1965年(昭和40) ~ (80K)


入力に使用した資料
底本の書名   香川県史 別編Ⅱ 年表    
  底本の編者   香川県
 底本の発行者  香川県
  底本の発行日  平成三年三月二十日
入力者名    渡辺浩三
校正者名    渡辺美智子
入力に関する注記
    ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
     文字番号を付した。
    ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧字)
     と表記した。

登録日  2003年10月2日
      


現 代
-481-
1965 (昭和40年)
 政治・経済
  1・12 第3回行政民主化懇談会(1日行管)を県総合会館で開催.増原恵吉行政管
      理庁長官ら出席(香川の歩み)
  1・18 県議会が「番の州埋立工事に伴う漁業被害補償について」(提出者・白方漁
      協.田中力造)「備讃瀬戸航路整備による漁業補償について」(提出者・白
      鳥漁協,谷千太郎)「備讃瀬戸航路浚渫補償について」(提出者・引田漁協,
      熊本弁吉)の各陳情書を受理採択(香川県議会議事録)
  1・- 経済企画庁が四国地方開発促進計画案を発表(四国新聞)
  3・2 県教育長久保田英一が辞任.後任は久保隆美(香川年鑑)
  3・20 高松市と牟礼・庵治町が同年11月3日を目途に合併の覚書に調印(牟礼町
      史)
  4・9 県営五郷ダムが大野原町五郷に完工.貯水量225万トン(月刊香川)
  4・10 瀬戸内海屋島栽培漁業センターがニジマス(2万5000匹)を試験放流(香
      川の歩み)
  4・22 金子知事がリオデジャネイロ四百年祭とパリで開かれる日仏知事会議出席の
      ため高松空港を出発(6月3日高松帰着)(香川年鑑)
  4・22 香川県内水面漁業調整規則を公布(香川県報)
  4・- 渇水のため,四国電力が休止中の多度津火力発電所を運転(四国新聞)
  4・- 40年度漁業構造改善事業の対象地域に香川県が決定(四国新聞)
  4・- 40年度農業構造改善事業計画地域に津田町など7地区を決定(四国新聞)
  4・- 吉野川総合開発計画の中核となる早明浦ダム建設に着手(月刊香川)
  5・1 「財政事情」(第35回)を公表.40
-482-
      年度予算は,経費の重点化・効率化を図ることによって,健全財政を堅持し
      つつ「経済開発」「社会開発」「人間開発」の三つの諸施策の調和のとれた
      展開に努めるよう編成したと述べる(香川県報)
  5・25 ミカンの害虫防除でヘリコプターによる農薬空中散布(月刊香川)
  7・4 第7回参議院地方区選出議員選挙で前川旦当選(香川県報)
  7・10 坂出市長選挙を執行.鎌田春吉が再選(香川県議会史)
  7・20 美観風致を維持し,公衆に対する危害を防止するため香川県屋外広告物条例
      を公布(香川県報)
  7・27 第1回吉野川総合開発協議会を県総合会館で開催.四国地方建設局が早明浦
      ダムかさ上げ計画などの新試案を発表(香川の歩み)
  8・19 府中ダムの定礎式を挙行(香川の歩み)
  9・19 多度津水産高校の練習船・香川丸がマグロ漁のためソロモン海域へ出航(四
      国新聞)
  9・21 高松市と牟礼・庵治町の合併協議会を開くが意見一致を見ず一応延期(牟礼
      町史)
  10・9 県議会が瀬戸大橋架設促進に関する意見書を議決(香川県議会史)
  11・1 四国電力が.丸亀市本島・牛島・広島への送電を開始(四国地方電気事業史)
  11・2 県が民生委員定数を1341人と定める(香川県報)
  12・14 四国開発審議会は第11回総会を開き,吉野川開発促進など13項目にわたる
      意見書を佐藤首相に提出(香川年鑑)
  12・17 川崎重工が坂出市番の州に23万トンドックの建造に着手(四国新聞)
  12・25 香川県漁業調整規則を公布(香川県報)
  12・- 本県の基幹的農業従業数は12万
-483-
      4250人で,この5年間に人口は4万9267人減.女性化率は55,9パーセント
      で同1パーセント増.60歳以上の老齢化率は24,4パーセントで同7,5パー
      セント増(香川県農業史)
  12・- 39年度の県市町村決算では赤字9.黒字35で,前年度比赤字1が減り黒字
      団体に.しかし帳尻が38年度より悪くなったのが17団体もある(広報香川).
  12・- 42年10月1日から改正される消費者米価(精米10キログラム当たり)の
      香川県適用は次の通り.上米1205円,並米1165円,徳用米970円(広報香
      川)
-481-
 社会・文化
  1・30 大松博文(ニチボー貝塚バレーボール監督)後藤学一(彫金)県小学校教育
      研究会が第5回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・- 香川県学校保健会が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・1 水質保全法に基づき財田川水域の環境基準を指定(香川県環境白書)
  2・11 森婆羅死去(87)俳人・俳誌「紫苑」創刊者の一人(続・讃岐人名辞書)
  2・13 香川県老人福祉法施行細則を公布.中部・大川・小豆・仲多度・三豊の各
      福祉地区を設ける(香川県報)
  2・- 原水爆禁止香川県民会議(県原水禁)結成(香川の原水禁運動30年史)
  3・5 県血液センターが高松赤十字病院に開設(四国新聞)
  3・8 「三木町史」刊行(三木町史)
  3・18 国鉄バス北四国急行線高松・松山が営業を開始(四鉄史)
  3・17 栗林公園の旧高松藩主茶室掬月亭を修復,落成式(月刊香川)
  4・1 高松・徳島間に高徳特急パスが開通(四国新聞)
  4・1 県警察本部が四国で初めて機動捜査隊を設置(四国新聞)
  4・3 佐柳島(多度津町)の埋め墓・香川町の「ひようげ祭」の神具を県の民俗資
      料に指定(香川県報)
  4・8 日本児童文学協会香川支部が発足(香川県芸術文化年鑑)
  4・15 菊池寛顕彰会が「香川菊池寛賞」を設定(高松市史年表)
  4・15 県教育委員会と県新生活運動協議会の主唱で「花いっぱい運動」を展開(~5月14日)(月刊香川)
  4・28 県下の私鉄・バスは私鉄総連の
-482-
      指令に基づき,一斉に24時間スト.通勤客約13万人の足を奪う(香川年鑑)
