1985年(昭和60) ~ 1990年(平成 2年) (47K)


入力に使用した資料
底本の書名   香川県史 別編Ⅱ 年表    
  底本の編者   香川県
 底本の発行者  香川県
  底本の発行日  平成三年三月二十日
入力者名    渡辺浩三
校正者名    渡辺美智子
入力に関する注記
    ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
     文字番号を付した。
    ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧字)
     と表記した。

登録日  2003年10月2日
      


1985 (昭和60年)
 政治・経済
  1・23 香川県技術振興会議が発足.技術革新に対応した産業技術計画を策定(広報
      香川)
  1・25 県庁で香川・岡山両県知事会談(悠久の今)
  1・31 県議会が「国鉄予讃線坂出駅付近立体交差事業について」(提出者・坂出市
      長番正辰雄)の請願書を受理.採択(香川県議会会議録)
  2・7 大野原町で広域基幹林道五郷・財田線(20キロメートル)が全線開通(広
      報香川)
  2・14 県議会が「小豆島における水資源開発について」(提出者・池田町長八木壮
      一郎)の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  2・25 県議会が「東讃地域の道路網整備について」(提出者・大川町商工会樫原秀
      太郎)の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  4・1 県が東京観光物産センターを開設(香川県報)
  5・31 第56代県議会議長に植松定良が就
-537-
      任(香川県議会要覧)
  6・20 「瀬戸大橋博’88」のシンボルマークが決定(横浜市岩崎寿文の作品)(悠
      久の今)
  7・1 道路公団高松建設所が高松建設局に昇格(四国新聞)
  7・24 坂出市の五色台国民休暇村を中心に・第27回自然公園大会を常陸宮・同妃
      殿下をお迎えして開催(~25日)(広報香川)
  7・31 洋上で瀬戸内文化シンポジウム(沿岸13府県の首長が参加)を開催(悠久
      の今)
  9・27 農水省が香川県の60年産水稲作は10アール当たり487キログラムの豊作予
      想と発表(四国新聞)
  9・- 県が高松港頭地区整備計画調査報告書を作成(四国新聞)
  10・11 元香川県知事,参議院議員増原恵吉死去(88)(四国新聞)
  10・16 県が身体障害者総合リハビリテーションセンター条例を公布(61年4月1
      日施行)高松市にセンターを設置(香川県報)
  10・16 県が先端技術工場等の立地促進条例を公布施行(香川県報)
  10・16 新高松空港の起工式が香南町の建設予定地で行われ,前川知事らがくわ入れ
      (広報香川)
  10・20 「国連婦人の10年」の最終年にあたり,この間のあゆみを考える香川県大
      会を県庁ホールで開催300人が参加(広報香川)
  10・27 香川ルネッサンス推進人づくりセミナーを高松市内で開催(広報香川)
  11・6 県次期総合計画協議会の初会合を高松市内で開催(悠久の今)
  11・8 県議会が「県立オリーブ公園の整備について」(提出者・内海町長川西寿一)
      の陳情書を受理,採択(香川県議会会
-538-
      議録)
  11・13 優良企業を誘致して香川の活性化を図ろうとする企業誘致説明会が100社に
      呼びかけ高松市内で開催.11月29日東京都内でも開催(広報香川)
  12・2 国際森林年(1985)記念の植樹祭が綾上町西分で行われ,ヒノキ苗700本を20
      アールの山肌に植樹(広報香川)
  12・6 香川田園テクノポリス開発計画を国が承認(全国で18番目の計画承認地域
      に)(広報香川)
-536-
 社会・文化
  1・1 「新観音寺市史・通史・資料篇」刊行(新観音寺市史)
  1・23 磯井正美(漆芸)が重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定(香川県芸術
      文化年鑑)
  1・22 蓮生善隆(善通寺法主)鴨居道(書家)現代美術団体「リョウ」(#「リョ
      ウ」は文字番号28665)(浜野年宏代表者)が第25回四国新聞文化賞受賞(四
      国新聞)
  1・- 彫刻家として国際的な活躍の流政之が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・19 本四備讃線の新宇多津駅高架等の工事開始(香川県環境白書)
  2・26 四国横断自動車道高松・善通寺間の工事実施計画書が認可.3月25日路線
      発表(四国横断自動車道)
  3・1 香川大学長に木村等が就任(香川大学資料)
  3・6 第20回香川菊池寛賞に帰来広三の小説「傷痕」が受賞(高松百年史)
  3・11 手塚治虫ら漫画家7人が来県.瀬戸大橋とこんぴら参りをテーマにし
-537-
      た観光パネルを作成して観光PR(広報香川)
  3・15 「白鳥町史」刊行(白鳥町史)
  3・26 県が次の木を香川の保存木に指定.長徳寺のモッコク(丸亀市本島)
      竹林庵のトウカエデ(志度町)オリーブ園のオリーブ(内海町)多聞寺のヤ
      マモモ(土庄町)三宝荒神のフジ(三木町)川上神社のハリキリ(綾上町)
      鷲峯寺のモミ(国分寺町)高良神社のクスノキ(豊中町)(香川県報)
  3・31 「香川県史」の初冊として資料編「芸文」刊行(香川県史)
  4・5 中国西安市の空海記念碑前で四国・西安友好の桜植樹式挙行.四国4県から
      約100人が参加(広報香川)
  4・13 丸亀市塩飽本島町笠島の伝統的建造物群保存地区が,重要伝統的建造物群保
      存地区に選定(四国新聞)
  5・31 高松市の県立盲学校に全国初の温水プールが完成(悠久の今)
  6・4 瀬戸大橋工事のうち下津井大橋でメーンケーブルの架設を開始(ルート初)
      (瀬戸大橋のあらまし)
  6・23 第13回壷井栄賞に森マミ(池田中)の作品「私の大切な家族」が受賞(壷
      井栄顕彰会資料)
  6・27 琴平町で旧金毘羅大芝居の重要文化財指定15周年を記念した「四国こんぴ
      ら歌舞伎大芝居」公演(~29日)(香川県芸術文化年鑑)
  6・29 「夕刊四国新聞」が休刊(四国新聞百年史)
  6・- 元首相の蔵書を収めた大平正芳記念館(大平文庫)が観音寺市に設立(香川
      県芸術文化年鑑)
  7・10 瀬戸大橋工事のうち櫃石島橋で橋桁架設を開始(瀬戸大橋のあらまし)
  7・30 10年間高松地裁で争われた赤潮提訴は,企業10社が7億円を漁民に支
-538-
      払うことで和解成立(四国新聞百年史)
