地域にみる讃岐の近世

入力に使用した資料
底本の書名    地域にみる讃岐の近世    
底本の著者名   木原溥幸
底本の発行所   美巧社    
底本の発行       2003年5月14日               

入力者      益田隆子            
校正者      伏見賢治             
 
入力に関する注記
・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
文字番号を付した。
・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧
字)と表記した。

登録日    2008年11月14日      


                  目   次

高松城下町と金毘羅
  
 1章 高松城下町と問屋町人
   1 高松築城と城下町   1
      高松城 城下町の整備 城下町の拡大 町年寄と御用達        
   2 高松上水道と城下町の災害   13
      上水道の設置 新井戸 宝永四年の大地震 享保三年の大火 安政元年の大地震
   3 高松城下町の取引   26
      新湊町の諸問屋 問屋の営業と「諸入目」「砂糖一件御用向」と砂糖取扱人 
      材木問屋と煙草問屋
    付論 高松藩校講道館   37
      講堂の創設 講道館の設立 聖廟の建設 明善郷校の設置
 2章 金毘羅と高松藩
   1 金比羅門前町の成立   49
      仙石秀久の寄進 生駒家の寄進と保護 門前町と「社領法度」
   2 金比羅門前町の商業   57
      紙取引の取り締まり 藍玉代金の訴訟 米高値と米屋 呉服株の設定 魚会所の
      設置 内町の融通会所
   3 別当金光院   72
      朱印地金毘羅と高松藩 「権太夫・内記一件」 金光院の参府と朱印改め 金光
      院の支配 金毘羅の財政
   4 高松藩と御札守所   90
      松平頼重と金毘羅 高松藩の寄進と統制 大坂蔵屋敷の御札守祠 江戸上屋敷の
      御札守所 宇足津寄洲の寄付
    付論 金毘羅丸亀街道   102
      金毘羅信仰 丸亀街道 燈籠・丁石と与北の茶堂 新堀湛甫と江戸講中燈籠
      大原東野

村と農民

 3章 村と検地
   1 近世初期の検地   119
      太閤検地 有馬家の慶長・寛永検地帳 高松藩・丸亀藩の寛文検地 寛文検地帳
   2 村の成立と村高   131
      善通寺地域の村 飯山地域の村 善通寺地域の村高
   3 香東川の「芦脇水論」   143
      香東川と「大兎謨」 香東川の井関 寛政二・三年の芦脇井関 香東川用水改良
      事業
    付論 下吉田村永井の馬継所と茶屋   152
      馬継所 茶屋 茶屋の修理と払い下げ
 4章 農民と軍事
   1 農民の階層   157
      生駒時代の神前村蓮井家 正保元年の坂本郷「本百姓」 農民の階層分化 幕末の
      階層構成
   2 砂糖生産と農民   183
      砂糖の製造 砂糖車の売買 砂糖の取引
   3 軍事と農民   191
      高松藩の農兵 丸亀藩の「軍用夫役」と「固場所」 鵜足郡の鉄砲等調査 「軍用
      入目」

塩飽と小豆島

 5章 塩飽廻船と勤番所
   1 塩飽の廻船業   205
      塩飽と西廻り 塩飽廻船の活躍 塩飽の城米船 「客船帳」にみる塩飽廻船
   2 塩飽勤番所の創設   220 
      塩飽と人名制 年寄役の地位 水主百姓の訴えと大工一揆 寛政元年の「訴願」
      年寄役の交代 勤番所の設置
    付論 瀬戸内廻船業の発展   240
      近世海運と弁才船 海上交通の発達 塩飽船持ちと運賃積・買積 北前船と瀬戸内
      の港 瀬戸内の廻船と北国行 「瀬戸内海廻船」
 6章 小豆島の石丁場跡と災害
   1 大坂城石丁場跡   257
      大坂城築城と小豆島 岩谷石丁場 土庄石丁場 小海石丁場 福田・家浦・大部・
      石場・千振の石丁場 築城後の御用石
   2 近世小豆島の災害   275
      災害の概要 中期の池田村の普請 弘化四年の大洪水・山崩れ 幕末の旱魃と長雨

  あとがき