古代・中世  572年 ~ (7K)

入力に使用した資料
底本の書名   香川県史 別編2 歴史年表 古代・中世
 底本の編集者  香川県
 底本の発行者  香川県
 底本の発行日  平成三年三月二十日
入力者名    渡辺浩三
校正者名    渡辺美智子
入力に関する注記
      ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
       文字番号を付した。
      ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧字)
       と表記した。

登録日     2004年4月30日
      


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572~85 敏達天皇
 県内  この頃 讃岐国造星直氏,紗抜(讃岐)大押直の姓を与えられる(続日本把)

663 天智2 (癸亥)
 県外  8・27 日本・百済軍,唐・新羅軍と白村江に戦い大敗する.

667 天智6 (丁卯)
 県内  11・- 讃吉国に屋島城を築く〔讃岐国の初見〕(日本書紀)

670 天智9 (庚午)
 県内  この頃 紗抜大押直氏,庚午年籍の編成に際し,大押の字を凡と改め,凡直氏
         と讃岐直氏とに分かれる(続日本紀)
 県外  2・- 全国的に戸籍を作る〔庚午年籍〕

684 天武13 (甲申)
 県内  11・- 綾君ら52氏,、朝臣の姓を与えられる(日本書紀)
 県外  10・1 諸氏の族姓を改め八色の姓を定める.

689 持統3 (己丑)
 県内  8・21 持統天皇,伊予総領田中法麻呂らに命じ,御城(三木)郡が捕獲した
         白燕を放飼いさせる(日本書紀)

697 文武1 (丁酉)
 県内  (12)・7(#「12」は丸付き数字) 讃岐・阿波など8か国,飢饉により賑給を
         うけ,また租税を免除される(続日本紀)

699 文武3 (己亥)
 県内  この年 阿野郡人綾公菅麻呂の祖,綾朝臣の姓を与えられる(続日本紀)

701 大宝1 3・21 (辛丑)
 県内  8・21 讃岐など17か国,蝗・大風により穀物などに被害をうける(続日本
         紀)
 県外  8・3 大宝律令,完成する.

701~04 大宝年間
 県内  守某姓道守,那珂郡万農(満濃)池を築く(万農池後碑銘)

704 慶雲1 5・10 (甲辰)
 県内  4・19 讃岐国,飢饉により賑恤をうける(続日本紀)
     この年 播磨国揖保郡の百姓佐伯君麻呂,多度郡藤原郷の若女を自らの婢と詐
         称して播磨大興寺へ売る(続日本紀)
706 慶雲3 (丙午)
 県内  2・16 讃岐・伊予など7か国,飢饉により賑恤をうける(続日本紀)

707 慶雲4 (丁未)
 県内  5・26 那珂郡人錦部刀良など,白村江の戦いでの捕虜ら,遣唐使とともに帰
         国し,衣・塩等を与えられる(続日本紀)

708 和銅1 1・11 (戊申)
 県内  2・11 讃岐国,疫病流行により施薬をうける(続日本紀)
 県外  3・13 大伴道足を讃岐守に任命する〔守任命の所見〕(続日本紀)

709 和銅2 (己酉)
 県内  7・25 大和弘福寺,山田郡田地20町などの寺領田畠についての流記を提出
         する(正倉院文書)

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710 和銅3 (庚戌)
 県外  3・10 平城京に遷都.