  9・7 瀬戸大橋工事のうち北備讃瀬戸大橋でメーンケーブルの架設を開始(瀬戸大
      橋のあらまし)
  9・27 後藤塗りの吉川盈が第21回日本キワニス文化賞受賞(香川県芸術文化年鑑)
  10・18 県が次のものを県伝統工芸品に指定.香川県漆器・志度桐下駄・讃岐一刀彫
      ・高松和傘・讃岐提灯・丸亀団扇・香川竹細工・御厩焼・香西焼・理平焼・
      神懸焼・讃岐装飾瓦・庵治産地石製品・豊島石灯籠・焼印・保多織・有明線
      香・讃岐獅子頭・高松張子・張子虎・市松人形・節句人形・高松嫁入人形
      (香川県報)
  11・1 川野正雄(内海町文化財保護審議会長)大西忠夫(日本新工芸家連盟四国代
      表委員)が文部大臣から地域文化功労者表彰(香川県芸術文化年鑑)
  11・3 60年度県文化功労者として菰渕覚次(文芸一般)亀井嘉治(洋画)蓮生善
      隆(文化活動)を表彰(広報香川)
  11・5 瀬戸大橋工事のうち与島橋で橋桁工事を開始(瀬戸大橋のあらまし)
  11・30 香川県史・資料編「民俗」刊行(香川県史)
  12・1 「大内町史・上下」刊行(大内町史)
  12・3 下津井瀬戸大橋でメーンケーブルの架設工事完了.12月12日には北備讃瀬
      戸大橋でも完了(瀬戸大橋架橋史)
  12・18 四国横断自動車道高松・善通寺間の中心杭打式を高松市中間町の高松インタ
      ーチェンジ建設予定地で実施(広報香川)
  12・18 瀬戸大橋工事のうち南備讃瀬戸大橋でメーンケーブルの架設を開始(瀬戸大
      橋のあらまし)
  12・22 高松市の屋島寺境内で源平屋島
-539-
      合戦800年祭の供養碑除幕式執行(四国新聞)
  この年 県人口102万2569人世帯数30万6996戸(香川県人口移動調査報告)

1986 (昭和61年)
 政治・経済
  1・23 瀬戸大橋博'88のマスコットマークが決定(県立観音寺商業高校細川正の作
      品が最優秀賞)(悠久の今)
  2・4 四国4県議会正副議長会議が香川県で開かれ,一般国道バイパスの建設促進
      ,四国の国鉄の充実強化,四国縦貫・横断自動車道の建設促進など国への要
      望を決定(広報香川)
  2・25 百十四銀行・高松専門店会・NTTによって「西日本情報サービスセンター」
      が設立(4月から営業を開始)(四国新聞)
  3・31 丸亀市がアメニティ・タウン計画を策定(香川県環境白書)
  4・- 第2次香川県新農業計画がスタート(悠久の今)
  5・1 香川県産業会館(高松市福岡町)が落成(四国新聞)
  5・9 田万広文死去(79)元衆議院議員(当選5回)(四国新聞)
  5・10 前川旦死去(56)衆議院議員(当選参1・衆3回)(悠久の今)
  6・1 第57代県議会議長に近本幸治が就任(香川県議会要覧)
  6・11 初の香川用水水口祭が財田町の用水東西分工で行われる(広報香川)
  7・6 第38回衆議院議員選挙を執行.当選者(1区)藤本孝雄・三野優美・木村
      義雄(2区)森田一・大野功統・月原茂皓(せんきょの記録)
  7・6 第14回参議院地方区選出議員選挙を執行・平井卓志が当選(せんきょの記
      録)
  7・16 6月定例県議会最終日の本会議で前川知事が今期限りで退任することを表
-540-
      明(広報香川)
  7・24 前川知事が国際青年の船に名誉総団長として参加.ソ連・北欧4か国(フィ
      ンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク)を訪問(~8月7日)
      (広報香川)
  8・8 平井城一副知事が辞任(悠久の今)
  8・31 香川県知事選挙を執行.平井城一が当選(せんきょの記録)
  8・31 県議会議員補欠選挙を執行.当選者・高松市選挙区(社会)1,大川郡(無
      所属)1,綾歌郡・無投票(社会)1(せんきょの記録)
  9・5 平井城一が第49代知事に就任(歴代香川県知事調)
  10・8 第58代県議会議長に大山政行が就任(香川県議会要覧)
  10・8 県議会で副知事に荻野清士の選任に同意(香川県議会会議録)
  10・18 観光香川を国際的にPRする目的でカナダ,ケニアなど11か国の駐日大使
      ら外交官の令嬢を招待.栗林公園.小豆島等に案内,郷土芸能を観せる(広
      報香川)
  10・24 高松空港ビル会社(仮称)の設立準備委員会が発足(四国新聞)
  11・10 県議会議事堂が新築落成.地下1階・地上6階建(広報香川)
  11・11 県企業誘致説明会を東京などに本社がある企業を対象に高松市内で開催(広
      報香川)
  11・21 田万ダムの定礎式が綾上町枌所東の工事現場で挙行(広報香川)
  12・1 県民生委員定数を1712人と定める(香川県報)
  12・24 県が公文書公開条例を公布(香川県報)
-539-
 社会・文化
  1・22 赤澤ミツエ(県婦人団体連絡協議会会長)大内三郎(四国電力相談役)近右
      泰秋(香川大学名誉教授)内海町青年団演劇部(照木秀公代表者)が第26
      回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・24 高松駅前から栗林公園までの電線類を地下に埋設するため.クリエイティブ
      高松・中央通りプロムナード計画推進協議会を関係者の代表で組織(高松百
      年史)
  1・- 蒟醤で美術工芸に寄与した人間国宝,磯井正美が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・5 県が第37回さっぽろ雪まつりに,大雪像「夢の瀬戸大橋」を出展(広報香
      川)
  2・15 国道30号の坂出南インターチェンジ起工式を坂出市川津町で挙行.瀬戸大
      橋の四国側起点に当たる(悠久の今)
  2・26 第48回国民体育大会香川県準備委員会が設立(悠久の今)
  2・28 香川県史・資料編「近代・現代史料Ⅰ」刊行(香川県史)
  3・6 第21回香川菊池寛賞に矢田一郎の小説「空白の断層」が受賞(高松百年史)
  3・27 国道318号の白鳥町と徳島県土成町を結ぶ鵜の田尾トンネルが開通(広報香
      川)
  3・31 香川県史・資料編「古代・中世史料」刊行(香川県史)
  3・- 「寒川町史」刊行(寒川町史)
-540-
  4・1 香川県身体障害者総合リハビリテーションセンターが高松市田村町に落成
      (広報香川)
  4・5 高松市の中央公園が,都市公園として全面オープン(四国新聞)
  4・6 国鉄高松駅構内で予讃本線高松・観音寺間と土讃本線多度津・琴平間の電化
      工事起工式を挙行(悠久の今)
  4・11 臨海産業道路(高松市茜町・郷東町・高松市道屋島東山崎線)が開通(四国
      新聞)
  4・26 高松市福岡町に香川厚生年金会館がオープン(全国で14番目)(広報香川)