  5・1 農村集団自動電話が県下で初めて琴平町象郷・榎井・満濃町高篠地区に開通
      (香川の歩み)
  5・30 「新香西史」刊行(新香西史)
  6・13 県ガン予防協会が発足(四国新聞)
  6・15 県道路交通規則の改正でオートバイ・自転車などの荷台横乗りを禁止(香川
      年鑑)
  6・23 宇野・高松間に小型水中翼船「第2ことぶき丸」(定員12人・所要時間20
     分)が就航(四国新聞)
  6・26 国連20周年を記念して,日本国際連合協会県本部が県立図書館の庭に泰山
      木を植樹(月刊香川)
  6・30 県教育委員会が委員長に松岡健雄を選任(香川年鑑)
  7・2 高松地裁が34年8月高松高校で行われた教育講習会乱闘事件の4被告に対
      する判決公判で,公務執行妨害は証拠不十分として全員に無罪を言い渡す(香
      川年鑑)
  8・2 県福祉事業団「五色台山の家」が完工.3日から営業開始(39年12月6日
      起工・鉄筋コンクリート平屋一部2階建)(月刊香川)
  8・7 五色台スカイライン有料道路に路線バスの乗り入れ開始(四国新聞)
  8・15 国連地域計画調査団が瀬戸大橋架設の最終報告を発表し,5ルートのうち香
      川・岡山の架橋の優位性を強調(瀬戸大橋のあらまし)
  8・22 漆芸家磯井如真(人間国宝)の胸像除幕式を県漆芸研究所で挙行(高松市史
      年表)
  8・28 日照り続きで高松市水道局は第1次給水制限を実施(香川年鑑)
  9・10 台風23号来襲.雨量150ミリ・死
-483-
      者17人.被害総額約54億7000万円(香川年鑑)
  9・15 台風24号来襲.死者3人・負傷者8人.被害総額約75億7000万円(四国
      新聞)
  9・15 琴電志度・長尾両線は13日以来の豪雨出水のため運転不能(香川年鑑)
  9・17 台風24号(15日)の余波と13日以来の豪雨(300~600ミリ)で県下各地
      に水害.死者3人・浸水家屋約1万戸・被害総額約60億円(香川年鑑)
  9・19 県が小豆島肥土山地区の地滑りのため,土庄町に災害救助法を適用(香川の
      歩み)
  9・30 善通寺市が「非核武装都市」を宣言(四国新聞)
  10・26 国道11号バイパス建設促進期成同盟会が発足(四国新聞)
  10・28 第20回国体秋期大会(岐阜県)で観音寺一高チームが団体徒手体操競技(女
      子)で優勝(香川年鑑)
  10・31 高松地検が番の州埋め立て工事にからむ不正事件で,森田臨海工業高松支店
      長を贈賄の疑いで逮捕・11月24日起訴.以後翌年初めにかけて,贈収賄疑
      惑は県政界に及ぶ(香川年鑑)
  11・3 40年度県文化功労者として大島青松園園長野島泰治を表彰(香川年鑑)
  11・17 内海町苗羽の丘に作家黒島伝治の文学碑を建立(香川の歩み)
  11・25 福家惣衛著「香川県通史」刊行(香川の歩み)
  12・7 四国初の横断歩道照明灯が高松市花園町と中央通りに完成(四国新聞)
  12・10 「一宮村史」刊行(一宮村史)
  12・15 「長尾町史」刊行(長尾町史)
  12・15 労働協約改定をめぐって争議中の琴電・琴参・小豆島自動車・大川バス・高
      松バスの各労組が一斉に24時間
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      スト(香川年鑑)
  12・21 番の州汚職事件で高松地検が県議会議長を逮捕(四国新聞)
  この年 県人口90万0845人,世帯数22万0808戸(香川県人口移動調査報告)

1966 (昭和41年)
 政治・経済
  1・6 大久保県議会議長が辞意を表明(香川年鑑)
  1・12 自民党県議会議員が正副議長選出問題をめぐって党内対立.第一クラブが新
      たに結成される(香川年鑑)
  1・14 臨時県議会で第40代議長に杉山栄太郎を選出(香川年鑑)
  1・- 農業経営近代化の指導に貢献した掘家重俊(丸亀市)が山陽新聞賞受賞(山
      陽新聞)
  2・11 社会・共産両党と県総評の組織する知事解職・県議会解散リコール本部が県
      選管にリコール運動の手続きをとる.2月20日署名活動を開始(香川年鑑)
  2・11 県がため池保全に関する条例を制定(土地改良30年のあゆみ)
  2・18 県農業基本対策審議会は「香川県における農業基本対策の大綱」に関する県
      の諮問案を審議(香川年鑑)
  2・20 大内町の大内ダム定礎式(香川年鑑)
  2・23 番の州埋立てと備讃瀬戸航路整理をめぐる漁業補償問題で.県と漁民代表の
      交渉が県庁内で行われたが,不調に終わる(香川年鑑)
  2・27 先に二派に分裂した自民党県議会議員は,平井県連会長らの斡旋で新たに自
      民党議員会の名で再発足(28日結成式・新会長に大町官一選任)(香川年鑑)
  3・9 県議会が「御坊川河川底浚渫工事について」(提出者,高松市花園町花の会
      鈴江よしえ)の陳情書を受理・採択(香川県議会会議録)
-485-
  3・15 県議会が瀬戸大橋ルート一本化に関する決議案を可決し,坂出・下津井ルー
      トの早期建設に関する意見書を採択(瀬戸大橋のあらまし)
  3・22 県議会が,欠員中の副知事に田中守・出納長に河野一夫選任に同意.4月
      1日発令(香川年鑑)
  3・30 大西禎夫死去(67)元衆議院議員当選3回(コトデン60年のあゆみ)
  4・10 政治家西尾末広銅像除幕式を高松市女木島海岸で挙行(高松市史年表)
  4・14 香川・岡山両県が協議し,瀬戸大橋ルートの名称を児島・坂出ルートに統一
      (瀬戸大橋のあらまし)
  4・20 昭和天皇・皇后両陛下が松山市郊外で開催の植樹祭にご出席の帰途,本県に
      お立ち寄り.22日まで県立養護学校・五色台・車えび養殖場などご視察(香
      川県議会史)
  4・24 社会・共産両党と県総評の知事解職・県議会解散リコール運動は提出期限の
      本日までに有効署名数(19万4321人)に達しなかったため,提出を中止(香
      川年鑑)
  4・29 善通寺市長選挙を執行.平尾勘市が当選(香川県議会史)
  5・25 四国4県知事会議で,四国縦貫横断自動車道建設期成同盟会の結成を決議
      (香川年鑑)
  6・2 香川用水事業建設期成総会を県総合会館で開催.会長に平井太郎を選任(広
      報香川)
  6・27 仁尾町が名誉町民条例を制定(新修仁尾町誌)
