等を禁止。(香川
     県政史年表)
 5・17 県、青年訓練実施要項を定める。(香川県史年
    表)
 5・26 ○文部省、成人教育方法を発表。成人教育講座
    を拡充。
 5・26 浅利知事、郡市長会議において、郡長廃止後の
    措置、青年訓練所設置等を訓示・指示。(香川
    県史年表)
 5・27 ○「学校休操教授要目」を全面改正。
 5・27 県、青年訓練実施要項・青年訓練所則を例示。
     (香川新報)
 5・27 県、「青年訓練所規則」を制定。(香川県政史年
     表)
 5・28 県、高等小学校に、図画・手工・農業・実業、
     女子に家事が必修科目となったこと等について
     訓令。(香川県史年表)
 5・30 愛国婦人会香川支部主催、巡回児童健康相談を
    大川郡富田校ほか県下数校で実施。(香川新報)
 6・ 4 県教育会、農村思想の悪傾向矯正策として、第
    1項師範学校~第5項社会教育の諸項目を発表。
    (香川新報)
 6・19 社団法人香川県教育会香川郡部会設立を文部大
    臣認可。(高松市史年表)
 6・20~21 県歯科医師会主催、学校歯科講習会を県師
    範学校にて開催。(香川新報)
 6・22~24 県女師附属小学校は大正15年度学習研究会、
    各学年教育研究会要項を作成し、研究発表を募
    集して実施。(香川新報)
 6・25~27 大正15年度小学校特別研究会を県師附小に
    て開催、低・中・高学年と3日に分けて実施。
    (香川新報)
 6・26~27 第17回保育会総会、坂出幼稚園で開催。
     (香川新報)
 6・26 大正15年次簡閲点呼者数、15,741名。(香川県政
    史年表)
 6・30 県、公立青年訓練所として195所認可。(香川新
    報)
 6・- 『大川郡誌』を刊行。(同書)
 7・ 1  ○郡役所廃止。
 7・ 1 県庁機構を改編、学務部を置く(学務課・社会
    課・社寺兵事課)。(香川県史年表)
 7・ 1 高松市四番丁・築地両青年訓練所を開設。(高
    松市学事一覧)
 7・ 1 善通寺夜間中学校、第11師団下士候補養成所約
    40名、一般20余名が学び、修業証書授与式挙行。
    (香川新報)
 7・21 ○「一年志願兵及一年現役兵服役特例及び同施
    行規則」を制定(教練の成績検定とその合格者
    の在営機関短縮を定める。)。
 7・21~27 綾南青年団武道振興会、主基農業学校で夏
    期講習。(香川新報)
 7・22 青年訓練所指導講習会を丸亀歩兵第12連隊にて
    開催。(香川新報)
 7・- 呉海兵団海軍予備練習生141名の退団式で、粟
    島航海学校生が、全国6か校中各科第1位の好
    成績を占めた。(香川新報)
 8・ 6 ○日本放送協会設立。
 8・11~15 改正学校体操教授要目講習を高松高女にて
    開催。(香川新報)
 8・18 県、7月末現在の県下青年団・処女団結成状況
     発表。
(#表が入る)
        青年団        処女会
 団体数     194団         191団
 団員数   32,710名       22,031名
 所要経費  18,239円20銭3厘  11,278円72銭6厘
  (処女団員は、12歳以上25歳未満の者)
 (香川県政史年表)
 8・24 県、9月1日からの勤倹奨励強調期間の実行事
     項として、小・中学生は毎朝5時起床、始業30
    分前に登校するよう学校あて通達。(香川県史
    年表)
 8・27 県、7月末現在の教員数、2,875名、児童数
    122,720名と発表。(香川県政史年表)
 9・13~14 乃木将軍殉節15周年ならびに同銅像建設4
    周年例祭を、仲多度郡龍川村金蔵寺境内で執行。
    (香川県政史年表)
 9・18 県薬剤師会の設立を認可。(香川県政史年表)
 9・27 ○「陸軍現役将校配属学校教練査閲規程」を制
    定(大正14年の規程廃止。)。
 9・28 三浦実生が、第20代知事に就任。(香川県政史
    年表)
 9・- ○明治神宮体育会設立(明治神宮体育大会を主
    催)。
10・ 8 高松市教育懇談会を表誠館で開催、学生・青年
     の思想問題について宣言書発表を建議。(香川
    新報)
10・ 9 高松高等商業学校、開校式を挙行。(香川県政
    史年表)
10・15・16 県青年団大会を開き、県青年団綱領改定。
    県下青年訓練所へ額面用を配布。(香川新報)
10・17 県薬剤師会、発会式を高松市内町田村楼で挙行。
    (香川県政史年表)
10・26 融和団体の香川県一心会を結成。(香川歴史年
    表)
11・1~7 県教育会、体育展覧会を開催。(香川県教
    育会勤年史)
11・4~5 県初等教育体育研究大会を県師附小で開催。
    (香川新報)
11・ 5 香川郡香西尋常高等小学校、体育優秀校として、
    松平頼寿県教育会長が表彰。(高松市史年表)
11・11 ○内務・文部両省、女子青年団の指導奨励につ
    いて訓令。
11・14 県女教員会、第3回総会を県女師講堂にて開催。
    (女師坂女教育概要)
11・15~17 県、礼の教育研究発表会開催。(香川新報)
11・19 高松商品陳列所で国産愛用展を開催した。(香
    川歴史年表)
11・21 県、「幼稚園保姆検定及免許ニ関スル規程」を
    改正。(香川新報)
11・25~30 県処女会員第1回家庭講座を高松高女にて
    開催。(香川新報)
11・- 高松市立高松実科高等女学校、鉄筋コンクリ-
    ト造りの奉安殿を新築。(高松百年史)
12・1~5 木田郡青年訓練所、石井中佐の査閲実施。
     (香川新報)
12・ 3 県、処務細則で、社寺兵事課を兵事課に改め、
    青年訓練・軍事救護・学校教練に関する事項を
    加え、社寺に関する事項は社会課で扱う。(香
    川県史年表)
12・ 7 ○学校清潔方法を制定。
12・10 県立工芸学校から出火、第2・第3校舎、本館
    一部等焼失。(香川新報)
12・25 ○大正天皇崩御、皇太子裕仁親王践祚、昭和と
    改元。
12・25 知事官房から市町村長・中等学校長等に、大喪
    につき注意事項を、また昭和改元を通牒。(香
    川県史年表)
12・25 県学務部長、天皇崩御につき、各学校1日限り
    休業とし、奉悼の誠意を表す。(香川県史年表)
12・- 県工芸校の火災により高松市火災予防要項を作
    成し、当分日宿直を2名制とした。(香川新報)

●昭和2年 丁卯 ●1927
 1・12 高松高商、南米研究会を組続。(香川新報)
 1・13 ○文部省、昭和元年度各府県市町村立小学校教
    員待遇等を調査し、発表。(大阪朝日香川愛媛
    版)
 1・25 県、昭和天皇の朝見の儀に下された勅語謄本を
    各学校に移送して、奉読式を行った。(香川県
    史年表)
 1・27 ○「師範学校・中学校・高等女学校教員無試験
    検定許可規程」を制定。
 1・- 丸亀歩兵第12連隊入営者の、県下青年訓練所修
    了者罰305名は、大体成績良好と認められる。(香
    川新報)
 2・ 7 ○大正天皇の御大葬。(日本教育史年表)
 2・11 多度津町立明徳図書館が、県内図書館として初
    めて文部省から選奨を受けた。(香川県図書館
    史)
 2・13~18 県青年団主催、幹部講習会を金刀比羅宮図
    書館で開催。(香川新報)
 2・15~16 三浦知事、市町村長会で青年訓練趣旨普及
     徹底等を指示。(香川新報)
 2・18 高松市、明治26年市立高松尋常高等小学校創立
    以来、35年間の卒業生総数を5,028名、男2,962
    名・女2,066名と発表。(香川県政史年表)
 2・18~22 県、融和事業講習会を屋島山上源平旅館で
    開催。(香川新報)
 2・26~28 県処女会主催、市町村処女会幹部講習会を
    5か村で開催。(香川新報)
 2・- 香川郡、「青年訓練所研究会規定」を定め、研
    究会が発足。(香川新報)
 3・ 3 ○明治節(11月3日)を制定。
 3・11 高松高等商業学校第1回卒業式を挙行(卒業生
    102名)。(香川県政史年表)
 3・12 ○文部省、学生・生徒・児童身体検査に関する
    発育概評決定、標準を改定。(日本教育史年表)
 3・12~14 県立大川中学校第3・4学年生130名同盟
    休校。(香川県政史年表)
 3・15 ○金融恐慌が起こる(この後銀行休業続出)。
 3・15 琴平電鉄、滝宮-琴平間開通。(高松市史年表)
 3・23 仁尾町平石幼稚園で、アメリカ・世界児童親善
    会議から送られた青い目の人形歓迎会を開いた。
    (香川歴史年表)
 3・23・24 県処女会大会、県公会堂で開催。(香川新
    報)
 3・27・28 三豊郡青年団研究会を三豊中学校にて開催。
    (香川新報)
 3・30 ○「銀行法」公布。
 3・- 県教育会、『高等小学校用農業教科書』2巻を
    編纂発行。(香川県教育会50年史)
 4・ 1 ○「兵役法」公布(徴兵令廃止)。
 4・ 1  ○師範学校卒業者の短期現役兵服務期間を5か
    月とし、幹部候補生の在官期間短縮を定める。
 4・ 1 県立志度商業学校、甲種5年程に昇格。(香川