  4・29 瀬戸大橋工事のうち下津井瀬戸大橋で橋桁架設を開始(瀬戸大橋のあらまし)
  5・1 「新編志度町史・上下」刊行(志度町史)
  5・13 瀬戸大橋工事のうち北備讃瀬戸大橋で橋桁架設を開始(瀬戸大橋のあらまし)
  5・14 小豆島農村歌舞伎が池田町春日神社境内の中山舞台で公演(香川県芸術文化
      年鑑)
  5・28 県交通安全対策会議が香川県交通安全計画を策定(香川県報)
  6・19 四国横断自動車道(善通寺・川之江)のうち香川・愛媛県境の鳥越トンネル
      上り線1040メートルが貫通(広報香川)
  6・23 第14回壷井栄賞に豊田宗佑(善通寺養護学校)の作品「歩けるようになる
      までがんばるぞ」が受賞(壷井栄顕彰会資料)
  6・26 瀬戸大橋海峡部の岩黒島橋(762メートル)の橋桁が閉合(瀬戸大橋架橋史)
  6・- 「綾・松山史」刊行(綾・松山史)
  7・29 午後7時ごろ国分寺町から坂出市の一部にかけて戦後日本で最大のいん石雨
      (シヤワーいん石)発生.国立
ー541-
      科学博物館が「国分寺いん石」と命名(国分寺いん石)
  8・1 「改訂津田町史」刊行(改訂津田町史)
  8・4 建設省の「日本の道百選」に,高松市の中央通りが選ばれる(四国新聞)
  9・1 「改訂長尾町史」刊行(改訂長尾町史)
  9・1 「津田町外史」刊行(津田町外史)
  9・13 瀬戸大橋工事のうち与島橋の橋桁閉合(瀬戸大橋のあらまし)
  10・6 瀬戸大橋工事のうち櫃石島橋の橋桁閉合(瀬戸大橋のあらまし)
  10・10 「檀紙村誌」刊行(檀紙村誌)
  10・19 高松市宮脇町石清尾八幡神社から出火.本殿・上拝殿・神饌殿の3棟を全焼
      (高松百年史)
  11・3 61年度県文化功労者として音丸耕堂(漆芸)合田丁字路(俳句)を表彰(広
      報香川)
  11・5 「琴南町史」刊行(琴南町史)
  11・5 書家の藤原鶴来が文部大臣から地域文化功労者として表彰(香川県芸術文化
      年鑑)
  11・7 西日本地区緑化推進シンポジウムが県庁ホールで開催(広報香川)
  11・- 高松市福岡町に,収容人員5000人の市総合体育館が開館(四国新聞)
  12・18 香川県生涯教育推進協議会が開設(教育年報)
  12・27 県立香川中央高校本館棟・体育館などの工事が香川町大野に完成(62年4
      月開校)(広報香川)
  この年 県人口102万4527人世帯数30万9702戸(香川県人口移動靖査報告)

1987 (昭和62年)
 政治・経済
  1・22 国土庁が策定中の第4次全国総合開発計画の中間報告に対する四国地方振
-542-
      興懇談会を高松市で開催(広報香川)
  2・12 農水省で香川の農産物PRの展示会を開催.野菜・果物・加工品・うどん等
      を展示即売(~13日)(広報香川)
  3・2 高松市で観光関係者200人が集会.観光客に対する親切運動を宣言(広報香
      川)
  3・15 県内の市町が進めている魅力あるまちづくりに取り組む「香川ルネッサンス
      のつどい」を高松市中央公園で開催(広報香川)
  3・20 香川の観光をPRする「瀬戸大橋と讃岐うどんまつり」を東京都新宿で開催
      (~22日)(広報香川)
  3・20 「瀬戸大橋博'88四国」の第1期前売り入場券の発売開始(広報香川)
  3・27 高松市が建設省のインテリジェント・シティ構想の指定を受ける(香川県の
      経済)
  4・1 香南町に建設の県園芸総合センターが完成(敷地2万4000平方メートル)(広
      報香川)
  4・12 香川県議会議員の選挙を執行.定数45名,立侯補者57名,投票率79,45パ
      ーセント,党派別当選者数,自民党29・社会党8・公明党3・共産党3・
      民社党1・無所属1(せんきょの記録)
  4・17 福家俊一死去(75)元衆議院議員(当選6回)(四国新聞)
  4・26 統一市町選挙を執行.市長当選者・高松市長脇信男・丸亀市長掘家重俊(せ
      んきょの記録)
  4・30 第59代県議会議長に木村嘉己が就任(香川県議会要覧)
  5・20 高松港の未来像をめぐる「高松'87洋上シンポジウム」を開催(広報香川)
  5・23 豊浜町に綿資料館が開館(豊浜町商工観光課資料)
  6・2 南米,東南アジアなど8か国から11人の技術研修員が来県(63年3月まで
-543-
      稲作技術,電子工学,広告デザインなどを学ぶ)(広報香川)
  6・6 高松市御殿浄水場内に水道資料館が開館(高松百年史)
  6・8 「一日農林水産省」を高松市内で開庁・中国・四国から12人の公述人が意
      見や要望を述べる(広報香川)
  6・15 63年の「瀬戸大橋博'88四国」に友好出展される「長安古橋交流文物展」の
      出展議定書に平井知事と西安市長が正式調印(広報香川)
  7・31 高松空港ビル会社設立.県・高松市・地元経済界・航空会社が出資,資本金
      9億円.旅客ターミナルビルは2階建て8800平方メートルを建設(広報香
      川)
  9・11 今年6月に指定を受けた「香川せとうち国際観光モデル地区」の整備促進協
      議会発会式を高松市内で開催(広報香川)
  11・10 国際赤潮シンポジウムを高松市内で開催・アメリカ・カナダなど27か国
      250人が参加(広報香川)
  11・17 県外企業を香川県に誘致しようとする県企業立地説明会が高松市内で開催
      (広報香川)
  11・24 中国西安市の袁市長が来県.知事に市長から「西安・高松両空港を姉妹空港
      に」と縁組を提案(広報香川)
  12・23 本四公団から協議のあった瀬戸中央自動車道の通行料金案に道路管理者(知
      事)から異存ない旨を回答(広報香川)
-541-
 社会・文化
  1・19 瀬戸大橋工事のうち本四備讃線岡山側陸上部でレール敷設を開始.1
-542-
      月23日,本四備讃線・予讃本線付け替え工事などの軌道工事安全祈願祭執
      行(広報香川)
  1・28 中條晴夫(高松市文化協会会長)辻吉彦(香川大教授・独禁法)速水史朗(造
      形作家)が第27回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・- 作詩活動での文芸界への貢献で河西新太郎が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・28 香川県史・資料編「近世史料Ⅰ」刊行(香川県史)
  3・6 第22回香川菊池寛賞に帰来富士子の小説「寒の紅」が受賞(高松百年史)
  3・15 瀬戸大橋のうち北備讃瀬戸大橋の橋桁が閉合(広報香川)
  3・23 国鉄予讃線高松・坂出間及び多度津・観音寺間と土讃線多度津・琴平間で電
      車の運転開始(四鉄史)
  3・25 国鉄の分割民営化で四国旅客鉄道株式会社(JR四国)が創立総会を開催.