  7・1 県議会が建設省の早明浦ダム建設基本計画に同意.香川用水計画が実現に向
      けてスタート(月刊香川)
  7・11 臨時県議会を開会.早明浦ダム建設基本計画に関する議案などを審議(香川
      の歩み)
-486-
  8・18 建設省が第5次道路整備5か年計画策定の中で本四連絡橋の着工を決定(瀬
      戸大橋のあらまし)
  8・28 知事選挙を執行.金子正則が当選(5選)(香川県議会史)
  8・28 県議会議員補欠選挙を執行.高松市選挙区(自民)1,大川郡(自民)1が
      当選(香川県議会史)
  9・3 長尾町に貯蔵量日本一を誇るカントリー・エレベーターが完成(月刊香川)
  9・5 金子正則が第44代知事に就任(歴代香川県知事調)
  9・10 県がオリーブを「県木」に選定(香川の歩み)
  9・30 県議会が老朽溜池整備促進に関する決議案を可決(香川県議会史)
  10・1 四国電力が,坂出市与島・小与島・櫃石島・岩黒島への送電を開始(四国地
      方電気事業史)
  10・9 社会党県本部が臨時大会を開き,委員長に横山幸夫・書記長に藤井賢を選任
      (香川年鑑)
  11・9 知事選・県議補選両選挙違反事件で高松市議の逮捕者が累計32人となる
      (香川年鑑)
  11・15 百十四銀行ビル(高松市亀井町)が完工.16階建て(四国新聞)
  11・29 四国電力社長に大内三郎が就任し,前社長中川以良は会長となる(四国電気
      事業史)
  11・- 香川県うちわ協同連合会が結成(四国新聞)
  12・13 高松市議会は,野党側の解散決議案を否決し,与党側提出の自粛決議案を可
      決(香川年鑑)
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 社会・文化
  1・5 香川県瀬戸大橋架設推進本部設置(瀬戸大橋のあらまし)
  1・27 第6回四国新聞文化賞に鴨政雄・和田邦坊が受賞(香川年鑑)
  1・30 香川県美術家協会を結成(香川県芸術文化年鑑)
  1・- 香川県歌人会(丸亀市)が発足.月刊「香川歌人」刊行及び荒木暢夫賞・久
      保井信夫賞の授与を決める(香川県芸術文化年鑑)
  1・- 讃岐文学同人の新橋遊吉が同誌に掲載した小説「八百長」で第54回直木賞
      を受賞(香川県芸術文化年鑑)
  2・1 県立武道館が高松市福岡町に完工(香川の歩み)
  2・15 「新修高松市史・Ⅱ」刊行(新修高松市史・Ⅱ)
  2・15 本四架橋の第8回技術顧問会議が開かれ,坂出・下津井ルートの優位性が決
      まる(四国新聞)
  2・27 歌人荒木暢夫死去(72)(続・讃岐人名辞書)
  3・1 国鉄宇高連絡航路に新造船伊予丸(3083トン)が就航(四鉄史)
  3・6 菊池寛顕彰会主催の第1回香川菊池寛賞に守川慎一郎の小説「花ノ根村合財
      録」が受賞(高松百年史)
  3・7 四国で初めて常設の「高松北交通相談所」が開設(香川県警察史)
  3・26 文化財保護委員会が田村神社の「鉄鉾」などを重要文化財に指定(香川の歩
      み)
  3・26 大川郡大川町・津田町間の柴谷
-485-
      トンネル工事が完成(四国新聞)
  3・29 私鉄総連四国地連の琴電・琴参・大川自動車・小豆島自動車・高松バス各労
      組が春闘第1波の時限スト(香川年鑑)
  3・31 高松高裁が森永ドライミルク中毒事件の控訴審判決公判で被告に対する無罪
      の原判決を破棄し,徳島地裁に差戻し(香川年鑑)
  4・1 香川大学学芸学部を教育学部に改称(香川大学三十年史)
  4・1 高松港が開港場に指定(四国新聞)
  4・6 国鉄予讃線丸亀・多度津間,複線として使用開始(四鉄史)
  4・11 大久保〔ジン〕之〔ジョウ〕(#「ジン」は文字番号35739,「ジョウ」は文
      字番号19092)銅像が県立公園金山寺(琴平町)山頂に建立除幕(香川の歩
      み)
  4・16 国鉄宇高速絡航路に新造船土佐丸(3083トン)が就航(四鉄史)
  4・23 宇高国道フェリーに「こうち丸」(900トン)が就航(香川の歩み)
  4・23 16日に落成した県文化会館が一般に公開される.5月3日完工式(香川年
      鑑)
  4・23 牟礼小学校で柴野栗山の胸像除幕式(香川年鑑)
  5・1 県下で総評系と同盟系の分裂メーデー(高松市史年表)
  5・10 県が県鳥に「ホトトギス」県獣に「シカ」を指定(香川県報)
  6・4 歌舞伎俳優市川団蔵(84)が小豆島沖で関西汽船山水丸から投身自殺(香川
      の歩み)
  6・11 文化財保護委員会が高松市田村神社所蔵の片添刃鉄鉾身・瑞花双鳳禽獣鏡・
      十二支八卦文鏡ほか2点,長尾町極楽寺所蔵の絹本着色両界曼荼羅,坂出市
      神谷神社蔵の木造随神立像.牟礼町開法寺の板彫阿弥陀曼荼羅を重要
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      文化財に指定(四国新聞)
  6・23 宇野・高松問に水中翼船が就航(四国地方電気事業史)
  7・9 県教育委員会が土庄町肥土山の肥土山舞台・池田町中山の中山舞台を民俗資
      料に指定(香川県報)
  8・2 高松港が貿易港になって(4月1日)初めて沖縄から第1船が入港(高松市
      史年表)
  8・15 彦根城と高松城の姉妹縁組式が高松市庁舎で行われる(香川年鑑)
  8・18 建設省が,第5次道路整備5か年計画策定の中で,本四連絡架橋の着工を決
      定(四国新聞)
  8・- 五色台が国民休暇村に指定(四国新聞)
  9・28 国鉄予讃線鴨川・坂出間,複線として使用開始(四鉄史)
  9・28 県が交通安全県民会議を設置(香川の歩み)
  10・1 香川県公害対策協議会を設置(香川県環境白書)
  10・1 全日空名古屋・高松線が開設され,一番機が到着(四国新聞)
  10・8 県下初の国道複線橋「新蓬莱橋」が丸亀市に完工(香川の歩み)
  10・10 高松・坂出両市は初の「体育の日」を記念して全市民に呼びかけ「歩け歩け
      運動」を実施(香川年鑑)
  11・1 県警察本部に交通部が新設(香川県警察史)
  11・3 41年度県文化功労者として宮内フサ(郷土民芸)表彰(香川の歩み)
  12・5 青少年育成県民会議の結成大会が高松市民会館で開催(香川年鑑)
  12・6 四国開発幹線自動車道建設期成同盟会が発足(四国横断自動車道)
  12・18 佐々木礼三死去(67)医師で讃岐医人伝・高松藩医録等医学史研究に努める.