    県政史年表)
 4・ 3 高松市と松山市が鉄道で結ばれ、讃岐線を讃予
     線と改める。(高松百年史)
 4・20 ○三土忠造、文部大臣就任(香川県出身初の大
    臣)。
 4・20 ○保井コノ(香川県出身)、女性初の理学博士
    となる(昭和ニュース事典)(三土文相と同じ
    大川郡出身・県師範学校卒業者)。
 4・22 琴平電鉄、高松(現瓦町)~琴平間全線開通。
    (香川新報)
 4・29 ○大日本連合女子青年団創立(10月発団式・大
    会)。
 4・- ○大日本連合青年団と日本青年館合体。
 5・14 ○全日本連合教育会開会。
 5・17 元田敏夫第21代香川県知事となる。(香川県政
    史年表)
 5・15 財団法人鎌田共済会社会教育館開館。(鎌田共
     済会雑誌)
 5・21 綾歌郡坂出町立中央尋常高等小学校校舎改築・
    新築落成(香川県政史年表)
 5・22 ○全国小学校女教員会開会。文部省から、国民
    教育上女教員の特に留意すべき点について諮問。
 5・24 三土文相、母校香川県師範学校での歓迎祝賀会
    に臨む。(香川大学教育学部百年のあゆみ)
 5・24 県、昭和2年度義務教育費国庫負担金613,269
    円72銭を各都市に配分。(香川県政史年表)
 6・ 2 ○三土忠造、田中義一内閣の文部大臣から大蔵
    大臣に就任。(香川県政史年表)
    ○水野錬太郎文部大臣就任。
 6・ 5 鎌田共済会、社会教育館第1回講演会開催。講
    師野上京大教授等。(香川新報)
 6・20 ○ジュネープ海軍軍縮会議開催(~8.4全権斎
    藤実)。
 6・23 井上通女190年祭を丸亀高女講堂で挙行。(香川
    新報)
 6・25~26 県保育会、第18回総集会を高松市中央幼稚
    園で開催。(香川新報)
 7・ 1 郡役所を廃止。(香川県政史年表)
 7・ 6 県、実業補習学校数を発表(6月1日現在)。
        (香川県政史年表)
(#表が入る)
   学校数        202校
   市 立        (3)校
   町村立      (199)校
   在籍生徒数      19,490名
   男生徒     15,019名
    女生徒      4,471名
 7・11 文部省成人教育講座講師の米田法学博士が、香
    川県教育会図書館は他県に比を見ないと賛辞。
    (香川新報)
 7・24 県教育会、小学校教育研究費給与規定を定め、
     研究費の一部あるいは全部を補助。(香川新報)
 8・5~18 県師範学校、丸亀歩兵第12連隊にて軍事講
    習を開始。(香川新報)
 8・18 県、青年訓練所修了認定時数を通牒(ルビ ちょう)。(香川の
    歴史)
 8・20 第13回全国中等学校野球大会で、高松商業が広
    陵中学を5-1で破って優勝。(大阪朝日)
 9・ 3 高松高等小学校本館3階の八角塔(明治6年5
    月建築)を取り壊しのため、11日まで一般に縦
    覧。(香川県政史年表)
 9・12 沢田源一(前文部省書記官兼文部大臣秘書官)、
    高松高等商業学校長として着任。(香川県政史
    年表)
 9・13 県学務部長、市町村長に少年職業紹介事業施設
    の趣旨を述べ、適性に応じた就職指導をするよ
    う訓令。(香川県史年表)
 9・13 「少年職業紹介事業施設ニ関スル件」について
    通牒(ルビ ちょう)。(香川の歴史)
 9・- 木田郡下高岡校、少年火防団組織。(香川新報)
 9・- 陸軍・県が、豊島・柞田・林の3青年訓練所を
    成績優良により表彰。(香川新報)
10・ 1 融和団体の讃岐昭和会(会長知事)を設立。
    (香川県史年表)
10・ 1  三土忠造文部大臣就任記念碑、県師範学校校庭
    に建立。(香川県政史年表)
10・ 1 第8回勤倹奨励強調期間につき、節酒節煙、早
    起き、時間励行、公共設備愛用、金銭収支記帳、
    必要以外の品物不買、公会出席の実行を強調。
    (香川県政史年表)
10・ 2 県小学校女教員会、第4回総会を県女子師範学
    校で開催。(四国民報)
10・11 県、青年訓練所に規定日数の9割以上の出席者
    へ、精勤章を与える旨訓令。(香川県史年表)
10・24~29 県教育会、第1回出張受講習を広島高師で
    実施、48名参加。(香川県教育会50年史)
11・ 3 明治節を制定し、学校は児童生徒を参集し、祝
    賀式を行う。(香川県史年表)
11・10 小豆島中学校校舎落成。(香川県政史年表)
11・22 ○中学校・高等女学校・高等学校等の入学試験
    制度を改正(入試準備の弊害除去のため、内申
    書重視を指示)。
11・24 中等学校連合演習、高松市新川付近で実施。
    (香川新報)
11・25 ○「児童生徒ノ個性尊重及職業指導ニ関スル件」
    を訓令。
12・13 県中等学校長会、「中等学校入学試験制度改正
    要項」を示す。(香川新報)
12・17 県、10月1日現在の県下中等学校教員数を発表。
    教員数646名、うち無資格者150名。(香川県政
    史年表)
12・22 ○文部省に「中等教育調査委員会」を設置(中
    学校改革原案作成に従事)。
12・28 ○「公立学校職員制」・「市町村立小学校長及
    教員名称及待遇」を改正(奏任官待遇の員数を
    増加)。
    
●昭和3年 戊辰 ●1928
 1・ 6 高松自動車学校が、高松市西浜新町高松グラウ
    ンドに開校(県内自動車学校第1号)。(香川県
    政史年表)
 1・12 県、個性尊重の教育及び卒業後の職業選択、上
    級学校への進路選択に関して、適当な指導をす
    るよう市町村・各学校に指示。(香川県史年表)
 1・12 県、中等学校入学試験制度を改正。特定科目の
    筆記試験を廃し、口頭試問・身体検査の結果に
    より入学者を決定する旨訓令。(香川県史年表)
 1・20 ○「専門学校令」を改正(人格の陶冶・国体観
    念の養成・公私立専門学校に対し文部大臣の監
    督強化等)。
 1・20 県中等学校連合演習中に、銃器で負傷者を出し
     たので、県学務部長が射撃の軍紀を厳正にする
    よう通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 1・ 22 琴平参宮電鉄が、丸亀・坂出間の営業を開始。
    (香川新報)
 2・ 2 県育英会、創立以来昭和2年末までの貸費生数
     371名と発表。(香川県政史年表)
 2・ 4 県教育会主催、第1回県補習教育大会を表誠館
     で開催。(香川新報)
 2・ 7 内務省、綾歌郡端岡村国分の讃岐国分寺・国分
    尼寺を史蹟に指定。(香川県政史年表)
 2・11 香川県教育会図書館、文部省から全国優良館と
    して選奨。(香川新報)
 2・17 高松市立第一中学校の設立認可。(高松市史年
    表)
 2・20  ○普通選挙法による最初の衆議院議員選挙実施。
 2・22 県教育会岡内記念基金部主催、県下巡回民力涵(ルビ かん)
    養思想善導講演会を津田町を振り出しに、9か
    所で実施。(香川新報)
 2・24 ○「学校教練及青年訓練修了者検定規程」(陸
    軍省令)を制定。
 2・28 県立三豊農業学校、三豊郡笠田村に設立認可。
    4月1日開校、修業年限3か年。(香川県政史
    年表)
 2・29 高松市幼稚園保母会主催、音楽と舞踊の会を中
    央幼稚園で、講師野口雨情等で開催。(高松市
    史年表)
 3・ 9 各府県に初めて視学官1名を任命、角南元が就
    任。(香川県政史年表)
 3・10 四国電力、栗林公園前・高松駅間の複線電車軌
    道を完成。(香川新報)
 3・15 大川郡白鳥尋常高等小学校改築落成。(香川県
    政史年表)
 3・15 治安維持法違反による共産党員大検挙、県内で
    26名が検挙。(香川新報)
 3・20~ 5・10 高松市主催全国産業博覧会を、玉藻城
    内で開催。(高松市史年表)
 3・25 高松市教育部会、『讃岐の誇』刊行。(高松市史
    年表)
 4・ 1  ○算術教科書にメ-トル法採用。(日本教育史
    年表)
 4・ 1 高松市立高松第一中学校、高松高等小学校を仮
    校舎として開校し、入学式挙行。(高松市史年
    表)
 4・ 1 高松高商、専修科を新設。夜間商業高等補習教
    育を実施。(香川新報)
 4・ 7 小豆島中学校、県立へ移管(香川県史年表)
    (6.8移管式)。
 4・14~15 香川県図書館講習会を表誠館で開催。(香
    川県図書館史)
 4・17 ○文部省、思想問題に関して訓令。
 4・24~25 全国教育大会を高松市栗林公園内特設会場
    で開催。(香川県教育会50年史)
 4・- 小豆郡二生尋常高等小学校校舎増築落成。(香
    川県政史年表)
 4・- 県師範学校、第2部の修業年限を2か年に改め
    る。(香川大学教育学部百年のあゆみ)
 4・- 県教育会、『讃岐』を刊行。(香川県教育会50年
    史)
 5・20 井上記念館開館式と井上通女191年祭を挙行。
    (亀城のほとり)
 5・27 ○勝田主計、文部大臣に就任。
 5・29 県、警察・市町村・学校へ融和事業の推進を訓
    令。(香川県史年表)