      社長に伊東弘敦が就任(4月1日発足)(四鉄史)
  3・30 香川県史・通史編「近代Ⅰ」資料編「近世史料Ⅱ刊行(香川県史)
  3・31 香川県史・資料編「考古」刊行(香川県史)
  4・6 高松市郷東町へ新築移転した県赤十字血液センターが業務を開始(広報香川)
  4・18 瀬戸大橋のうち下津井大橋で補剛桁が閉合(広報香川)
  4・24 新しい教育会館.ミューズホール及びラポールイン高松が高松市西宝町に落
      成(教育年報)
  5・21 瀬戸大橋とアメリカ金門橋の姉妹縁組を結ぶ共同コミュニケ発表(広報香川)
  5・23 四国横断自動車道高松・善通寺間の建設につき丸亀市郡家地区で土地
-543-
      測量に入る(四国横断自動車道)
  5・25 本四公団が瀬戸大橋の道路名称を「瀬戸中央自動車道」と決定(広報香川)
  6・17 瀬戸大橋工事のうち鉄道・道路共用部北工事区で舗装工事を開始.7月4日,
      瀬戸大橋共用部北工事区でレール敷設を開始(広報香川)
  6・22 「讃岐文学」創刊30周年を祝う会が高松市内で開催(香川県芸術文化年鑑)
  6・23 第15回壷井栄賞に緋田早苗(豊島小)の作品「お母さんの手」が受賞(壷
      井栄顕彰会資料)
  8・1 県警察の高速道路交通警察隊が発足(四国新聞百年史)
  8・12 源戸大橋工事のうち南備讃瀬戸大橋で最終ボルト締結式.海峡部の橋桁がす
      べて閉合(広報香川)
  9・4 「長寿社会を考える県民の集い」が丸亀市民会館で開催(県が63年度につ
      くる「豊かで活力ある長寿社会へ向けての行動計画」に県民の意見や要望を
      反映させる)(広報香川)
  9・19 男女共同参加の社会づくりをめざし「婦人問題を考える県民のつどい」が高
      松市で開催(広報香川)
  10・16 台風19号が県下を襲い,昭和51年につぐ戦後2番目の被害(296億円)を
      もたらす(四国新聞)
  10・28 瀬戸大橋架橋工事に伴う埋蔵文化財発掘調査終了(教育年報)
  11・2 亀井嘉治(洋画)と高松交響楽団(代表者・川村信一郎)に文部大臣から地
      域文化功労者表彰(香川県芸術文化年鑑)
  11・3 62年度県文化功労者として大野忠雄(文化活動)本田益夫(和算研究)を
      表彰(広報香川)
  11・24 香川の伝統的工芸品展を高松市
-544-
      内で開催(~29日)(広報香川)
  12・16 四国横断自動車道善通寺・川之江間(35キロ)が開通(四国新聞)
  この年 県人口102万6268人,世帯数31万2550戸(香川県人口移動調査報告)

1988 (昭和63年)
 政治・経済
  1・18 満濃池森林公園で5月に予定されている第39回全国植樹祭に向けて中国か
      ら白松苗20本寄贈(広報香川)
  1・28 建設大臣が瀬戸大橋中央自動車道の通行料を認可(広報香川)
  1・28 高松市内道路に瀬戸大橋通り・水城通り・菊池寛通り・美術館通り・県庁通
      り・フェリー通り・大学通り・八幡通りという愛称がつけられる(高松百年
      史)
  2・17 県民ホールの定礎式を高松市玉藻町の建設現場で執行(広報香川)
  3・20 瀬戸大橋架橋を記念して「瀬戸大橋博'88四国」が坂出市番の州沙弥島地区
      で開幕.会期は8月31日までの165日間(岡山県は児島で開催)(広報香川)
  3・25 第33回県植樹祭と緑化推進県民大会が仲南東小学校で開催.知事ら650人
      が参加(広報香川)
  3・27 引田町の千足ダムが完成(53年着工・貯水量185万トン)(広報香川)
  4・5 備讃瀬戸洋上で,瀬戸大橋とアメリカ金門橋の姉妹縁組の調印式(広報香川)
  4・10 瀬戸大橋(着工以来10年・総工費1兆1300億円)の開通式が皇太子・同妃
      両殿下をお迎えして,瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアで行われる
      (広報香川)
  5・22 第39回全国植樹祭が,昭和天皇のご名代として皇太子・同妃両殿下がご臨
      席して満濃池森林公園(満濃町・仲南町)で行われ,県内外から1万人が参
      加.皇太子殿下がヒノキを,同妃殿下がクロ
-545-
      ガネモチを植樹される(広報香川)
  6・2 南米や東南アジアなど10か国から13人の技術研修員らが来県.64年(平
      成1)3月まで滞在して水稲栽培・造園技術・コンピュータープログラミン
      グなどを学習(広報香川)
  6・25 前川忠夫死去(79)元香川大学長・前香川県知事(四国新聞)
  7・10 前知事前川忠夫の県民追悼式が高松市民文化センターで営まれ,県下各界か
      ら2300人が参列(広報香川)
  7・20 第18回瀬戸内海環境保全知事・市長会議が高松市で開催.13府県と5政令
      指定都市の首長ら100人が出席(広報香川)
  7・25 稚魚愛護月間にちなみ,第20回放魚祭が瀬戸内漁業センター(高松市)で
      行われ,チヌ・ベラ・カレイなど11万匹の稚魚を放流(広報香川)
  7・28 第60代県議会議長に仲西秀信が就任(香川県議会要覧)
  8・31 「瀬戸大橋博'88四国」が閉幕.165日間の会期に350万2131人が入場(広
      報香川)
  9・23 置県百年記念行事の一つ,県農業フェスティバルが満濃森林公園で開催
      (~25日)(広報香川)
  9・23 昭和天皇ご不例お見舞いのため県庁ロビーで県民の記帳を受け付け(64年
      1月6日までに2万6058人が記帳)(香川県知事公室資料)
  11・3 瀬戸大橋に,維持管理用の照明が開通以来初めて一斉に点灯(広報香川)
  12・3 香川県置県百年記念式典が県民ホールで行われる.スライド「香川県100年
      のあゆみ」を上映(広報香川)
  12・3 置県百年記念行事の「香川100年のあゆみ展」が県文化会館で開催(~18
      日)(広報香川)
  12・27 県が琴平町と仁尾町の農用地区の
-546-
      一部を地力増進地域に指定(香川県報)
  12・31 県が香川県を中心とした製造品,原材料の流通調査を実施(香川県報)
  12・31 県が次の地場産品の実態を調査.かまぼこ・つくだに・みそ・醤油・食酢・
      清酒・うどん・手延そうめん・冷凍食品・缶詰・手袋・かばん・袋物・ニッ