      また俳人として俳誌「屋島」
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      を主宰(続・讃岐人名辞書)
  この年 県立体育館が建築業協会賞を受賞(朝日新聞)
  この年 県人口89万7680人,世帯数22万5175戸(香川県人口移動調査報告)

1967 (昭和42年)
 政治・経済
  1・29 第31回衆議院議員選挙を執行.当選者(1区)成田知巳・福家俊一・藤本
      孝雄(2区)大平正芳・加藤常太郎・佐々栄三郎(香川の歩み)
  2・5 観音寺市長選挙を執行.横山武平が当選(香川県議会史)
  2・7 津島壽一死去(79)昭和28年参議院議員に当選,元蔵相・防衛庁長官.ま
      た東京オリンピックの組織委員長を務めた(続・讃岐人名辞書)
  3・5 高松市の姉妹都市アメリカのセント・ピータースバーグ市長ら一行24人が
      来高(8日まで滞在)(香川年鑑)
  3・7 水資源開発審議会が,吉野川水系水資源開発基本計画案を答申(香川の歩み)
  3・21 ダイエー高松店が高松市常磐街に開店(四国新聞)
  3・28 県初の工業用水専用ダムの府中ダム貯水式を挙行.また大内町の大内ダムも
      貯水開始式(香川の歩み)
  3・30 建設省が早明浦ダム実施計画方針を認可.4月1日水資源開発公団がダム工
      事に着工(香川の歩み)
  3・- 財田川上流の野口ダム(総貯水量115万トン)(仲南町)が完成(香川の土
      地改良)
  4・1 香川県青果販売農協連設立(農業協同組合統計表)
  4・7 川崎重工坂出造船所が25万トンドックで第Ⅰ船
      (122,730トン)の起工式(香川の歩み)
  4・15 県議会議員選挙を執行.定員44・
-488-
      立侯補者66・有権者58万3380人・投票率78,19パーセント・現職6人が落
      選・新人10人が当選.党派別当選者,自民党30・社会党10・公明党1・無
      所属3(香川県議会史)
  4・28 高松市長と県下10町村長及び5市24町村議の選挙を執行.高松市長は三宅
      徳三郎が当選(香川年鑑)
  5・1 臨時県議会開会.新議長に国見巌雄(第41代)を選出.2日瀬戸大橋架設
      促進特別委員会の設置を決議(香川県議会史)
  5・15 金子知事が日米合同知事会議出席のため,高松出発(6月15帰県)(香川年
      鑑)
  5・19 土木学会本州四国連絡橋技術調査委員会が最終報告要旨を発表し,5ルート
      とも建設可能と答申(瀬戸大橋のあらまし)
  6・2 瀬戸大橋架設推進香川・岡山国会議員団は新会長に大平正芳を選出(香川年
      鑑)
  6・3 常陸宮ご夫妻が第3回全国準硬式野球大会ご出席の途中来県.5日まで県内
      をご視察(香川年鑑)
  6・8 高松市営「川添上水道」の通水式が行われ,屋島・古高松両地区へ給水を開
      始(香川年鑑)
  6・10 四国電力本店に原子力調査室が設置(四国地方電気事業史)
  6・13 工業技術院大阪工業技術研究所四国支所が独立し,四国工業技術試験所とし
      て発足(香川の歩み)
  8・19 伊吹島に離島振興事業により電気導入(10月1日から24時間送電開始)(月
      刊香川)
  8・30 県営大内ダムの完工式を行う(香川年鑑)
  9・30 坂出市議会が11月1日から市営上水道料金25パーセント値上げ案を可決
      (香川年鑑)
  9・30 府中ダムが完工.通水式を挙行
-489-
      (香川の歩み)
  10・1 坂出市府中町吾山で県営開拓パイロット事業起工式を挙行(総事業費4億
      8700万円・159ヘクタールのミカン園を造成)(香川の歩み)
  10・16 香川・岡山両県と商工会議所連合会が東京で関東財界有力者を招き,瀬戸大
      橋建設の優位性を説明(香川年鑑)
  10・18 存廃の成り行きを懸念されていた三菱金属直島製錬所が,開所50周年記念
      式で強化存続を決定と発表(香川年鑑)
  11・10 番の州埋立てと備讃航路浚渫に伴う漁業補償のうち真珠母貝などの養殖補償
      問題が解決,調印(香川年鑑)
  11・15 番の州埋立て地へ進出計画中の三菱化成工業と四国電力が,県庁で誘致建設
      に関する協定書に調印(香川年鑑)
  11・29 香川用水導水トンネルの出口(財田村字財田中)予定地で第1号クイ打ち式
      を行う(香川年鑑)
  11・30 県営坂出工業用水完工式を府中ダム隣接の浄水場で挙行(香川年鑑)
  12・2 川崎重工坂出造船事業部の建造第Ⅰ船タンカー紀乃川
      丸(124,700トン)の試運転を行う(10月12日進水式)(香川年鑑)
  12・25 県営番の州埋立て工事により,沙弥島が香川県本土と陸続きとなる(香川の
      歩み)
-487-
 社会・文化
  1・16 善通寺市の国立香川療養所に四国初の重症心身障害児収容施設が完工(四国
      新聞百年史)
  1・16 金子知事が新県庁舎で毎日新聞芸術賞(建築都市開発部門)特別賞受賞(月
      刊香川)
  1・17 県下に大寒波.高松で氷点下4,7度・塩江町では同11度を記録,同町東山
      小学校は臨時休校(香川県土木史)
  1・26 松沢寛(香川大学教授・病虫害)宮村光武(クルマエビ養殖)磯井正美(漆
      芸)が第7回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・27 香川大学長に前川忠夫が再選(高松市史年表)
  2・1 特別養護老人ホーム「香東園」が寒川町石田西に開園(四国新聞)
  2・- 県血液センターの建築が高松市に完成(同センターは40年3月5日高松赤
      十字病院に開設)(四国地方電気事業史)
  3・1 土讃線多度津・阿波池田間の列車集中制御装置(CTC)使用開始(四鉄史)
  3・6 第2回香川菊池寛賞に宮脇昌敬の小説「毬の唄」が決まる(高松百年史)
  3・9 漆芸家森象堂死去(80)昭和28年度の美術工芸功労者(高松市史年表)
  3・15 上戸学園女子短期大学が高瀬町に創立(昭和62年4月瀬戸内短期大学に名
      称変更)(全国短期大学高等専門学校一覧)
-488-
  3・25 香川短期大学が善通寺市生野町に創立(全国短期大学高等専門学校一覧)
  3・27 県の胃検診車「さぬき」が検診を開始(香川の歩み)
  4・1 県が大気汚染・水質汚濁の実態調査を開始(香川県環境白書)
  4・1 農業後継者養成のため高松市に県農業短期大学校を創立(香川県報)
  4・1 県が高松市に精神衛生センターを設置(香川県報)
  5・8 第1回交通安全県民大会を県庁ホールで開催(香川年鑑)
  5・21 歌人荒木暢夫の歌碑が高松市石清尾八幡宮境内に建立(高松市史年表)
  5・31 今月17日以来県下28か所の養魚場でハマチの稚魚約60万匹が死滅.原因