 5・- 県教育会、『香川県郷土地図』を発行。(香川県
    教育会50年史)
 6・ 8 小豆島中学校が県立移管式を挙行。(香川県政
    史年表)
 6・23 県、「農村託児所設置補助規程」定める。(香川
     県史年表)
 6・27 県学務部長、各中等学校に学生・生徒の入場料
    等を必要とする運動競技には参加させないよう
    に訓令。(香川県史年表)
 6・29 ○「治安推持法」を改定。
 6・29 堀沢周安(高松高商講師)の作詞が、文部省募
    集の「明治節唱歌」に1等当選、賞金1,000円
    を受ける。(香川県政史年表)
 7・ 3 ○内務省、警保局に高等課を新設、保安課を拡
    充。
 7・ 6 ○文部省、製作活動写真‘フイルム’頒布規程・
    同貸与規程制定。
 7・10 思想警察繁多のため、県高等警察課から特別高
     等警察を分離独立し、思想・労働・出版の事務
    を所掌。(香川県政史年表)
 8・ 1~ 6 県、思想善導夏季大学講演会を明善高女・
    高松中学・多度津校で開催。(思想善導夏季大
    学講演要項)
 8・ 5 山田兼松(坂出町出身)、第9回オリンピック
    のマラソンに出場、第4位入賞。(香川新報)
 8・14 元田知事、市町村長会議において、高等小学校
    改善について、実業科教員の増員、就学率の向
    上(特に女子)、設備の改善を指示。(香川県史
    年表) また実業補習教育振興・幼稚園設置等
    について指示。
 8・- 梶原竹軒著『讃岐人名辞書』発刊(同書)
 9・18 ○文部省、師範教育調査委員会を設置。
10・ 1 高松高等商業学校内に、社会科学研究団体六武
    会結成(昭4年10月、学校から解散を命じられ
    る)。(香川県史年表)
10・ 4 ○「学齢児童就学奨励規程」を制定。
10・ 6~ 7 県教育会、御大礼記念県小学校成績品展覧
    全開催。(香川県教育全知年史)
10・ 6 県下164校、文部省から御真影を下賜され拝戴。
    (香川新報)
10・11 今上陛下御真影伝達式を県会議事堂で挙行。
    (香川県政史年表)
10・16~22 明治初年刊行物展覧会(図書館週間催し)。
    (香川県図書館史)
10・28 大川中学校講堂建築工事落成。(香川県政史年
    表)
10・29 県立盲学校・聾?学校、創立20周年記念式を挙
    行。(香川新報)
10・30 ○文部省、専門学務局に学生課を設置、学生の
    思想問題を分掌。直轄学校に学生主事・生徒主
    事を置く。
11・ 3 初の明治節。堀沢周安(元三豊中校長・高松高
    商講師)の明治節唱歌を歌う。(香川歴史年表)
11・ 5 県学務部長、3大節・明治節等の学校儀式にお
    いて、天皇皇后両陛下の御真影を奉掲するを原
    則とするとの文部次官通達を各学校へ移牒(ルビ ちょう)。
    (香川県史年表)
11・ 5~22 県学務部主催、県中小学校研究会を14会場
    にて開催。(大阪朝日香川愛媛版)
11・ 7 県教育会、国民教育体系案をまとめる。(香川
    新報)
11・ 9 東京六大学野球連盟主催全国中等学校選抜野球
    大会が、神宮球場で行われ、高松中学校が和歌
    山中学校を10対0で破り優勝。(高松市史年表)
11・10 ○昭和天皇即位の大礼。奉祝行事盛ん。
11・13 県、「児童就学奨励規程」を改正し、教科書・
    学用品・被服・食糧品費の2分のlを補助。
    (香川県史年表)
11・- ○NHKラジオ体操開始。(高松市史年表)
12・ 4 松平頼寿県教育会長、小豆郡大部校視察(県下
    小中学校を視察)。(香川県教育会50年史)
12・ 8~ 9 県主催、学業性行査定及び職業講習会を高
    松中学校にて開催。(香川新報)
12・10 ○御大礼後、教育に関する御沙汰発せられる。
12・14~15 県初等教育連合研究会、県師附小で開催、
    農業科について研究。(附小70年誌)
12・21 県、「成人教育講座規程」を制定。(香川新報)
12・21 木田部下高岡少年赤十字団結団式を下高岡尋高
    校で挙行。(香川県政史年表)

●昭和4年 己巳 ●1929
 1・ 8 県、「青年訓練所規程」を改正。入所を4月、
    年齢を16歳以上17歳末満の者とする。(香川県
    史年表)
 1・10 県、婦人会設置標準を市町村・学校へ訓令。
    (12日市町村婦人会準則を通牒)。(香川県史年
    表)
 1・17 県下小学校職員児童作成の御大典奉祝記念『讃
    岐写真帖御車のあと』(天皇皇后両陛下の県下
    行啓地60カ所を収録)が完成、献上。(香川県
    政史年)
 1・24 ○文部省、小学校における入学試験準備教育禁
    止を府県に通達。
 1・26 屋島尋高校、奉安殿新築工事が完成。(高松市
    史年表)
 1・27 平賀源内150年祭、志度町公会堂で執行。(香川
    県政史年表)
 1・27 県工芸研究所、高松市西浜新町に設置。(香川
    新報)
 1・- 『菊池寛全集』全12巻、平凡社発刊。(香川県
    史年表)
 2・ 6 県、中学校入学準備を目的とする特別教育・正
    規外時間学習の禁止を小学校等に通牒(ルビ ちょう)。(香川
    県史年表)
 2・ 8 県主催第1回市民講座を讃岐会館で開催。(香
    川新報)
 2・10 志度町、平賀源内顕彰会創設。(大阪朝日香川
    愛媛版)
 2・14 県教育会、岡内記念事業として、各郡教育部会
    に『教育辞典』l部3巻を寄贈。(香川県教育
    会50年史)
 2・- 平賀邸内に源内記念文庫創設。(大阪朝日香川
    愛媛版)
 2・- 県、御大典記念としそ財団法人香川県教育振興
    会を設立し、県教育事業の進歩改善を図る。
    (四国民報)
 3・ 5~ 7 県教育会、先哲遺品展覧会開催。(高松市
    史年表)
 3・ 6 讃岐先賢堂(表誠館前)、松平頼纉等7名、追
    祀鎮座祭を挙行。(四国民報)
 3・ 6 御大典記念財団法人県教育振興会、発会式を讃
    岐会館にて挙行。(香川県政史年表)
 3・13 小豆郡土庄町立土庄商業学校設置認可。(同上)
 3・16 県女子師範学校、工事落成式・卒業式挙行。
    (香川県政史年表)
 3・17 県、「青年団及処女会指導委員設置ニ関スル規
    程」を定める。(香川県史年表)
 3・18 県工芸研究所、工芸学校内に落成。(香川県政
    史年表)
 3・19 ○「学校医幼稚園医及青年訓練所医令」公布。
 3・28 ○「国宝保存法」公布。
 4・ 1 高松市立実科高等女学校、香川県高松実科高等
    女学校と改称。(高松市史年表)
 4・ 5 津田町立津田高等女学校が開校。(香川県政史
    年表)
 4・ 8 県教育会図書館、昭和3年度閲覧者66,984名
    (開館日293日)1日平均228名と発表。(香川県
    政史年表)
 4・21 県数学会創立総会、県師範学校で開催。(香川
    新報)
 4・28 三豊中学校、創立25周年記念図書館落成式挙行。
    (香川新報)
 4・29 高松高等女学校、東宮行啓記念館(仰光館)落
    成式挙行。(香川新報)
 4・29 第1回香川県町村処女会長会を県会議事堂で開
    催。(四国民報)
 4・- 豊浜町に私立藤村図書館を創設。(文部省年報)
 5・ 4~ 5 皇居で開催の御大典記念武道大会(天覧試
    合)において、剣道 植田・橋本、柔道 若沢・
    柏原の4氏が出場、好成績を収めた。(香川県
    政史年表)
 5・ 5 国産実用品愛用全国名産品展覧会、県商品陳列
    所で開催(~25日、6万人入場)。(香川新報)
 5・11 県立三豊高等女学校、御大典記念図書館落成。
    (香川県政史年表)
 5・11 県、「公立図書館補助規程」を制定、市町村立
    国書館の普及主内容充実を図る。(香川県図書
    館史)
 5・17 県、昭和4年度義務教育費国庫負担交付金581,
    251円43銭を各郡市に配分。(香川県政史年表)
 5・19 県教育会、中等教育部調査会、道徳教育を徹底
    させる方法を発表。(四国民報)
 5・20 三豊郡下高瀬村立高瀬尋常高等小学校校舎落成。
    (香川県政史年表)
 5・21~22 県教育会主催、第2回県補習教育大会を表
    誠館で開催。(香川県教育会50年史)
 5・22 県、小学校長及教員職務及服務細則を定め、規
    律厳守、教育進展に努めるよう指示。(香川県
    史年表)
 5・23 県、「公立学校及幼稚園職員雇傭員身体検査規
    程」を制定。(四国民報)
 5・28 ○文部省の師範教育調査委員会、師範教育改善
    案を決定。
 6・ 3 県学務部長、小学校建築の改善について、衛生
    室・静養室の特設、救急器具の取り付け、内務
    省式改良便所の設備等に配慮するよう市町村長
    に訓令。(香川県史年表)
 6・ 5 栗林公園内に動物園設立の件認可。(香川県政
    史年表)
 6・11 県女師満鮮旅行団、帰途大阪商船バイカル丸が
    仁川沖で遭難。全員無事帰国。(女師坂女教育
    概要)
 6・15 日下歯科医、香川郡鷺田校で児童の検査・治療
    の奉仕診療を実施。(四国民報)
 6・20 ○文政審議会、「中学校教育改善ニ関スル件」