      ト製品・製綿・寝具・織物縫製品・桐下駄・家具・ちり紙・瓦・レンガ・
      陶管・植木鉢・石材・はかり・ボタン・漆器・和傘・うちわ(香川県報)
  この年 県が香川女性のための新行動計画を策定.男女共同参加型社会を築くための
      諸活動を展開(広報香川)
-544-
 社会・文化
  1・8 瀬戸大橋工事のうち本四備讃線の海峡部レール締結式.レールがすべて連結
      (広報香川)
  1・28 位野木峯夫(全国町並み保存連盟副会長)川島猛(洋画家)が第28回四国
      新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・- 郷土史家として県文化向上に尽力した草薙金四郎が山陽新聞賞受賞(山陽新
      聞)
  3・6 第23回香川菊池寛賞に上田勝見の小説「経師」が受賞(高松百年史)
  3・15 瀬戸大橋(児島・坂出ルート)の建設大臣工事完了検査を実施(~18日)(広
      報香川)
  3・18 JR予讃本線の丸亀駅付近連続立体交差事業が完成.交差部19か所が立体
      化(四鉄史)
  3・25 香川県生涯教育推進本部が「香川県生涯教育推進基本構想」を策定(教育年
      報)
  3・25 「小豆島演劇祭'88」が小豆郡内3町の小中学校や公民館,農村歌舞伎舞台
      等で開催.東京はじめ各地の25劇団が公演(四国新聞)
  3・28 大野原町丸井から雲辺寺山頂へロープウエーが開通(全長2594メートル・
      ゴンドラ定員101名)(四国新聞)
  3・30 「三木町史」刊行(三木町史)
  3・31 「高松百年史・上」刊行(高松百年史)
  3・31 香川県史・通史編「原始・古代」「近代Ⅱ」資料編「近代・現代資料(#「資料」は底本のママ)Ⅱ」刊行(香川県史)
-545-
  4・1 坂出市府中町に香川県埋蔵文化センター開設(広報香川)
  4・1 坂出市史「資料」「年表」刊行(坂出市史)
  4・1 県が内海町にオリーブ公園を開設(香川県報)
  4・1 香川医科大学長に西田勇が就任(香川医科大学資料)
  4・2 瀬戸大橋の完成を祝って香川・岡山双方で橋上開放行事が催され,香川側第
      1日はサイクリング・マラソン,2日目はブリッジウォーク,合計約6万
      1200人が参加(~3日)(広報香川)
  4・9 松浦正一死去(88)郷土史家.「新修香川県史」を執筆(四国新聞)
  4・10 JR瀬戸大橋線開業.これに伴い宇高連絡船が78年の歴史に幕を閉じ.9
      日終航式(四鉄史)
  4・25 来年夏に四国4県で開催される全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
      の県実行委員会設立総会が高松市内で開催(広報香川)
  4・29 高松城築城400年祭を開催(~5月29日)(四国新聞)
  6・1 満濃池森林公園が開園.公渕森林公園についで県内で2番目,満濃町と仲南
      町にまたがる64ヘクタール(広報香川)
  6・10 県高齢者総合相談センター(シルバー110番)が高松市内町県丸の内分庁舎
      にオープン(広報香川)
  6・20 交通死亡事故多発緊急対策県民会議が高松市で開かれる(広報香川)
  6・23 第16画壷井栄賞に川西康予(大部小)の作品「ゆかちゃんといっしょ」が
      受賞(壷井栄顕彰会資料)
  7・2 新高松空港建設の駐機場(エプロン)新設工事コンクリートを初打設.同13
     日滑走路新設工事を開始.同年10月11日滑走路のアスファルトコン
-546-
      クリート舗装の初打設(広報香川)
  7・25 新高松空港へのアクセス道路である国道193号バイパスが全線開通(四国新
      聞)
  7・29 第48回国民体育大会が昭和68年(1993)に香川・徳島両県で開催が内定し,
      県庁ホールで報告会(広報香川)
  8・6 高松市美術館が開館(四国新聞)
  8・10 臨海産業道路の愛称が「さぬき浜街道」と決定(四国新聞)
  8・18 県長寿社会対策懇談会の第1回総会を高松市内で開催(広報香川)
  8・- 「飯山町誌」刊行(飯山町誌)
  9・20 置県百年記念施設として建築中の香川県民ホールが玉藻城公園東隣に完成
      (広報香川)
  10・9 高松市文化協会が菊池寛生誕百年を記念して「菊池寛音頭」を制作(四国新
      聞)
  10・21 高松市とフランスのトゥール市との姉妹都市提携調印式が高松市美術館で行
      われる(トゥール市側は6月3日調印)(四国新聞)
  10・22 置県百年記念行事の一つ,「香川芸術フェステバル(#「フェステバル」は底本のママ)'88」(第31回県芸術祭)
      が県民ホールなどで公演(音楽・演劇など8部門)(広報香川)
  10・29 置県百年記念行事の一つ,「健康フェステイバル(#「フェステイバル」は底本のママ)香川'88」が大的場健康体育
      センターで催される(広報香川)
  10・30 置県百年記念行事の一つ,県民スポーツカーニバルが県内7会場で5000人
      が参加して開かれる(広報香川)
  11・3 63年度県文化功労者として猪熊弦一郎(洋画家)中條晴夫(地域文化の推
      進)横井金男(郷土史研究)を表彰(広報香川)
  11・8 県が欄間彫刻・左官鏝・讃岐鍛冶製品・讃岐のり染め・張り子虎を県伝統工
      芸品に指定(香川県報)
-547-
  11・10 県が坂出市番の州に設けた瀬戸大橋記念公園が開園(広報香川)
  11・20 置県百年記念行事の一つ,3世代交流フェスティバルが瀬戸大橋記念公園で
      開かれる(広報香川)
  11・22 中津大橋(丸亀市金倉川架橋)の完成で「さぬき浜街道」(臨海産業道路)
      の高松・多度津間(34,3キロ)が全面開通(広報香川)
  12・1 「善通寺市史Ⅱ」刊行(善通寺市史)
  12・17 青少年を考える集いが高松市の讃岐会館で開かれ,県青年海外派遣団の代表
      などが体験発表(広報香川)
  この年 県人口102万7403人,世帯数31万5614戸(香川県人口移動調査報告)

1989 (昭和64年・平成1年)〈昭和64年1月8日改元〉
 政治・経済
  1・7 昭和天皇崩御.8日平成と改元(広報香川)