      はビブリオ菌の伝染(香川年鑑)
  6・23 作家壷井栄死去(66)小豆島から上京して昭和13年「大根の葉」で認めら
      れ,以後「柿の木のある家」「二十四の瞳」など作品は300余編(内海町史)
  7・1 坂出市旭町に重症身体不自由児通園訓練センター「つくしんぼの家」が開所
      (香川の歩み)
  8・1 県警察本部が巡査長制度を実施.新巡査長50人を発表(香川年鑑)
  8・5 四国地方建設局が国道32号と33号の改良工事完成式を高知県庁で開催(香
      川年鑑)
  8・15 県がシュノーケルを有害玩具として18歳未満の青少年に対する販売,使用
      を禁止(香川の歩み)
  8・15 7月13日以来の猛暑と干天続きで高松市上水道は第2次給水制限(9日に
      第1次制限)(香川年鑑)
  8・19 異常渇水のため,県が緊急対策本部を設置(四国新聞)
  8・20 今雪真一がサンパウロデ(#「サンパウロデ」は底本のママ)で死去(78)昭和2年以来県人の南米移住促進に努
      めた(月刊香川)
-489-
  8・21 高松市は水道事情の悪化で午後5時~10時までの第3次給水制限を実施(香
      川年鑑)
  8・23 高松市は善通寺陸上自衛隊の出動を求め,市街地8000世帯に給水車配水を
      開始(香川年鑑)
  9・7 深刻な水飢饉の高松市は防衛庁に対し人工降雨の飛行機出動を要請(香川年
      鑑)
  9・14 台風22号に伴う久しぶりの降雨で,高松市上水道の給水制限時間を緩和し,
      午後4時~11時までに改める(香川年鑑)
  9・17 第3次給水制限中の高松市上水道が34日ぶりに給水制限全面解除(香川年
      鑑)
  9・20 重要文化財高松城艮櫓の移転復元工事が竣工.11月3日完工式(高松市史
      年表)
  9・22 国鉄予讃線香西・鬼無駅間を複線として使用開始(四鉄史)
  9・27 第22回国体ヘリレーされる国体旗が大分から愛媛・高知・徳島を経て香川
      県入り,県庁で1泊,28日再び徳島に向かう(香川年鑑)
  10・1 国鉄宇高航路の新造船阿波丸(3083トン)が就航(四鉄史)
  10・20 土庄町は上水道水源池の枯渇で夜間給水を停止(香川年鑑)
  10・26 国体バトミントン競技の一般女子で香川県代表選手が優勝(埼玉県越ケ谷体
      育館)(香川年鑑)
  10・29 小豆郡内海・土庄両町上水道が台風34号の降雨で完全給水復活(香川年鑑)
  11・3 県が石彫家流政之を42年度の文化功労者として表彰(香川の歩み)
  11・14 政府がNHK高松放送局にUHFテレビ放送局の予備免許を下付(香川の歩
      み)
-490-
  11・19 県連合青年会は,沖縄青少年との交流・産業・教育などの視察のため団員16
      人が沖縄を訪問(月刊香川)
  12・1 「山本町誌」刊行(山本町誌)
  12・12 高松・高知間に南四国急行バスが運行開始(四国新聞)
  この年 県人口90万1507人,世帯数23万0382戸(香川県人口移動調査報告)

1968 (昭和43年)
 政治・経済
  1・27 四国新聞社など6団体主催の「明治百年展」を県文化会館で開催(~2月11
      日)(香川年鑑)
  1・28 坂出市の人工土地第Ⅰ期工事完工(四国地方電気事業史)
  3・22 香川県水産業基本対策審議会が漁業協同組合の合併問題について知事に答申
      (月刊香川)
  3・25 観音寺市議会が文化財愛護都市宣言を採択(香川年鑑)
  4・15 四国電力が,坂出市瀬居島・沙弥島に送電を開始(四国地方電気事業史)
  4・23 坂出市番の州に三菱化学工業坂出工場アルミニウム部門の立地が決定(四国
      新聞)
  5・6 吉野川の水を讃岐平野に導く香川用水事業建設既成会総会を県総合会館で開
      催(四国新聞)
  5・18 沖縄県糸満町で香川県戦没者慰霊塔(讃岐の奉公塔)除幕(香川の歩み)
  6・8 番の州に進出の三菱化学工業坂出工場コークス製錬所建設工事が起工(香川
      の歩み)
  7・1 水資源開発公団が高松市に四国建設部を設置(香川の歩み)
  7・7 第8回参議院地方区選出議員選挙を執行.平井太郎が当選(香川の歩み)
  7・25 県が稚魚愛護旬間として放魚祭などを実施(月刊香川)
  8・1 香川用水土地改良区設立(香川県
-491-
      土地改良区・連合名簿)
  8・16 県下初の食肉共同処理揚が多度津町に完工(四国新聞)
  8・30 県が農林省へ香川用水事業のうち農業用専用幹線水路に関する国営土地改良
      事業実施申請を提出(香川の歩み)
  9・3 川崎重工坂出造船所に世界最大規模の50万トンドックが完工(香川の歩み)
  9・10 県漁業公社が,スマトラ沖エビ漁業進出につき合弁会社設立計画を承認(香
      川の歩み)
  10・4 県の漁業指導船「ことぶき丸」が就航(月刊香川)
  10・4 社会党大会で成田知巳を委員長に選出(ひとすじの道)
  10・23 明治百年記念行事「音と照明」による記念式典を県立体育館で開催(香川の
      歩み)
  10・24 香川用水事業起工式を財田村の導水トンネル出口で挙行(四国新聞)
  11・1 善通寺市新庁舎建設落成記念式典を挙行(3階建て)(月刊香川)
  11・27 水資源開発公団香川用水建設所が琴平町榎井に開所(香川の歩み)
  12・11 内海町の吉田川導水事業が完成(四国新聞)
  12・20 裁判所合同庁舎が高松市丸の内に完工(香川の歩み)
-490-
 社会・文化
  1・25 県漁協連の漁民約1300人が海上交通法の制定に反対して,856隻の漁船に
      分乗し.海上デモを行う(香川の歩み)
  1・26 宗道臣(日本少林寺拳法連盟会長)斉藤実(香川大教授・地質)県バトミン
      トン協会が第8回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  2・15 県下に大雪注意報.夕方からの大雪で商店街のアーケードが倒壊するなど被
      害総額は約51億円(四国新聞)
  2・27 建設・運輸両省が,本州四国連絡鉄道道路工費・工期を発表(四国新聞)
  3・6 第3回香川菊池寛賞に武田喜美子の小説「いつもスペシャルな感じに」が受
      賞(高松百年史)
  3・9 県農業短期大学校が第1回卒業式を県農業試験場で挙行(香川の歩み)
  3・25 高松一高訪台親善登山隊一行5人が台湾の最高峰玉山(新高山3997メート
      ル)の登頂に成功(香川年鑑)
  3・- 「讃岐写真作家の会」が発足.不定期で郷土の記録写真集を刊行(香川県芸
      術文化年鑑)
  4・17 県警察本部は夜間の交通事故取り締りを強化するため夜間専従の白バイ「明
      星部隊」を縞成(香川年鑑)
  4・27 参議院本会議で,香川大学などに大学院を新設する学校設置法改正案
-491-