    答申。
 6・29 ○文部省に女子教育調査委員会を設置(女子中
    等教育の刷新)。
 6・29 ○国宝保存会官制を公布。
 6・- 県、小学校長・教員は、勤務学校所在地に住み、
    他地域からの通勤を禁止。(四国民報)
 6・- 県学務課、御大典記念事業を調査、345事業が
    あった。(四国民報)
 8・- ○教員の俸給不払、減俸、解雇等全国で起こる。
 7・ 1 ○文部省、社会教育局を設置。社会教育官を置
    く。
 7・ 1 坂出成人学会発会式を、鎌田社会教育館で開催。
    (香川県政史年表)
 7・ 2 ○小橋一太、文部大臣に就任。
 7・ 5 坪井勧吉、第22代知事となる。(香川県政史年
    表)
 7・25~8・30 木田郡教科講習会を皮切りに、多くの
    夏期講習会が盛んに開催された。(四国民報)
 8・ 3 県、市町村に対し、昭和5年度予算は整理緊縮
    の方針(4年度比1割減)で努力すべき旨訓令。
    (香川県史年表)
 8・ 7 県学務部長、中小学校長に対し、運動競技会参
    加が生徒児童の学業修得の妨げや多額の出費、
    品性に悪影響を及ぼさないよう指導。(香川県
    史年表)
 8・17 県、「市町村巡視規定」を定める。(同上)
 8・29 県、地方財政の整理緊縮と一般県民の節約を推
     進する公私経営緊縮運動の計画要綱を市町村長
    へ通達。(香川県史年表)
 9・ 2 高松市立高松第一中学校、第一期工事がしゅん
    工。(高松市史年表)
 9・10 ○文部省、教化動員に関する件を訓令。
 9・14 「香川県教化動員計画要綱」を定め、国体観念
     明徴・国民精神作興に努め、勤倹力行を目標と
    した。(香川県史年表)
 9・15 津田町立津田高等女学校新築落成。(香川県政
    史年表)
 9・20 高松婦人会・同会処女部規則、同各支部処女部
    準則、同会何何支部処女部規則を作成し活動。
    (四国民報)
 9・20 高松市、連合委員会を開催、教化総動員の本旨
    徹底を図る。(香川新報)
10・ 7 愛国婦人会香川支部・高松婦人会合同主催、教
    化動員計画を目的の講演会を開催。(香川新報)
10・ 7 第1回県市町村青年団長会を県議事堂で開催。
    (香川新報)
10・20 県中等学校射撃会、西讃の石が鼻射撃場で挙行。
    (四国民報)
10・24 ○ニュ-ヨ-ク株式市場大暴落。(世界大恐慌
    始まる。)
10・25 大川郡では、青年訓練所と在郷軍人会の合同野
    外演習を津田町中心で実施。(四国民報)
10・29 ○文部省、学校看護婦設置を奨励、その職務等
    訓令。
10・- 三豊郡小学校教員、公私経済緊縮運動実行規約
    を決定し、実践に努める。(四国民報)
11・ 1~ 7 香川県教育会図書館、現代歌人短冊展・古
    書珍書展を開催。(香川県教育会図書館誌)
11・ 8 ○帝国教育会ほか教育関係21団体、教員定員削
    減・減俸に反対決議。
11・10 丸亀市図書館、設立認可を得、丸亀市教育部会
   が地鎮祭を開催。(香川県図書館史)
11・15 県教育会・教員の地位安定について建議。(四
    国民報)
11・27 ○「体育運動審議会規程」制定。
11・28 ○文部省、「中等学校入学者選抜ニ関スル件」
    通達。必要に応じ筆答試験も可。(日本近代教
    育年表)
11・28 綾歌郡山田尋常高等小学校落成。(香川県政史
    年表)
11・29 ○田中隆三、文部大臣就任。
11・30 県師附属小大礼記念児童館落成。(同校70年誌)
12・ 2 県立飯山農業学校御大典記念事業、民衆図書館
    開館。(香川県政史年表)

●昭和5年 庚午 ●1930
 1・ 1 栗林公園動物園が開園(香川県政史年表)
 1・16 県学務部長、小学校卒業者の上級学校進学につ
     いて、適性に免じ実業学校入学も勧奨するよう
    小学校長へ通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 2・ 5 木田郡古高松尋常高等小学校御大典記念事業講
    堂建築落成。(香川県政史年表)
 2・23~26 県教育会、第2回出張受講習を奈良女高師
    で実施、29名が参加。(香川県教育会50年史)
 2・28 高松中学校4年130名、ストライキ。(香川県政
    史年表)
 3・ 3~ 6 県主催、農村図書館講習会開催。(香川新
    報)
 3・ 6 県学務部長、生徒の思想問題について、公正穏
    健なる常識を涵(ルビ かん)養するよう適切な指導を中等学
    校長へ通牒。(香川県史年表)
 3・20 古高松尋高校で、女児1割セ-ラ-服、男児約
    50%が学童服を着用。(高松市史年表)
 3・31 ○文部省、小学校教員給与引下げの傾向に対し、
    地方長官に善処するよう要請。
 4・ 2 ○文部省、国民精神作興推進のため、市町村に
    社会教化委員会の設置を指導。
 4・ 8 ○工業学校・農業学校・商業学校・商船学校・
    水産学校各規程を改正。(高等小学校卒入学2
    年制の実業学校を認め、また学科目、教授時数
    を改正。)
 4・ 9 県、副業奨励規程を定める。(香川県史年表)
 4・13 ○全日本体操連盟創立。
 4・29 丸亀市図書館開館式挙行、丸亀市教育部会が経
     営。(香川県図書館史)
 4・- 敬愛幼稚園、高松市内町に開園。(高松市学事
    一覧)
 5・ 2 県立工芸学校、学科を金工・木工・漆工・建築
     の4科とす。(香川県史年表)
 5・ 2 県立香川農業学校専攻科規程を定める。(同上)
 5・17 ○「市町村義務教育費国庫負担法」を改正(国
    庫負担金を増額)。
 5・17 ○「小学校教科用図書翻刻発行に関する規程」
    を改正(共同販売所を廃止)。
 5・24~25 県教育会主催、第3回県補習教育大会を表
    誠館で開催。(香川県教育会50年史)
 5・- ○帝国教育会など10団体、師範教育改善促進連
    盟結成。
 6・ 7 栗林公園動物園に、プ-ルが完成。(香川新報)
 6・ 7 県、市町村に対し、予算編成・執行につき、市
    町村財務の整理刷新を図るよう訓令。(香川県
    史年表)
 6・12 ○内務省、地方財政の節約を指令。
 6・12 坪井知事、市町村長会議で、県外移住の奨励を
    訓示、義務教育費国庫負担金増額・国産品使用
    奨励・その他注意。(香川県史年表)
 6・17 県、融和促進のため、「生業資金貸付規則」を
    定める。(香川県史年表)
 6・- 香川県師範学校、大礼記念図書館が落成。三土
    文庫・松崎文庫等を収納。(香川県図書館史)
 7・10 県立農事試験場、仏生山町百相へ新築移転。
    (香川県政史年表)
 7・26~8・4 理科実験講習会を開催。(香川県教育
    会50年史)
 7・- ○小学校教員減俸運動が全国に拡大。(四国民
    報)
 8・ 1~10 高松市中央幼稚園、郊外保育実施。(四国
    民報)
 8・ 5 県、官公署・団体・学校が提携して、国産愛用
    計画を樹立するよう通牒(ルビ ちょう)。(香川新報)
 8・28 県内務部長・学務部長、不景気を理由に小学校
    教員給与の減額は、国民教育上憂慮すべきこと
    であり、軽挙のないよう市町村長に通牒(ルビ ちょう)。(香
    川県史年表)
 8・28 県、不景気対策として、小学校の学級整理を企
    てることのないよう通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 9・ 1 「図書推薦規程」を制定。
10・ 5 『古高松村誌』刊行。(香川県政史年表)
10・30 教育勅語渙(ルビ かん)発40年記念に、知事は孝子・優良実
    業学校・教育功労者・各種功労者等を表彰。
    (香川県史年表)
11・ 6~ 7 香川県教育会図書館、浮世絵版画展覧会を
    開催。(香川県教育会図書館誌)
11・ 8 県、昭和5年度市町村義務教育費国庫負担金
     346,822円60銭を各市町村に配当。(香川県政史
    年表)
11・17 県内務部長、国産品奨励について品目を列挙し、
    市町村が外国品購入の場合、理由を述べ知事の
    承認を受けるよう通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
11・20 ○文部省、女子中等教育調査委員会「高等女学
    校教育改善案」を発表。
11・20~21 香川県教育会、教育方針及施設要項を決議。
    (香川県教育会報)
11・28 ○近視予防のため、教科用図書検定標準改正。
11・29 香川県教育会、第1回学校衛生研究大会を開催。
    (香川県教育会50年史)
11・29 大日本武徳会香川支部武徳殿、高松市西内町に
    落成、第22回武徳祭挙行。(香川県政史年表)
11・- 県教育会、巡回映画部設置決議。(同会50年史)
12・ 2 県内務部長、市町村長へ昭和6年度予算は5年
    度に比し、一段と整理節約の編成を通牒(ルビ ちょう)。(香
    川県史年表)
12・17 国勢調査による全国失業者322,527、うち香川
    県は2,182名(0.68%)。(香川県史年表)
12・22 ○青年団体、文部省所管となる。