  1・17 県畜産試験場でバイオ技術を使ってホルスタイン種の母牛に双子の和牛を出
      産させることに成功(広報香川)
  1・25 欧州共同体(EC)と交流を深めようと県内の法人と学識経験者からなる香
      川EC協会が発足(全国で7番目)(広報香川)
  2・4 香川県議会開会百年記念式典を県庁ホールで挙行(最初の県会は明治22年
      2月4日,高松の興正寺別院で開会)(広報香川)
  3・13 高松市平和資料館の建設を求める会が市議会議長に請願書(署名14万人余)
      を提出(四国新聞)
  4・11 県議会自民党議員会が平成自民党議員会(16人)と二つに分裂(四国新聞)
  4・15 来日中の李鵬中国首相夫妻が瀬戸大橋を視察.公賓では初めて(広報香川)
  4・29 第1回緑の県民まつりを満濃池森林公園で開催.県緑化憲章を制定(広報香
-548-
      川)
  5・18 綾上町の田万川で田万ダムが完成(昭和60年12月着工・貯水量・160万ト
      ン)(広報香川)
  6・4 坂出市長選挙を執行.松浦稔明が当選(四国新聞)
  6・26 県水産試験場の調査船「やくり」が竣工(広報香川)
  7・15 県議会が公職選挙法を遵守し,冠婚葬祭等の祝電,弔電を行わないなど,虚
      礼廃止を申し合わせる(広報香川)
  7・23 第15回参議院地方区選出議員選挙を執行.喜岡淳が当選(四国新聞)
  8・11 第61代県議会議長に平木春男が就任(香川県議会要覧)
  8・30 観音寺市が「教育都市」宣言(朝日新聞)
  9・27 四国初の専門ワイン加工施設「さぬきワイナリー」が志度町小田,大串自然
      公園内に完成(朝日新聞)
  10・21 丸亀市が第2次総合計画(平成2~12年度)の原案を発表(四国新聞)
  11・25 番の州臨海工業団地に進出を決めた大手化学メーカー「ライオン」の子会社
      「ライオンオレオケミカル」が坂出工場起工(朝日新聞)
  11・29 県国際交流協会が設立記念のシンポジウムを開催.12月2日協会事務所を
      県丸ノ内分庁舎に開所(朝日新聞)
  11・29 県がゴルフ場の農薬散布の安全使用を徹底させる指導要綱を制定(朝日新聞)
  11・29 香川県経済同友会が設立.会員451人,代表幹事に多田野康雄,丸山修を,
      事務局長に石丸尚志を選任(朝日新聞)
  11・29 高松市内の戦争遺族,平和団体などで「高松市平和資料館の建設を求める会」
      を発足.資料館建設と高松空襲記念日の7月4日を「高松市平和の日」に制
-549-
      定する10万人署名を開始(朝日新聞)
  12・4 丸亀市がJR丸亀駅周辺整備計画の一環として建設する市美術館(猪熊弦一
      郎現代美術館)・図書館の起工式(完成は平成3年度)(せとらんどNOW)
  12・7 県が高松空港跡地利用の基本計画「香川インテリジェントパーク(IKP)
      計画」を発表(四国新聞)
  12・14 香川県農業振興基金協会が設立(広報香川)
  12・17 新高松空港からフライト園芸・漁業のジェット1番機が出航(広報香川)
  12・18 県産業交流センター構想策定協議会が高松空港跡地利用の一つとして「産
      業交流センター」建設の構想をまとめる(四国新聞)
  12・21 三菱金属直島製錬所の貴金属製錬工場が完成(四国新聞)
  12・22 多度津町が町制100周年記念事業として町民会館の建設起工(四国新聞)
  この年 県内総生産は.経済成長率が名目で7,1パーセントと8年ぶりの高水準(県
      統計課県民経済計算)
-547-
 社会・文化
  1・13 新高松空港の管制塔が完成(広報香川)
  1・13 平成5年に香川・徳島の両県で行われる第48回国民体育大会の統一テーマ
      が「東四国国体」スローガンが「出会い 競い そして未来へ」と決まる(広
      報香川)
  1・26 北川保夫(四国調理師専門学校長)岡市友利(香川大教授・海洋環境)が第29
      回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  2・28 県教育委員会が坂出市のナカンダ浜遺跡を史跡に指定(香川県報)
  2・28 香川県史・通史編「近世Ⅰ」刊行(香川県史)
  3・6 第24回香川菊池寛賞に松本泰人の小説「ひとりだけの儀式」が受賞(高松
      百年史)
  3・14 香川県登校拒否問題検討委員会が「登校拒否対策の推進について」を提言(教
      育年報)
  3・31 香川県史・通史編「中世」「近世
-548-
      Ⅱ」「現代」刊行.計画全15巻を完成(香川県史)
  4・- 志度町の徳島文理大香川校に県内初の理工系学部となる工学部が開設(四国
      新聞)
  5・25 4月1日に発足した県警察航空隊の活動開始式が高松空港(林町)で行われ,
      ヘリコプター「さぬき」を披露(広報香川)
  6・6 平成5年開催の「東四国国体」に向けて県実行委員会設置(広報香川)
  6・15 瀬戸大橋架橋博覧会の剰余金の一部を基金に,置県百年記念香川県芸術文化
      振興財団の設立発起人会を県庁で開く(広報香川)
  6・23 第17回壷井栄賞に中塚隼人(蒲生小)の作品「星の声」が受賞(壷井栄顕
      彰会資料)
  7・19 日本公園緑地協会の「日本の都市公園百選」に栗林公園が選ばれる(四国新
      聞)
  7・31 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が四国4県共同で開催.スロー
      ガンは「競え技 結べ友情 さわやかに」県内ではバレーボール・水泳など8種の競技(~8月15日)(広報香川)
  7・- 香川医科大学がカナダのカルガリー大学医学部と国際学術交流協定を締結
      (四国新聞)
  8・1 塩飽本島の千歳座(文久2年建築)修復工事が完工し,こけら落としに歌舞
      伎を公演(四国新聞)
  8・6 新高松空港開港に向け,航空保安施設,管制施設のフライトチェックを開始
      (広報香川)
  8・10 県総評.香川総同盟,連合香川(平成元年3月結成)官公労協,全官公の5
      労働団体が「香川労線統一準備会」を発足(朝日新聞)
-549-
  8・14 後漢時代の「獣帯方格規矩四神鏡」が出土した鶴尾神社4号墳が国の史跡に
      追加指定(四国新聞)