      を可決(香川年鑑)
  4・30 高松地裁が番の州汚職事件にからむ贈賄側の論告求刑公判を開く(香川年鑑)
  4・- 土器川が一級河川に指定(土器川改修20年記念誌)
  5・5 財団法人「明治百年記念香川県青少年基金」を設立.基金は総額1億円(月
      刊香川)
  5・7 「大滝山県民いこいの森」設立式を塩江町上西で挙行(香川の歩み)
  5・10 鉄道建設公団が海底掘削実験を瀬戸大橋建設予定地の岡山県児島沖で着手
      (香川の歩み)
  5・29 県指定文化財に弥谷寺(三野町)の「弥谷寺信仰遺跡」など4史跡を指定(香
      川の歩み)
  7・1 香川県俳句作家集団が発足.季刊俳誌「城」を刊行(香川県芸術文化年鑑)
  7・15 日本経済研究所が「瀬戸大橋の香川県に与える影響調査」を県議会全員協議
      会で発表(香川の歩み)
  8・31 丸亀城御殿門・番所長屋解体修理が完工(香川の歩み)
  9・20 「山田町史」刊行(山田町史)
  9・21 五色台国民休暇村「五色山荘」開村(月刊香川)
  9・27 国鉄予讃線端岡・国分駅間複線(29日国分・鴨川間同)として開業(四鉄
      史)
  10・23 明治百年・四国新聞創刊80年を記念して「新さぬき百景」を選定(香川の
      歩み)
  10・23 首十四ビルが建築業協会賞を受賞(朝日新聞)
  11・1 県が46年10月31日まで小豆郡内でオスシカの捕獲を禁止(香川県報)
  11・3 43年度県文化功労者として松浦正一(郷土史)を表彰(香川の歩み)
-492-
  11・28 高松地裁で番の州汚職事件判決公判始まる(香川の歩み)
  12・9 消費者米価値上げ反対,食管制度を守る県民集会が開かれる(香川県総評
      三○周年史)
  12・15 「香川年鑑」が昭和44年版をもって休刊(四国新聞百年史)
  12・27 国土開発幹線自動車道審議会で四国横断自動車道のうち高松・豊浜間(42
      キロ)が基本計画に入る(月刊香川)
  この年 県人口90万1841人,世帯数23万3930戸(香川県人口移動調査報告)

1969 (昭和44年)
 政治・経済
  1・23 県営番の州埋め立て工事第2期工事を開始(香川の歩み)
  1・- 番川県大阪事務所(37年建築)を増改築し「香川県ビル」と改称(月刊香
      川)
  2・5 日本花卉生産者大会が高松市民会館で開かれ,全国から関係者約200人が出
      席(高松市史年表)
  3・- 金倉川沿岸用水改良事業が完成(香川の土地改良)
  4・1 県が機構改革.企画部に交通安全対策室を,農林部に香川用水課を置き,水
      道局を新設.県警察本部の運転免許課を交通管理課と改め,機動警察隊及び
      運転免許センターを新設(香川の歩み)
  4・1 高松市郷東町に香川県技術開発センターが発足(月刊香川)
  5・2 第42代県議会議長に遠藤太郎が就任(香川県議会要覧)
  5・10 県が番の州埋立地に立地する火力発電所に関し,四国電力と「公害防止協定」
      を締結(香川の歩み)
  5・13 早明浦ダム定礎式を高知県土佐村の建設現場で挙行(香川の歩み)
  5・24 県営満濃池幹線用水路改修工事が完工(香川の歩み)
-493-
  6・6 四国電力丸ノ内変電所が完工(香川の歩み)
  6・6 坂出市番の州にアジア石油・吉田工業・三菱化成工業3社の立地が決定(四
      国新聞)
  6・14 県議会が企業誘致に伴う公害対策審議会設置の要望を決議(月刊香川)
  7・6 坂出市長選挙を執行.松浦薫が当選(香川県議会史)
  8・1 三豊地区広域市町村圏を設定(1市9町村)(月刊香川)
  8・5 県議会に高松空港整備促進特別委員会を設置(広報香川)
  9・1 県小豆合同庁舎が土庄町渕崎に完工(香川の歩み)
  9・9 高松市内の河川を公共用水域の水質保全に関する法律の指定水域に指定,並
      びに水質基準を公示(月刊香川)
  10・4 県議会が「瀬戸大橋並びに中国四国横断自動車道の早期着工に関する決議案」
      を可決.また「峰山開発の公共性確保に関する要望決議案」を可決(月刊香
      川)
  10・- 坂出市番の州の三菱化成工業坂出工場が操業開始(四国新聞)
  11・1 香川用水事業西部幹線水路「黒谷トンネル」が貫通(四国新聞)
  12・24 香川用水東部幹線水路南山工区トンネル貫通式を高瀬町の現地で挙行(香川
      の歩み)
  12・27 第32回衆議院議員選挙を執行.当選者(1区)成田知巳・藤本孝雄・木村
      武千代(2区)大平正芳・福田繁芳・加藤常太郎(香川の歩み)
  12・- 観音寺市が市内9地区で農政座談会を開き農地・営農・近代化資金について
      話合う.農家はいずれも後継者に困っていることがクローズアップされた(広
      報香川)
  この年 向こう3年間,四国4県農業試
-494-
      験場が共同研究で,米の品質向上試験を実施(香川県農業試験場八十五年史)
-492-
 社会・文化
  1・6 県教育委員会が白鳥廃寺第一次発掘調査を終了(香川の歩み)
  2・1 社会復帰訓練施設「万象園」建設工事が丸亀市川西町に完工(香川の歩み)
  2・15 「新修高松市史・Ⅲ」刊行(新修高松市史)
  2・20 目の不自由な人のために県下初の「振動触知式交通信号機」を高松市昭和町
      の県立盲学校近くの交差点に設置(四国新聞)
  3・1 NHK高松放送局がFM放送を開始(四国新聞)
  3・1 真木信夫(郷土史)大西忠夫(漆芸)が第9回四国新聞文化賞受賞(四国新
      聞百年史)
  3・3 高松短期大学が高松市春日町に創立(全国短期大学高等専門学校一覧)
  3・6 第4回香川菊池寛賞に門脇照男の小説「誕生日小景」が受賞(高松百年史)
  3・12 九州・四国・東海地方が豪雪に襲われ,高松で19センチ・塩江で40センチ
      の積雪.県下の交通機関は完全にマヒし,4万2000戸が停電.小中学校が
      多数休校(四国新聞)
-493-
  3・22 NHK高松放送局テレビ放送を開始(UHFテレビ局)(香川の歩み)
  3・26 県道川東・高松線の「栗林トンネル」導坑が貫通(四国新聞)
  3・28 県教育委員会が大内町与田寺の金銅誕生釈迦仏立像など25件を県文化財に
      指定(四国新聞)
  4・1 通商産業省委託により高松市内水域の工場排水調査を実施(香川県環境白書)
  4・1 県下で全国に先駆けて,歩道の一部をペイントで区分して自転車の通行を許
      可し,事故防止に効果をあげる(香川県警察史)
  4・1 瀬戸内海放送(KSB)が高松市西宝町に開局(香川の歩み)
  4・1 高松市が騒音規制法(43年12月施行)の適用地域に指定(月刊香川)
  4・3 県が次の25件の文化財を指定〔有形文化財)金銅誕生釈迦仏立像(与田寺)
      木造如来形坐像(志度寺)木造観音菩薩立像(土庄町神条地区)木造帝釈天