12・23 ○文部省、家庭教育振興について訓令。
12・27 県会、屋島・小豆島を中心とする国立公園を速
    やかに指定するよう内務大臣への意見書を議決。
    (香川県史年表)
12・28 ○文政審議会、「師範教育改善ニ関スル件」答
    申。
12・31 高松高等小学校、3棟12教室焼失。(四国民報)
-・- 県女師附小、郷土資料を収集し、郷土室を設置。
    (女師・坂女教育概要)
-・- 梶原竹軒著『古今讃岐名勝図絵』を刊行。(香
    川県史年表)
この年 ○世界恐慌日本にも波及し、米価・農作物大暴
    落し、農村の危機深刻化、労働争議続出。
    県人口732,816名、世帯数150,153戸(香川県史
    年表)

●昭和6年 辛未 ●1931
 1・10 ○「師範学校規程」全面改正(本科第2部の修
    業年限を2年とす。基本科目・増課専修科目の
    制を設ける。法制及び経済を改め、公民科を置
    く等。)
 1・10 ○「中学校令施行規則」全面改正(第1種・第
    2種の課程を置く。法制及び経済を改め、公民
    科を置く。)。
 1・15 三豊中学校、創立15周年記念図書館・講堂落成。
    (香川県政史年表)
 1・20 ○実業学校公民科教授要目を制定。
 1・23 県育英会、明35~昭5年間、貸費生総数571名
    と発表。(香川県政史年表)
 1・27 古高松尋常高等小学校、奉安殿完成。郷土室を
    設置し、郷土教育の声が高まる。(高松市史年
    表)
 1・28 県、各市町村長へ教員減棒を絶対にしないよう
    通牒(ルビ ちょう)。(大阪朝日香川版)
 1・- 県教育会、障害児教育方針施設要項を示す。
    (香川県史年表)
 2・ 3 県、教員初任給3円引き下げ発表。(大阪朝日
    香川版)
 2・ 4 県青年訓練所研究会、高松市の立誠館で開催。
    (大阪朝日香川版)
 2・ 7 ○「中学校教授要目」を改正。
 2・19 ○小学校教科用図書用紙標準を定める。
 2・21 三豊郡豊浜町公会堂落成。(香川県政史年表)
 3・ 1~ 4 県主催家庭講座を高松高女記念館で開催。
    (大阪朝日香川版)
 3・ 4 第11師団、県学術教練研究会を県議事空で開催。
    (大阪朝日香川版)
 3・ 5 県農事試験場の香川郡仏生山町へ移転に伴い、
    香川県立実業補習学校教員養成所も同町へ移転。
    (香川大学教育学部百年のあゆみ)
 3・10 県、3月10日を植樹日と定める。(香川県史年
    表)
 3・10 県参事会、「一太郎やぁい」の岡田親子に、終
    身年金120円の交付を決定。(香川県政史年表)
 3・11 ○「師範学校教授要目」を全面改正。
 3・17 観音寺町立観音寺商業学校、県立移管と公民科
    加設が許可。(香川県政史年表)
 3・17 県小学校児童貯蓄人員89,107名、預金総額
    926,738円20銭、児童1人平均1円40銭と発表。
    (香川県政史年表)
 3・26 衆議院、四国に国立総合大学設置に関する建議
    案を議決。(香川県史年表)
 3・28 第1回坂出成人学会修了式を、鎌田共済会社会
    教育館講堂にて挙行。(鎌田共済会雑誌)
 3・31 ○地租法公布(課税規準を地価から賃貸価格へ
    改正)。
 3・- ○全国各地で教員多数整理される。
 4・ 1 県師範学校学則改正、本科第1部200名、同第
    2部120名、専攻科40名とする。(香川県史年表)
 4・ 1 県女子師範学校学則改正、本科第1部200名、
    同第2部80名、専攻科30名、第2部修業年限2
    年。(香川県史年表)
 4・ 1 県立中学校学則改正。生徒定員を、高松1,000
    名、丸亀・三豊・大川各750名、多度津・小豆
    島各500名。(香川県史年表)
 4・ 1 県教育会、巡回映画部新設。(香川県教育会50
    年史)
 4・ 5 県、社会教育主事廃止につき訓令。(香川県史
    年表)
 4・ 9 本年この日までの県下流行性感冒患者数16,581
    名、うち死者331名。(香川県政史年表)
 4・16 県学務部長、各学校長・青年訓練所主事・青年
    団長等に、天皇・皇族の御真影奉掲の新聞・雑
    誌の取扱いに十分注意するよう通牒(ルビ ちょう)。(香川県
    史年表)
 4・23 ○「実業学校修身教授要目」を制定。
 4・27 明善高女、専攻科卒業生に対する師範学校・高
    等女学校裁縫科教員無試験検定の件認可。(香
    川県政史年表)
 5・ 5 木田郡牟礼村、栗山堂講堂改築落成。(同上)
 5・14 県、昭和6年度義務教育費国庫負担金643,610
    円66銭を各市町村に割当て。(香川県政史年表)
 5・19 県学務部長、町村長・中小学校長・警察署長に
    対し、社会福祉増進に寄与している方面委員に
    一層配慮するよう通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 5・23 ○帝国教育会総会開催、減俸反対を声明。
 5・27 ○「公立学校教員俸給令」等を改正し、減俸を
    実施。
 5・27 徳島県図書館協会の呼びかけで、第1回四国図
    書館協議会を徳島県立光慶図書館にて開催。
    (徳島県立図書館70年史)
 6・ 5 キリシタン灯ろうを高松市中野町渋柿地蔵境内
    で発見。(大阪朝日香川版)
 6・ 6 香川県師範学校、給費制廃止、給費制は貧困者
    指定に限られる。(香川大学教育学部百年のあ
    ゆみ)
 6・ 8 坪井知事、県中等学校長会議にて、生徒の風紀
    取締り、学資の節約・家庭教育の振興・女子の
    農業教育について訓示。(香川県史年表)
 6・ 8 県中等学校長会、県中等学校体育協会を組織。
    (四国民報)
 6・17 ○小学校令施行規則を改正。(小学校教員減俸)
 6・21 日露戦争出征美談「一太郎やぁい」の岡田かめ
    銅像が、多度津町桃陵公園に建立除幕。(香川
    県政史年表)
 6・23 ○「学校歯科医及幼稚園歯科医令」公布。
 6・23 ○文部省、学生思想問題調査委員会設置。
 6・27 高橋雄豺、第23代知事に就任。(香川県政史年
    表)
 6・- 県師附小の県初等教育研究会、『讃岐の誇』を
    発刊。(附小70年誌)
 6・- 香川不抱(新詩社派歌人)の書簡・写真発見。
    (大阪朝日香川版)
 7・ 5 県女教員会第8回総会、県女師校で開催。(女
    師坂女教育概要)
 7・25 高松実務学校、高松市藤塚町香川郡役所跡に開
    校。(香川県政史年表)
 7・25~28 高松市教育部会主催、珠算・書方について
    の夏期講習会を四番丁校で開催。(大阪朝日香
    川版)
 8・ 5 ○文部省、学制改革大綱案を発表(国民学校案
    が出る)。(四国民報)
 8・11 県、「授業料減免規程」を定める。(四国民報)
 8・23 橋本仙太郎元鬼無小校長、女木島山頂の洞窟を
    「桃太郎童話」と結び、創作『鬼ケ島』発表。
    (香川県政史年表)
 8・28 ○文部・大蔵・内務3省の連合会議において、
     師範学校給費制度の廃止、小学校教員昇給制度
    改正決定。
 9・ 1~ 7 県立粟島航海学校生徒、ストライキ。(香
    川県政史年表)
 9・ 2 ○文部・大蔵・内務3省の連合会議において、
    小中学校教員の初任給引き下げを決定。
 9・ 2 広島・岡山を加えた3県合同の、瀬戸内海国立
    公園期成同盟会が誕生。(高松百年史)
 9・18 ○満州事変起こる。
10・ 1 ○全国中等学校556校、生徒数34,403名、中途
    退学者1か年30,323名。(四国民報)
10・ 9 高橋知事、県中等学校長会で、教職員を郷土研
    究に精進させるよう指示。(香川県史年表)
10・16~17 県立高松商業学校、創立30周年記念行事と
    して全国土産品展を讃岐会館で開催。(四国民
    報)
10・17 ○橋本中佐らにより、軍部内閣樹立のク-デタ-
    計画、未遂。(10月事件・錦旗革命事件)。
10・21~22 県女師附小主催の県初等教育連合研究会、
     郷土教育を主題として開催。(附小70年誌)
10・24 ○国際連盟理事会、日本に対する満州撤兵勧告
    案を13対1で可決。
10・- ○財政緊縮に伴う学校の整理・廃止に、反対運
    動が起こる。
11・ 1~ 3 高松高女創立40周年記念「母のため子のた
    め展覧会」を開催。(四国民報)
11・ 2~ 7 香川県教育会図書館、愛書趣味蔵書展覧会
    を開催。(香川県教育会図書館誌)
11・ 8 小学校教員互助会総会、明善高女で開催。(四
    国民報)
11・15 県連合婦人会創立総合・発会式を明善高女にて
    挙行。(香川県政史年表)
11・18 史蹟名勝天然紀念物保存法により、屋島を史蹟
    に指定。(香川県史年表)
11・29 第3回県小学校音楽会、県女子師範学校講堂で
    開催(48演技)。(女師坂女教育概要)
11・- 県師附小国史研究部、国史対照香川県郷土史年
    表を発行。(附小70年誌)
12・13 ○鳩山一郎、文部大臣に就任。
12・13 三土忠造、犬養内閣の商工大臣就任。(香川歴
    史年表)
12・15 山下谷次(仲多度郡十郷村出身、東京商工学校