  9・3 琴電の土器川橋梁(羽間・榎井問)が大雨の影響で橋脚1基が倒壊(11中
      旬(#「11中旬」は底本のママ)まで電車不通)(四国新聞)
  10・6 JR四国と四国高速バスの2社が高松・東京間で長距離バスを14日から運
      転開始(四国新聞)
  10・16 四国横断自動車道高松・善通寺間のうち最後まで交渉が難航していた坂出市
      府中地区で,用地幅くいの設置開始(四国新聞)
  10・16 「四国における公共交通機関に係る総合的情報システム検討委員会」が四国
      運輸局の呼びかけで発会(四国新聞)
  10・20 国営まんのう公園が満濃町で起工(広報香川)
  10・29 新高松空港の完成を祝う開放行事が行われる。参加者1万5000人(広報香
      川)
  11・3 平成元年度県文化功労者として香川(林)政江(短歌)加藤達雄(文化財)
      を表彰(広報香川)
  11・17 高松・東讃高規格幹線道路建設促進期成同盟会の総会が開かれ,幹線道路の
      早期整備促進要望を決める(四国新聞)
  11・24 新高松空港の旅客ターミナルビルが完成(朝日新聞)
  11・28 高松市美術館が(吹き抜けのエントランスホールが評価)東京ドームなどと
      ともに平成元年度の建築業協会賞を受賞(朝日新聞)
  12・1 「高松百年史・下」刊行(高松百年史)
  12・15 高松市林町の高松空港が19時15分大阪便を最後に閉港.昭和30年5月に
      高松・大阪間に不定期路線が開設さ
-550-
      れてから34年7か月・1300万人を輸送(広報香川)
  12・16 新高松空港が開港.全国46番目のジェット空港,総事業費約450億円(四
      国新聞)
  12・- 丸亀城の埋蔵文化財発掘調査で本丸部に渡り櫓跡を確認(四国新聞)
  この年 県人口102万7672人,世帯数31万8914戸(香川県人口移動調査報告)

1990 (平成2年)
 政治・経済
  1・19 県新総合計画協議会第1回全体会議を開催.県民代表100人に諮り意見を求
      め,21世紀に向けた長期構想を練る(広報香川)
  1・28 佐々栄三郎死去(78)元衆議院議員(四国新聞)
  2・10 高松市が市制100周年記念事業として「高松21・都市シンポジウム」を開
      催(四国新聞)
  2・15 香川町で西日本ブロック国際農業フォーラム開催(~16目)(広報香川)
  2・18 第39回衆議院議員総選挙を執行.当選者(1区)真鍋光広・三野優美・木
      村義雄(2区)森田一・加藤繁秋・大野功統(朝日新聞)
  2・23 松平頼明死去(80)旧高松藩主松平家第13代当主,東京県人会会長(四国
      新聞)
  3・16 平井知事が県議会の答弁で過度のゴルフ場開発を抑える面積の総量規制実施
      方針を述べる(四国新聞)
  3・24 県工業技術センターの新庁舎が高松市郷東町に完成(広報香川)
  3・31 県企画部が瀬戸大橋博会場跡地の利用計画「アコモ(アクア・コミューン)
      計画」を発表(四国新聞)
  4・1 琴平町が33年ぶりに町観光条例を改正(四国新聞)
  4・2 郵政省がハイビジョン・シティ
-551-
      (高度映像都市)構想のモデル都市として高松市を追加指定(四国新聞)
  4・15 善通寺市長選挙を執行.真鍋勝が無投票で当選(四国新聞)
  4・27 新旧高松空港用地の交換契約が県土地開発公社と運輸省大阪航空局との間で
      締結(四国新聞)
  5・25 県が「瀬戸内・サンリゾート構想」基本構想案を県議会総務委員会に報告(朝
      日新聞)
  5・28 県新総合計画策定本部が平成12年度を目標年次に,田園都市香川づくりへ
      の「香川県21世紀長期構想」を正式決定(四国新聞)
  7・12 第62代県議会議長に稲井正が就任(香川県議会要覧)
  7・24 高松市が港頭地区を中心に東西に延びる海岸線を「豊かさとにぎわいの親水
      回廊」として整備するウォーターフロント整備の基本指針がまとまる(四国
      新聞)
  7・31 丸亀市と県が進めているJR丸亀駅周辺の市街地活性化事業が全国街路事業
      促進協議会の第2回街路事業コンクールの建設大臣賞を受賞(四国新聞)
  8・23 運輸省が「高松港頭地区再開発」の外郭となる高松港玉藻地区の護岸・防波
      堤を市民が自由に出入りできる親水性構造物とすることを決める(四国新聞)
  8・26 知事選挙を執行.平井城一が再選(四国新聞)
  8・26 県議補欠選挙で丸亀市選挙区(自民)1が当選.大川郡選挙区では(社会)
      1が無投票当選(四国新聞)
  9・5 平井城一が第50代知事に就任(広報香川)
  9・28 高松市と中国南昌市が友好都市提携に調印(朝日新聞)
  9・28 第1回四国地区経済同友会交流懇談会を高松市で開催.3架橋時代に向け
-552-
      ての四国のあり方を話し合う(朝日新聞)
  10・8 県議会が荻野清士の副知事再任に同意(四国新聞)
  10・11 加藤常太郎死去(85)元衆・参議院議員・当選13回.元労相(四国新聞)
  10・23 平井知事を団長とする韓国訪問団16名がソウル入り,高松・ソウル定期航
      空路開設を韓国交通部等と折渉(~25日)(朝日新聞)
  11・6 丸亀市とスペインのサン・セバティアン市が国際姉妹都市の調印(四国新聞)
  11・20 県新総合計画策本部(#「計画策本部」は底本のママ)が「県21世紀長期構想」の前期5か年(1991~95)の
      指針となる事業計画の素案を発表(高松港頭・空港跡地整備など)(朝日新
      聞)
  11・22 シンガポール大丸百貨店内にうどん・のり・醤油・ミカン・ハマチなど県特
      産物を売り出すアンテナショップを出店(~27)(朝日新聞)
  11・3 県が本年2月1日現在で実施した農林センサスを公表.県下の農家数は5年
      前に比ベ7,6パーセント減の5万8540戸,農家人口に占める65歳以上の割
      合は21パーセント(全国平均19,9パーセント)と高齢化が進み,後継者不
      足が浮彫りと報告(四国新聞)
  12・23 日本開発銀行調査による豊かさの指数で,香川は全国第3位.1世帯当たり
      の貯金額はトップだが,火災・交通事故は全国平均を越える(四国新聞)