      立像(宗運寺)木造阿〔シュク〕如来坐像(#「シュク」は文字番号41309)
      (持宝寺)寺伝聖観音坐像・薬師如来坐像・釈迦如来坐像・(観音寺)木造
      薬師如来坐像(大興寺)木造弥勒仏坐像(長命寺)木造金剛力士立像(志度
      寺)木造阿弥陀如来立像(清立寺)木造天台大師坐像(大興寺)木造五大尊
      像(根香寺)絹本着色両界曼荼羅図(観音寺)絹本着色両界曼荼羅図(持宝
      寺)絹本墨画不動明王立像二童子像(円通寺)船屋形茶室(西光寺)〔無形
      文化財〕白鳥町の虎頭の舞・大内町の尺経獅子舞〔史跡〕辻の札場(仁尾町)
      富田吉金窯跡(大川町)白鳥廃寺跡(白鳥町)富田茶臼山古墳(大川町)
      〔天然記念物〕大北のクワ(大川町)岡のマツ(志度寺)(月刊香川)
  4・13 四国初の「県眼球銀行」が高松
-494-
    市の日赤香川支部内に設置(四国新聞)
  5・7 県下最古の農家恵利邸(大川町)復元工事に着手(香川の歩み)
  6・3 高松市中央公園造成工事が完工し,一般に開放(香川の歩み)
  6・14 臨時県議会の「番の州企業誘致」可決に抗議し,議場前に座り込んだ漁民約
      200人を県警察機動隊が実力排除(香川の歩み)
  7・6 県青年センターが国分寺町に開所.鉄筋コンクリート3階建て(香川の歩み)
  7・14 高松市宮脇町に県立中央病院本館(地下1階・地上3階建て)が完工(香川
      の歩み)
  7・19 高松市の茶臼山古墳調査の結果,全国レベルの第1級品と評価される多数の
      出土品を発掘(四国新聞)
  8・1 香川県公害対策審議会が設置(四国新聞)
  8・- 県議会に高松空港整備促進特別委員会を設置(四国新聞)
  9・13 公害に反対し番の州に企業誘致反対を訴える市民約500人が坂出市役所で座
      り込みを行い.出動した県警機動隊ともみ合う(香川県総評三○年史)
  9・30 岡山県玉野市と香川郡直島町間の海底導水管敷設工事が完工(香川の歩み)
  9・30 県下最後の蒸気機関車「C58333号」が高松から徳島に向けて最後の運転(四
      国新聞)
  10・16 県が寡婦福祉資金貸付条例を施行(香川県報)
  11・7 文化財保護委員会が.丸亀市本島町の塩飽勤番所跡を史跡に指定(四国新聞)
  11・14 県道高松・琴平線と鴨島・三本松線が国道に昇格(四国新聞)
  12.6 県が大気汚染自動測定装置を設
-495-
      置(香川県環境白書)
  12・11 香川県高等学校同和教育研究会が発足.53年9月19日「香川県高等学校教
      育研究会同和教育部会」と改称(高同研)
  12・25 国道11号高松北バイパスが開通.高松市高松町・同市五番町間6,1キロ)(香
      川の歩み)
  この年 県人口90万4510人,世帯数23万8818戸(香川県人口移動調査報告)

1970 (昭和45年)
 政治・経済
  1・25 坂出市番の州埋立地に立地の三菱化成坂出工場第1期工事が完工.操業を開
      始(香川の歩み)
  1・27 県議会が「香川大学に工学部設置について」(提出者・県工業会鎌田道海)
      の請願書を受理,採択(香川県議会会議録)
  2・9 県議会が「水道水源の水質汚濁について」(提出者・高松市長三宅徳三郎)
      の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  2・9 45年度産米の市町村別減産目標(減反3400ヘクタール)を内示(香川県農
      業史)
  2・15 財田村を財田町とすることで兵庫県に次いで全国2番目に「村」のない県と
      なる(県下5市38町)(月刊香川)
  3・16 県議会が食管制堅持を基調とする「総合農政に関する意見書」を議決(香川
      県議会史)
  3・16 県議会が瀬戸大橋早期建設要望を議決(香川県議会史)
  3・29 県議会議員補欠選挙を執行.高松市選挙区(自民)1(社会)1が当選(香
      川県議会史)
  3・30 備讃航路浚渫漁業補償が,一部を除き解決(香川の歩み)
  4・1 県厚生部に同和対策室を設置(同和対策資料)
  4・28 着工以来18年の歳月をかけた県下初の三豊干拓事業が完成,竣工記念式を
-496-
      挙行.地区面積123ヘクタール,うち農地98ヘクタール(月刊香川)
  6・4 平池(仏生山町)の老朽ため池改修工事が竣工(月刊香川)
  7・13 自治省が大川地区広域市町村圏(8町)の指定を決定(月刊香川)
  7・25 今年の放魚祭を観音寺市有明浜沖で挙行.クルマエビ20万匹とマダイ3000
      匹の稚魚を放流(月刊香川)
  8・1 四国電力が原子力調査室を改め原子力部とする(四国地方電気事業史)
  8・30 知事選挙を執行.金子正則が当選,全国2人目の6選知事(香川県議会史)
  8・30 県議会議員補欠選挙を執行.高松市選挙区(自民)1,大川郡(自民)1が
      当選(香川県議会史)
  9・1 大川地区広域行政振興整備事務組合事務局を設置(香川の歩み)
  9・1 大川郡内5漁業協同組合が合併して東讃漁業協同組合を組織(香川の歩み)
  9・5 金子正則が第45代知事に就任(歴代香川県知事調)
  9・10 香川用水東部幹線金毘羅トンネルが貫通(香川の歩み)
  9・26 県議会が「公害防止対策について」(提出者・観音寺市長横山武平)の陳情
      書を受理,採択(香川県議会会議録)
  9・- 県水産試験場が志度町から高松市の檀ノ浦に新築移転(月刊香川)
  10・2 野網和三郎死去(62)昭和初期に引田町安戸池でかん水養殖に着手,タイ・
      ハマチなどの養殖を成功させ「つくる漁業」の道を開いた(続・讃岐人名辞
      書)
  10・19 本四公団発足後初の香川・岡山両県選出国会議員団懇談会で富樫公団総裁が
      「本四架橋は46年度中におおよそのルートを決定し,47年度で実施計画調
      査を終わり,48年度で着工できるようにしたい」と述べる(広報香川)
-497-
  11・1 県企画部公害対策室を設置(香川県環境白書)
  11・10 県土地開発公社が設立(香川の歩み)
  11・20 第43代県議会議長に大江竹一が就任(香川県議会要覧)
  11・21 総合農政の推進に伴う農業従事者離職対策として高松・坂出地区の農業者転
      職対策会議が発足(四国新聞)
  12・3 建設・運輸両大臣が本四公団こ対し,本州四国連絡橋に関する基本計画(調
      査)を指示(瀬戸大橋のあらまし)
  12・11 多度津町臨海土地造成工事が起工(香川の歩み)
  12・21 県議会が「老齢者に対する無料診療等老人医療制度の確立を要望する意見書」
      及び「施設の整備増設・家庭奉仕員の増員等老人福祉対策に関する要望」を
      可決(香川県議会史)
  12・- 昭和37年度から実施してきた県内13か所の第1次農業構造改善事業終了.