    長)文部省参与官就任。(香川歴史年表)
12・18 伊藤昌庸、第24代県知事に就任。(香川県史年
    表)
12・- 高松市四番丁尋常小学校、名所旧跡巡り高松
    「いろはカルタ」を作り、郷土教育に資す。(四
    国民報)
12・- 小学校教員赤化事件起こる。(大阪朝日香川版)
この年 ○学生の思想事件395件、処分者991件。
    県人口742,645名、世帯数149,465。(香川県史
    年表)
 
●昭和7年 壬申 ●1932
 1・ 9 香川新報・高松放送研究会主催によるラジオ展
    覧会を三越高松支店で開催。(香川新報)
 1・12~15 県主催、町村図書館経営研究座談会を県下
    4か所で開催。(図書館雑誌)
 1・19 県、県下の医師数440名、歯科医師数153名、薬
    剤師119名、産婆504名、無医村51村と発表。
    (香川県政史年表)
 1・22 高松職業紹介所取扱いで、デパ-ト店員・理髪
    店・美粧店・タイピスト等、婦人の社会進出が
    めざましい。(大阪朝日)
 2・ 1 ○「学校医職務規程・学校歯科医職務規程」を
    制定。(「学校医ノ資格及職務ニ関スル規程」を
    改正)。
 2・ 4 伊藤知事、県中等学校長会にて、教授法の改善、
    思想問題への注意、教師と生徒の接触機会を多
    くすること、中国問題・経済問題に関して興国
    的思想の涵(ルビ かん)養を指示。(香川県史年表)
 2・ 6 伊藤知事、県小学校長会で、児童の体育運動・
    学校衛生に留意すること、職員の思想傾向を監
    察して児童教育に悪影響のないよう指示。(香
    川県史年表)
 2・12 県東部青年大会、屋島グランドで開催、行軍・
    閲兵・分列行進、突撃訓練を実施。(香川県史
    年表)
 2・19 ○高等女学校及び実科高等女学校に公民科を設
    ける。(高等女学校令施行規則改正)
 2・24 善通寺高女4年生以上l00名、仲多度郡吉原射
    撃場にて、初めて射撃訓練を実施。(香川県政
    史年表)
 2・24 高松高商、寮生がストライキ。(香川歴史年表)
 2・25 県西部青年大会、善通寺練兵場で開催。(同上)
 3・ 1 満州国、建国宣言を発表。
 3・ 3 県学務部長、学校・在郷軍人会・青年訓練所等
    で、兵器払下希望者に、払下要領を通牒(ルビ ちょう)。(香
    川県史年表)
 3・23 県警察部、カフェ-・バ-の取締標準を通達、
    官公署・学校・病院の近くでの営業に歌舞音曲
    を禁止、その他を規定。(香川歴史年表)
 3・25 県、昭和6年度教育費県費補助金総額7,200円
    を市町村に配分。(香川県政史年表)
 3・28 ○野球の統制並びに施行に関して訓令。
 3・28 県学務部長、全国融和事業協議会(2月29~3
    月1日)の協議事項、昭和7年度の方策等を移
    牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 4・ 1 「香川県基金規程」を改正。基金は賑恤(ルビ しんじゅつ)救済・
    栗林公園・工芸学校・援護・粟島航海学校・小
    学校教員待遇補助・就学奨励・男女青年団体事
    業奨励の8基金とした。(香川県史年表)
 4・ 1 鷺田・一宮・多肥・大野の4か村組合立中央実
    業公民学校が、香川郡中央高等小学校内に開校。
    (高松市史年表)
 4・ 1  ○文部省、野球統制臨時委員会、小学校の野球
    対外試合について4条件を指示。(四国民報)
 4・13 壮丁受検者心得を通牒(ルビ ちょう)。(香川の歴史)
 4・22 県映画教育連盟創立総会、県会議事堂で開催。
    (香川県政史年表)
 4・25 三豊郡二宮村二ノ宮窯跡、国の史蹟指定。(香
    川新報)
 4・- 県教育会、実業補習学校『新主義数学教科書』
    2巻編纂発行。(香川県教育会50年史)
 5・ 2 ○学生思想問題調査委員会、思想対策について
    答申。
 5・ 5 県学務部長、市町村長へ社会教育振興をますま
    す促進するよう通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
 5・ 5 県、昭和7年3月県下尋常小学校児童数17,069
    名、うち中等学校進学者2,851名、高等小学校
    へ10,486名進学と発表。(香川県政史年表)
 5・ 8 第12回全国女教員大会、帝国教育会館にて開催。
    (四国民報)
 5・10 ○内務省警保局による発売禁止出版増加。(四
    国民報)
 5・15 ○陸海軍青年将校、総理大臣宮邸その他を襲撃、
    犬養総理大臣を射殺(5.15事件)。
 5・17 ○市町村立小学校長及び教員名称及び待遇を改
    正。小学校長を奏任待遇としうる範囲を拡張。
 5・18 ○夜間授業を行う中学校に類する各種学校(い
    わゆる夜間中学校)卒業者に、専門学校入学の
    道を開く。
 5・20 香川郡香西尋常高等小学校校舎落成。(香川県
    政史年表)
 5・31 讃岐学園、高松市西浜新町に新築移転。(香川
    県政史年表)
 6・ 2 ○全国連合教育会、義務教育費国庫負担金増額
    について貴衆両院に請願。
 6・25 県女師附小主催、学習研究会を開催。(女師坂
    女教育概要)
 6・25 讃岐郷土研究会、『讃岐郷土玩具考』を刊行。
    (高松市史年表)
 6・28 君島清吉、第25代香川県知事就任。(香川県史
    年表)
 6・29 県、小学校教科書の無検定、検定不合格のもの
    使用を厳重に取り締まるよう各学校長に通達。
    (香川県史年表)
 7・ 7 ○水産学校長協会、水産教育の振興に関する意
    見書を文部大臣に提出。(日本教育史年表)
 7・10 県民献金の「香川号」(軽爆撃機)の命名式を
    善通寺練兵場で開催。(香川の歩み)
 7・29~30 日本中等教育数学総会を開催、研究討議・
    見学等を実施。(香川県教育会50年史)
 7・27 ○農漁村の欠食児童20万突破(文部省調査先表)。
 7・- 石井宣一・大西美博共著『香川県郷土地理』を
    上田書店から発刊。(同書)
 8・13 県、欠食児童数を1,150名と発表。(貧困による
    260名、その他の理由339名、貧困による栄養不
     良854名、その他300名)。(香川県政史年表)
 8・14 遊佐正憲(県出身)等、ロサンゼルス第10回オ
     リンピック大会の水泳800mリレ-において、
    8分58秒4の世界新記録で優勝。(香川新報)
 8・20 県、児童就学奨励規程を改正。(四国民報)
 8・23 ○文部省、危険思想根絶・日本精神文化開明の
    ため国民精神文化研究所を設置。(日本教育史
    年表)
 8・30 ○「師範学校中学校高等女学校教員検定規程」
    制定。
 8・- ○文部省、思想問題講習会を各地で開催。(教
    員の思想対策)。
 9・ 5 ○国民自力更生運動を開始。
 9・ 6 ○「市町村立尋常小学校費臨時国庫補助法」公
    布(9.20施行規程を制定)。
 9・ 7 ○文部省、欠食児童増加に対処し、学校給食実
    施の趣旨徹底方並びに学校給食臨時施設方法に
    関し訓令。
 9・ 9 文部省主催第7回成人教育講座を高松高商にて
    開催(lか月)。(四国民報)
 9・ 9 軍艦龍田(坂出港寄港)艦上軍事講習開催。
    (四国民報)
 9・12~10・2 県主催、主席訓導講習会を県師範学校
    で開催。(四国民報)
 9・15 ○日満議定書に調印、満州国を承認。
 9・23 県学務課、国民更正運動懇談会を開催。(四国
    民報)
10・ 2 ○政府、国際連盟の満州国調査委員報告書(リッ
    トン報告書)を公表。
10・ 5 県、「結核患者救済規程」を定めた。(香川県史
    年表)
10・ 8 丸亀市立商業学校落成式(県初の鉄筋コンクリ-
    ト校舎)。(香川県政史年表)
10・ 9 瀬戸内海国立公園指定が内定。(香川県政史年
    表)
10・15 県、県内の欠食児童1,796名に臨時給食開始(1
    食分4銭程度)。(香川県政史年表)
10・16 県、「臨時児童就学奨励規程」を定め、学校給
    食に要する経費を計上し、就学奨励に資す。
    (四国民報)
10・21 県学務部長、瀬戸内海国立公園指定を前に区域
    の風景保護に努めるよう市町村長に通牒(ルビ ちょう)。(香
    川県史年表)
10・24 県学務部長、各学校長に対し、10月30日には毎
    年勅語奉読式を行うようとの文部次官通達を通
    牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
10・28 高松商業、ストライキが起こる。(香川県政史
    年表)
11・ 1 高松市二番丁校、欠食児童及び栄養不良児救済
    のため、、学校給食を開始。公費給食24名。(高
    松市史年表)
11・ 5~ 6 香川県教育会図書館、ホトトギス派俳人短
    冊展を開催。(香川県教育会図書館誌)
11・11 県立工芸学校、初代校長納富介次郎銅像を同校
    庭内に建立除幕。(香川県政史年表)
11・12~12・4 今川嘉三郎訓導(高松市二番丁校)
    「都市数育としての高松市の観点」を12回連載。