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 社会・文化
  1・10 藤原鶴来死去(96)書家で県文化功労者(四国新聞)
  2・5 県自然環境保全審議会が善通寺市の吉田八幡神社の社叢と白鳥町のみぞおち
      の滝を自然記念物に,三木町の山大寺池周辺を緑化推進地域,仁尾・詫間の
      名部戸海岸を自然海浜保全地区に指定するよう県に答申(四国新聞)
  2・14 丸亀市文化協会が城下町の町名を後世に伝えようと鷹匠町・船頭町・兵庫町
      ・畳屋町など15町名を彫りこんだ標石をゆかりの地に建立(四国新聞)
  2・15 高松市の国道11号番町交差点の地下広場(光の広場)工事が完成(四国新
      聞)
  2・28 高松栗林公園の一角で鴨引き掘を中心に江戸時代の大名庭園を復元する整備
      工事が起工(朝日新聞)
  2・28 四国横断自動車道高松・善通寺間の三谷トンネル(飯山町)が貫通(広報香
      川)
  3・4 連合香川(日本労働組合総連合会・香川連合会)が統一結成大会で正式に発
      足(四国新聞)
  3・6 第25回香川菊池寛賞に篠永哲一の随筆「長太郎洋服人生」が受賞(四国新
      聞)
  3・24 香川ジュニア合唱団が東ドイツ芸術家委員会の招へいで,東ドイツ9
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      都市で演奏のため渡独(~4月10日)(四国新聞)
  3・21 弥生前期の県内最古の円形周溝墓が善通寺市原田町の龍川五条遺跡で確認さ
      れる(朝日新聞)
  3・26 国道32号円座バイパス(4,9キロ)のうち国道11号と接続する1,2キロの
      工事が完成し,全区間が開通(広報香川)
  3・31 香川県史・別編Ⅰ「索引・総目次」刊行(香川県
      史)
  4・6 奈良国立文化財研究所が鎌田共済会郷土博物館所蔵の6世紀前半の円頭大刀
      柄頭に図案化された鬼面象眼は日本最古の逸品と発表(観音寺市母神山古墳
      出土品)(四国新聞)
  4・9 郷土史家草薙金四郎死去(85)県立図書館長,県史編さん委員会委員など歴
      任.著書に讃岐風土記など多数(四国新聞)
  4・29 四国のみち完成記念式が公渕森林公園で行われる(県内は28コース)(広報
      香川)
  4・- 香川県腎臓バンク設立(広報香川)
  5・1 労働界は連合香川と県労連の分裂メーデーとなる(朝日新聞)
  5・20 「バス・電車の日」を制定.毎月20日とする(広報香川)
  5・29 高松空港跡地に建設される県立図書館・文書館の整備基本計画がまとまる
      (四国新聞)
  6・23 第18回壷井栄賞に三好貴大(豊島小)の作品「ぼくんちは牛かい」が受賞
      (壷井栄顕彰会資料)
  6・29 県教育委員会が大野原町五郷有木地区の木造阿弥陀如来坐像を県有形文化財
      に指定.県指定文化財は合計193件,うち有形文化財(彫刻)は34件(県
      教委だより)
  7・5 第37回四国地区同和教育研究大
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      会が高松市総合体育館ほかで開催(県教委だより)
  7・11 日本体育協会が平成5年に香川・徳島両県で第48回国民体育大会(東四国
      国体)開催を正式決定(四国新聞)
  7・24 平成5年の東四国国体夏季大会のメイン会場となる県立総合水泳プールが高
      松市御厩町に落成(四国新聞)
  7・27 高松市郷東町に県立ガン検診センター完成(広報香川)
  7・30 森諦圓死去(89)京都仁和寺門跡,種智院大学長など歴任(四国新聞)
  8・10 高松地方気象台が気温37,5度を観測.同台史上の最高(高松地方気象台資
      料)
  8・12 渇水が深刻化している早明浦ダムの貯水量が基準の3割に落ち込み,四国地
      建局は香川用水への送水量を60パーセントカットにする第2次取水制限を
      実施(23日解除)(四国新聞)
  8・18 四国4県で全国中学校選抜体育大会が開催.香川県内では柔道・サッカー・
      ハンドボール・バドミントンの4種目の競技が行われ,男子バドミントンで
      香川一中が優勝(広報香川)
  9・8 河西新太郎死去(78)詩人.県文化功労者.戦後「日本詩人」を主宰「オリ
      ーブの歌」など作詞多数(四国新聞)
  9・10 「直島町史」刊行(直島町史)
  10・7 県埋蔵文化財センターが,坂出市川津町一ノ又遺跡調査で,弥生時代から中
      世にかけての竪穴住居跡や掘立て柱建物跡など42棟の集落遺跡を発掘(朝
      日新聞)
  10・27 県総合運動公園などで第1回県健康福祉祭(愛称・香川ねんりんピック)開
      催(~28日)(朝日新聞)
  11・3 2年度県文化功労者として磯井正美(漆芸・人間国宝)山本忠司(建
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      策)(#「建策」は底本のママ)を表彰(四国新聞)
  11・3 高松市主催の「日本女性会議‘90たかまつ」開催「快適に働き 快適に生
      きる」がテーマ(朝日新聞)
  11・14 10月1日実施した国勢調査による県人口は,102万3434人,世帯数32万 
     2807戸と発表(四国新聞)
  11・15 第2次世界大戦中,香川県下で1923人の朝鮮人が強制連行されていた内務
      省資料が朝鮮人強制連行調査団の手で明らかにされる(四国新聞)
  11・15 新高松空港の利用客が12月16日の開港1周年を前に100万人を突破(四国
      新聞)
  11・18 横井金男死去(80)香川県史編さん委員会長で県文化功労者.著書に「古今
      伝授の史的研究」など(四国新聞)
  11・22 ユニークな町おこし運動で「四国こんぴら歌舞伎大芝居推進協議会」に国土
      庁長官賞(四国新聞)
  11・28 県が高瀬町矢野家所蔵の中世の「秋山家文書」を有形文化財に指定.古文書
      の県指定は初めて(四国新糊)
  11・- 内海町青年団が第39回全国青年大会演劇の部で最優秀賞・優秀舞台美術賞
      ・創作脚本賞の3賞を獲得,出し物は「夏の蝉」(四国新聞)