    (四国民報)
11・16 県、市町村義務教育費補助、昭和7年度後期分
    は、340,931円7銭を県下市町村に割当交付。
    (香川県政史年表)
11・25・26 県師附小主催で県初等教育連合研究会、労
    作教育を主題として開催。(附小70年誌)
12・17 ○児童生徒に対する校外生活指導に関して訓令。
12・21 明善高女5年生10名が、三越高松支店でアルバ
    イト(四国で初のアルバイト)。(香川県明善学
    園50年史)
12・24 ○「体育運動審議会官制」を制定(訓令による
    従前の審議会を改組)。
12・25 木田郡木太尋常高等小学校舎落成。(香川県政
    史年表)
12・- 県青年訓練大会4か所で開催。(四国民報)
この年 県人口751,563名、世帯数l50,785戸(香川県政
    史年表)

●昭和8年 癸酉 ●1933
 1・ 7~ 9 県教育振興会主催、第2回県小中学校教員
    創作品展覧会を開催(1千数百点出品)。(大阪
    朝日香川版)
 1・11~15 県主催男女青年団製作品展覧会、三越高松
    支店で開催。(香川県政史年表)
 1・21 県学務部、学校給食実施方法要項を各小学校へ
    通牒(ルビ ちょう)。農山漁村の疲弊と中小商工業者の窮迫生
    活にかんがみ、学校給食の実施を促進。(大阪
    朝日香川版)
 1・21 三豊部大野原尋常高等小学校、裁縫室から出火。
    校舎4,950㎡を焼失。(香川県政史年表)
 1・25 ○鳩山文相、紀元節を期し、憲法発布勅語の奉
    読・訓話に関する件を通達。(四国民報)
 1・28 県学務部長、中等学校においては紀元節の挙式
    に、教育勅語・憲法発布の勅語奉読と訓話を行
    うよう学校長に訓令。(香川県史年表)
 1・- 丸亀市立城坤尋常小学校、ラジオ教育の実施を
    図り、ラジオ拡声器等の設置を開始。(大阪朝
    日香川版)
 2・ 1 「香川県女子師範学校学則」を改正し、附属幼
    稚園設置を規定。(四国民報)4月10日入園式。
 2・ 1 桑島安太郎著『香川県地誌・地文編』県教育図
    書から刊行。(香川県政史年表)
 2・ 3 大川郡志度尋高校講堂落成式。(四国民報)
 2・ 6 丸亀市の藤井高等女学校、3月限りで廃止を文
    部省認可。(香川県史年表)
 2・11 紀元節記念事業の郷土教育研究奨励金交付につ
    いて、綾歌郡陶・山田尋高校が受賞。(大阪朝
    日香川版)
 2・11 県教育振興会、県下小中学校等の児童・生徒の
    善行者681名を表彰。(四国民報)
 2・15 『高松市史』(旧版)を刊行。(香川県政史年表)
 2・15 ○文部省、社会教育調査委員会を設置。
 2・18 県教育会、第1回教育座談会「本県中等教育の
    施設を如何に見るか」を実施。(香川県教育会
    50年史)
 2・24 ○国際連盟、日本軍の満州撤退勧告案を採決
   (日本代表 松岡洋右退場)。
 3・ 3 高松8.3.3事件が発生、県警察部特高課が高松
    高商生ら70名を共産思想取り締まりに関連して
    検挙。(香川県政史年表)
 3・27 ○国際連盟を脱退(詔書発布)。
 3・29 ○「米穀統制法」・「外国為替管理法」公布。
 4・ 1 ○「重要美術品ノ保存ニ関スル法律」を公布。
 4・ 1 ○「児童虐待防止法」公布。
 4・ 1 山川明善高女校長が提唱し、高松教護連盟を結
    成。(四国民報)
 4・ 1 県立工業試験場建築完工(高松市花ノ宮町)。
    (香川県史年表)
 4・ 1 県産業組合青年連盟発会式を県会議事堂で挙行。
    (香川県政史年表)
 4・ 7 県学務部長、市町村長・各学校長にあて、国際
    連盟脱退に際する詔書換発に関し、趣旨徹底を
    訓令。(香川県史年表)
 4・21 県学校歯科医会設立協議会を開催、会則を決議
    し発足。(四国民報)
 4・- ○小学国語読本・尋常小学算術、など新編集の
     小学校国定教科書使用開始。
 4・- 県海外移住組合が木田農業学校内に、県植民講
    習所を附設。(香川県史年表)
 5・ 5 ○「少年教護法」公布。(昭9.10施行。)
 5・10 ○教科用図書の検定調査標準並びに不検定図書
    について規定。(日本教育史年表)
 5・25 君島知事、警察署長会議で、左右両翼思想関係
    の出版物取り締まりと、新聞雑誌その他出板関
    係者との協調を緊密にし、国体思想の善導を訓
    示。(香川県史年表)
 5・27 県、昭和7年度小学校給食状況を発表。延べ日
     数は、16,900日、延人員 無料412,769名、有料
     322,634名、計735,403名、経費 無料16,063円11
    銭、有料16,131円70銭、計32,194円81銭。(香川
    県政史年表)
 5・- ○融和教育調査委員会、「融和事業に関する教
    育的方策要項」発表。(日本教育史年表)
 6・ 3 大川郡長尾尋常高等小学校講堂兼公会堂落成。
    (香川県政史年表)
 6・ 5 綾歌郡滝宮尋常高等小学校講堂落成。(同上)
 6・ 7 香川郡教育部会、郡学校衛生研究会を仏生山公
    会堂で開催。(四国民報)
 6・11 伊賀小四郎頒徳寿碑、香川郡川岡村奈良須池畔
    に建立除幕。(香川県政史年表)
 6・15 知事、市町村長会で農山漁村経済更生・国民更
    正運動等のほか・青年訓練振興を指示。(香川
    県史年表)
 6・21 高松市四番丁校構内の時鐘楼取り壊し作業着手。
    (香川県政史年表)
 6・22 鎌田共済会図書館、郷土薬用植物の標本と目録
    を作成。(鎌田共済会雑誌)
 6・23 木下義介が第26代県知事に就任。(香川県史年
    表)
 6・25 県、「社会教育委員設置規程」を制定、市は25
    名以内、町村は15名以内の委員を委嘱。(香川
    県史年表)
 7・ 1 ○「図書館令」、「公立図書館職員令」を改正。
 7・ 2 高松理髪組合の施設青年訓練所開所式を表誠館
    にて挙行。(香川県政史年表)
 7・ 8 ○文部省、『非常時卜国民ノ覚悟』を、外務・
    陸軍・海軍各省と共同編集し、学校・社会教化
    団体に配布。
 7・12 木下知事、小学校長会にて教員が思想事件に関
    与しないこと、実業教育の奨励等について訓令。
    (香川県史年表)
 7・12 大川郡石田尋常高等小学校講堂兼公会堂が落成。
     (香川県政史年表)
 7・13 県知事、県中等学校長会で教員の政治結社加入
    禁止、社会・思想問題、また生徒の思想・社会
    問題の中正穏健なる識見涵(ルビ かん)養について訓令。
    (香川県史年表)
 7・20 ○師範教育改善促進連盟、師範学校を3年制の
     専門学校程度とすることを決議。
 7・21 県、小学校児童の校外生活指導において、敬神・
    崇祖・社会奉仕・、協同互礼・勤労愛好等の精神
    を養うよう各学校長に通達。(香川県史年表)
 7・28~8・2 文部省実業教員夏期講習会商業部を、
    高松高商にて開催。(四国民報)
 7・- 県女子師範学校、『讃岐文芸読本』を刊行。(香
    川県史年表)
 7・- 赤松景福『讃岐俗謡集』刊行。(香川県史年表)
 8・ 1~ 4 国語教育夏期講習会、県師範附小で開催。
    (四国民報)
 8・ 5 県立農事講習所にて、第1回選定町村中堅青年
    講習会開催。(香川県史年表)
 8・ 6 県、寄生虫予防法施行細則を定める。(同上)
 8・14 遊佐正憲(県出身)が、全日本水上競技選手権
    大会で、200m自由形で、2分13秒の世界新記
    録を樹立。(香川県政史年表)
 8・- ○文部省、郷土教育講習会を開催。
 9・20 県下初の灯火管制防空演習を実施。(坂出市史
    年表)
 9・- 県女師、『郷土施設概要並目録』発刊。(女師坂
    女教育概要)
10・ 5 大川郡多和尋常高等小学校校舎落成。(香川県
     政史年表)
10・14 ○「師範学校中学校高等女学校教員検定規程」
    改正。
10・20 香川県師範学校郷土研究部、『郷土館施設概要』
    を発刊。(同書)
10・27 高松市築地尋常小学校、創立25周年記念成徳館
    (郷土教育施設)を建設。(高松市史年表)
10・27 大川郡丹生尋常高等小学校・木田郡井戸尋常高
    等小学校校舎落成。(香川県政史年表)
11・ 4 楠好蔵(坂出町出身)、全日本陸上競技選手権
    大会(明治神宮)におけるマラソンにて、2時
    間31分10秒の世界新記録で優勝。(香川県政史
    年表)
11・ 4~ 5 香川県教育会図書館、趣味の謄写版展を開
    催。(香川県教育会図書館誌)
11・ 7~13 県、精神作興週間を実施。(香川県統計書)
11・24~25 県女師附小主催、県初等教育連合研究会を
    開催、訓練を研究、『現代の訓練』を刊行。(附
    小70年誌)
11・- 郡連合婦人会を結成。(香川県統計書)
12・15 県学務部長、市町村長・青年訓練所主事にあて
    青年訓練振興を通牒(ルビ ちょう)。(香川県史年表)
12・23~26 文部省・県主催、思想問題講習会を県師範
    学校にて開催。(四国民報)
12・- 丸亀市議会で、丸亀市図書館奨励費と図書選択
    自由問題が起きる。(みんなの図書館)
この年、 県人口758,669名、世帯数150,945戸(香川県
    史年表)
    
●昭和9年 甲戌 ●1934
 1・ 4~ 6 県音楽協会主催、音楽講習会を県師範学校
    にて開催。(大阪朝日香川版)
 1・22 高松市・鷺田村の石清尾山の石船積石塚が、史
    蹟天然紀念物に指定。(香川県政史年表)
 1・- 四国4県時局強化対策講習会、金刀比羅宮図書
    館で開催。(香川県統計書)
 2・16 第1次瀬戸内海国立公園指定、栗林公園で祝賀
    会。(高松市史年表)
 2・17~18 香川・徳島両県青年訓練所生、非常対抗発
    火演習を徳島県吉野川付近で挙行。(大阪朝日
    香川版)
 2・23 木田郡平井尋常高等小学校校舎・運動場落成。
    (香川県政史年表)
 2・24 美術工芸に関する調査審議のため、知事を会長
    とする工芸調査研究会を設置。(香川歴史年表)
 3・ 2 県教育会、第2回教育座談会開催。日本精神作
    興に関する諸問題について。(香川県教育会50
    年史)
 3・ 3 ○斉藤実首相、文部大臣を兼任。
 3・ 9 鎌田共済会図書館、『建武中興関係書目』作成。
    (鎌田共済会雑誌)
 3・10 『ことひら』月間郷土誌を創刊。(ことひら)
 3・11 県愛国飛行場・総合運動場建設起工式を香川郡
    弦打村字郷東の同敷地で挙行。(香川県政史年
    表)
 3・14 建武中興600年記念講演会を鎌田共済会社会教
    育館で開催。(香川県統計書)
 3・16 瀬戸内海国立公園指定を内務省告示。(香川県
    史年表)
 3・23 県、「香川県立図書館規則」を定める(4月1
    日施行)。(香川県図書館史)
 3・31 県内ラジオ聴取者数11,173名、初めて1万名を
    超える。(綜合郷土研究香川県)
 4・ 1 香川県教育会図書館、香川県立図書館へ移管、
    発足。(香川県政史年表)    、
 4・ 1 児島学園、高松女子商業学校を併設。(同上)
 4・ 1 松平家修理中の高松城月見櫓が完成。(香川新
    報)
 4・ 3 ○全国連合小学校教員会、宮城前で全国小学校
    教員精神作興大会を開催、天皇が臨幸し国民道
    徳振興に関する勅語下賜。(日本教育史年表)
    本県小学校教員211名参列、光栄に浴す。
 4・14 県師範教育制度調査委員会、師範教育制度改正
    要項について答申(7.21学科課程について答申)。
 4・17 綾歌郡坂出町、鎌田共済会武道館落成。(香川
    県政史年表)
 4・28 県教育会瀬尾主事、讃岐郷土自慢として9項目
    をあげる。(大阪朝日香川版)
 4・30 県教育会、『香川県教育会図書館誌』発行。(同
    誌)
 5・ 1 県出身者・県内在住者の作品による県主催「讃
    岐美術総合展覧会」を三越高松支店で開催。
    (香川新報)
 5・12 香川郡、小学校教員精神作興大会を仏生山町公
     会堂で開催。(四国民報)
 5・12 綾歌郡連合婦人会発会式を坂出町公会堂で開催。
    (大阪朝日香川版)
 5・13 香川農業学校振農館落成。(香川県政史年表)
 5・22 愛国飛行場の開場式を挙行。(高松百年史年表)
 5・23 梨本宮殿下、高女生御視閲を高松高商で実施。
    (四国民報)
 5・30 木下知事、警察署長会議で、交通安全・健康増
    進とともに、国家主義運動につき常軌を逸しな
    いよう警戒を訓示。(香川県史年表)
 5・31 木田農業学校植民部、『ブラジル在留県人名簿』
    (395家族・1,998名)を発行。(香川県史年表)
 5・- 高松高商、創立10周年記念事業として県下重要
    商品並びに高松市内部小売業経済調査を実施。
    (四国民報)
 6・ 1 ○文部省、思想局設置(学生部を昇格)。
 6・ 9 木田郡、小学校教員精神作興大会を木田高女に
    て開催。(四国民報)
 6・15 三豊中学校、奉安殿・水泳プ-ル落成式挙行。
    (樟樹とともに)
 6・27 県教育会主催、県学校衛生研究会を表誠館で開
    催。(四国民報)
 6・- ○文部省、良書普及協議会開催。(四国民報)
 6・- 香川県思想問題研究会が生まれた。(高松百年
    史年表)
 7・ 3 木下知事、中等学校長会で日本精神高揚に適切
    な方途を講じるとともに、教師は自ら生徒の儀
    表となる修養を積むことを訓示。(香川県史年
    表)
 7・ 4 木下知事、小学校長会で、教員の指導監督・国
    定教科書・手工科教育振興・体育運動指導精神
    の徹底・青年訓練振興・融和教育等につき指示。
    (香川県史年表)
 7・ 8 ○松田源治、文部大臣就任。
    川田烈(仲多度郡龍川村出身)内閣書記官長就
    任。津島寿一、大蔵次官に就任。(香川歴史年
    表)
 7・14 滝宮天満宮、念仏桶で降雨祈願。(四国民報)
 7・24~8・14 日赤香川支部、大川郡鶴羽校にて夏期
    児童保養所を開設。(四国民報)
 7・25~8・ 7 高松市林間学校を玉藻城に開設し、虚
    弱児を指導。(四国民報)
 7・26 NHK大阪放送局高松出張所、高松市南新町で
    開局。(高松百年史)(NHK調査)
 7・27 県、施設指導員・教養指導員の2種の社会教育
     団体指導員を設置。(香川県史年表)
 7・31 文部大臣、香川県立図書館を中央図書館に指定。
    (香川県図書館史)
 7・- 県教育会編の『夏休み宿題帳』が、全国へ100
    万部行き渡る。(四国民報)
 8・ 6 綱紀粛正・行政の拡張に関する内閣総理大臣・
    内務大臣の訓令を県が市町村等に移牒(ルビ ちょう)。(香川
    県史年表)
 8・27 下笠居尋高校、校舎が新築された。(高松市史
     年表)
 8・28 県、図書館令施行細則を公布。(高松市史年表)
 8・30 大旱ばつ。県下被害田20,177ha、枯死田1,018
    ha、市町村一斉に雨ごい。(香川県史年表)
 9・ 6 大日本国防婦人会香川本部・同会丸亀支部発会
    式を丸亀城内で挙行。(香川県政史年表)
 9・14 鎌田共済会図書館、満州事変3周年、『満州事
    変関係書目録』を作成。(鎌田共済会雑誌)
 9・21 室戸台風が襲来、県下に大被害。(香川新報)
 9・25 仲多度郡琴平町公会堂落成。(香川県政史年表)
 9・27 高松中学校、武道場を全焼。(同上)
 9・29 ○「国立少年教護院官制」公布、同院設置。
10・ 1 ○「少年救護法」施行。(香川県政史年表)
10・10 「香川県立斯道学園規則」を定める。(四国民
    報)
10・10 県、少年救護法施行細則を定める。(香川県史
    年表)
10・16 讃岐郷土研究会長に木下義介香川知事が就任。
    (香川県史年表)
10・24 県、文政刷新について文部次官へ答申。(四国
    民報)
10・25 讃岐郷土研究会椎名六郎ら編集の『讃岐郷土読
    本』を県教育図書から刊行。(香川県政史年表)
10・26~30 実業教育50周年記念事業の1つとして、高
    松商業・香川工芸両校生により、店頭装飾実習
    を実施。(大阪朝日香川版)
10・27 鎌田共済会図書館、『吉田松陰先生関係書目録』
    を作成。(鎌田共済会雑誌)
10・28 実業教育50周年記念県大会を県公会堂にて開催。
    (四国民報)
10・30 大川郡丹生村立図書館落成。(香川県政史年表)
11・ 2 木田郡十河尋常高等小学校本館・講堂落成。
    (香川県政史年表)
11・ 5 県立木田高女創立25周年記念式・奉安殿落成式
    を挙行。(四国民報)
11・ 5 鎌田共済会図書館、『日本精神に関する図書目
    録』を作成(鎌田共済会雑誌)
11・ 7 県思想問題研究会、第1回委員会を県会議事堂
    で開催。会長に県知事木下義介を選任。(香川
    県政史年表)
11・10 屋島(相引川以北)が、史蹟・天然紀念物に指
    定。(高松市史年表)
11・11 「香川県国民精神文化講習所規程」を定める。
    同講習所を県学務部学務課内に設置。(香川県
    史年表・香川県政史年表)
11・11~13 四国4県図画手工教育大会を開催。第3日
    金刀比羅宮の古美術を鑑賞。(香川県教育会50
    年史)
11・20 ○陸軍青年将校のク-デタ-計画発覚(11月事
    件)
11・26~27 県師附小主催県初等教育連合研究会、国語
    教育を主題に開催。(附小70年誌・四国民報)
11・30 ○「学校教職員表彰規程」を制定。
12・ 5~ 9 県社会課主催、町村図書館振興協議会を4
    か所で開催。(図書館雑誌)
12・ 7 仲多度郡榎井尋常高等小学校校舎・奉安殿等落
    成。(香川県政史年表)
12・11 県、栗林公園内における車馬の通行を禁止。
    (香川県政史年表)
12・14 平賀源内銅像、大川郡志度町に建立。(同上)
12・15 松平頼寿伯銅像、栗林公園に建立除幕。(香川
    新報)
12・18 ○学校建築物の営繕並びに保全に関し、文部省
    訓令(校舎建築の基準等を示す)。
12・29 ○ワシントン軍縮条約廃棄を米国に通告。
12・- 満州国児童使節許君、木田郡牟礼校入学。(四
    国民報)
この年 県人口764,799名、世帯数151,402戸(香川県史
    年表)