      みかん・養鶏・野菜の主産地形成,大型機械の導入による省力技術体系,畜
      産・施設園芸などの高所得専門農家の育成などで成果(広報香川)
-495-
 社会・文化
  1・26 門脇俊一(木版画)佐々木文夫(漆芸)県中学校体育連盟が第10回四国新
      聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・- リズム教育で社会体育振興に寄与した鴨保枝が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・21 四国新聞読者文芸年間賞を創設(四国新聞百年史)
  3・1 香川大学長に倉田貞美が就任(香川大学資料)
  3・3 野島泰治死去(73)国立療養所大島青松園所長として42年間救ライ医療に
      努めた(続・讃岐人名辞書)
  3・6 第5回香川菊池寛賞に塩井豊子の小説「夕映え」が受賞(高松百年史)
  3・31 「香南町史」刊行(香南町史)
  4・1 県道川東・高松線の栗林トンネルが開通(月刊香川)
  4・21 県教育委員会が,豊中町の高良神社「木造狛犬」など9件を県文化財に指定
      (香川の歩み)
  4・- 郷東川河川敷公園がオープン(月刊香川)
  4・- 次の県道が国道に昇格.高松・琴平間(33キロ)が32号線.白鳥町・徳島
      間(32キロ)が318号線となる(月刊香川)
  5・19 県教育委員会が五色台教育推進
-496-
      室を設置.中学2年生を対象に3泊4日の「五色台教育」を開始(月刊香川)
  6・1 五色台に県自然科学館が設立(教育年報)
  6・1 四国地方道路情報センター発足(四国地方電気事業史)
  6・3 小学校低学年の児童を対象に「体力づくり教室」を県立体育館で開催(月刊
      香川)
  6・17 琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座)が重要文化財に指定(四国新聞)
  6・18 四国横断自動車道のうち豊浜・川之江間の基本計画が決定(四国横断自動車
      道)
  7・1 本州四国連絡橋公団発足.3調査事務所(神戸・児島・尾道)を設置(瀬戸
      大横のあらまし)
  7・27 高松第一高等学校アフリカ踏査隊(林巍隊長以下6名)がキリマンジャロの
      最高点キボ峰ウルフ(5895メートル)登頂に成功(香川の歩み)
  7・31 県教育委員会が,開法寺塔跡(坂出市府中町)茶臼山古墳跡(高松市東山崎
      町)を県文化財に指定(香川の歩み)
  8・14 台風9号による集中豪雨のため,引田町などで402ミリ,白鳥町で146ミリ
      の降雨を記録(四国新聞)
  8・18 県警察本部が初の自動車排気ガス取締りを,高松市鬼無町の国道11号で実
      施(香川の歩み)
  8・20 国鉄四国支社が機構改革により国鉄四国総局と改称(四国新聞)
  8・21 台風10号が来襲.県下の被害額9億7500万円.燧灘東部では海域汚染に伴
      う漁業被害が併発(香川の歩み)
  8・25 「塩江町史」刊行(塩江町史)
  8・29 高松市内バスの全線がワンマン化(高松百年史)
  9・15 「グラフたどつ」刊行(グラフた
-497-
      どつ)
  9・16 高松高裁が番の州汚職事件の8被告の控訴を棄却(46年10月26日に最高
      裁が上告を棄却)(四国新聞)
  9・21 県と三豊漁業協同組合が共同で,三豊海域へドロ調査を実施(香川の歩み)
  9・23 壷井栄文学碑を内海町坂手向いの丘に建立(香川県観光百科)
  10・1 国勢調査による県人口は90万7897人(男43万773人・女47万7124人)
      で,40年の同調査時比0,8パーセント増,1世帯当たり人員3,71人で同比
      0,34人減,世帯数は24万2568戸(月刊香川)
  10・2 四国新聞社本社社屋建築工事が完工(地下1階・地上8階)落成式を挙行(香
      川の歩み)
  10・26 高松市西浜に糸より姫の銅像(新田藤太郎作)が地元漁民の熱意で完成除幕
      (高松市史年表)
  11・1 山本町河内川支流の峯の谷川砂防ダム工事中,河床から白亜紀の二枚貝イノ
      セラムの化石が大量に出土(香川県土木史)
  11・3 「香川町史」刊行(香川町史)
  11・3 45年度県文化功労者として豊島只一(箏曲)を表彰(香川の歩み)
  11・3 観音寺市民会館建築工事が完工(香川の歩み)
  11・17 県自然科学館が坂出市王越町五色台大崎山に開館(月刊香川)
  11・29 公害追放県民集会(公害メーデー)が坂出市で開催(香川県総評三○年史)
  12・11 文化庁が小豆島内海町の大坂城石垣石切り丁場跡を史跡に指定(香川の歩み)
  12・23 県が県内12地区で新高松空港の適地調査を開始(広報香川)
  12・25 「志度町史」刊行(志度町史)
-498-
  この年 高松高等・地方・簡易裁判所庁舎が建築業協会賞を受賞(朝日新聞)

1971 (昭和46年)
 政治・経済
  1・9 香川県緑化推進本部を設置(香川県環境白書)
  2・7 観音寺市長選挙を執行.西原理一が当選(香川県議会史)
  3・1 香川県振興計画構想調査報告書がまとまる(四国新聞)
  3・1 志度町が臨海工業用地造成工事に着手,当初107ヘクタールの埋立てを予定
      していたが63ヘクタールに縮小(四国新聞)
  3・2 県農林部が46年度産米の市町村別減産目標額を公表(四国新聞)
  3・5 県議会が「靖国神社法」の早期実現の努力を要望する意見書を可決(香川県
      議会史)
  3・5 県議会全員協議会で生島沖に新高松空港を建設する方向を了解(広報香川)
  3・11 新都市計画法に基づく市街化区域及び市街化調整区域の線引きに関する公聴
      会を高松市民会館で開催(12日は丸亀市民会館で)(四国新聞)
  3・15 県議会で副知事に伊規須徳博,出納長に井上房一の選任に同意(香川の歩み)
  3・20 香川県公害防止条例・香川県自然保護条例を制定(香川県環境白書)
  3・21 松浦伊平死去(82)元衆議院議員当選2回(松浦伊平翁伝)
  4・11 県議会議員選挙を執行.定員44・立候補67人・投票率78,71パーセント,
      党派別当選者数,自民党31・社会党5・公明党2・共産党2・無所属4(香
      川県議会史)
  4・13 津島惣平死去(75)坂出市会初代議長,県議,同議長を歴任(続・讃岐人名
      辞書)
  4・16 県が県政バスの運行を開始.第1回は主婦22人を乗せて県農業試験場等を
-499-
      見学(月刊香川)
  4・25 高松市長選挙を執行.脇信男が当選(5月6日第19代市長に就任)(高松市
      史年表)
  4・26 丸亀市長選挙を執行.掘家重俊が3選(香川県議会史)
  5・6 第44代県議会議長に石井和夫が就任(香川県議会要覧)
  6・4 川崎重工坂出造船事業部が60万トンドック建設起工式を挙行(四国新聞)
  6・27 第9回参議院地方区選出議員選挙を執行.前川旦が当選(香川の100年)
  7・2 県議会が「三豊海域のへドロ公害対策について」(提出者三豊漁連白川騰)
      の陳情書を受理(香川県議会会議録)
  7・8 県議会が「県下各市町におけるし尿・下水・塵埃・廃油等の陸地処理施設の
      完備について」(提出者香川県汚水公害対策協議会浜野春男)の陳情書を受
      理・採択(香川県議会会議録)
  7・8 坂出市長選挙を執行.番正辰雄が当選(香川県議会史)
  7・14 第1回瀬戸内海環境保全知事・市長会議を神戸市で開催.瀬戸内海環境保全
      憲章を制定(香川県環境白書)
  7・16 県議会が西讃海域におけるヘドロ公害の早期解決の要望を決議(香川県議会
      史)
  7・17 四国電力坂出発電所の第1号機(わが国初のガス・蒸気複合サイクル発電プ
      ラント)が営業運転を開始(19万5000キロワット)(四国新聞)
  8・9 瀬戸大橋架橋推進に関する説明会が坂出市の地区ごとで始まる(瀬戸大橋の
      あらまし)
  9・1 県高松合同庁舎建築工事が完工(高松市松島町,庁舎内に県中央生活センタ
      ーを設置)(四国新聞)
  9・8 第1回三豊海域汚水対策協議会を,観音寺市県信連三豊支所で開催(香
-500-
      川の歩み)
  10・1 日中国交回復県民会議が結成(香川県総評三○周年史)
  10・1 中讃地区広域行政振興整備事務組合が設立.組合事務所を善通寺市役所内に
      設置(香川の歩み)
  10・1 岸井壽郎死去(80)元衆議院議員(続・讃岐人名辞書)
  10・7 県議会が「自治医科大学誘致促進特別委員会設置に関する決議書」を可決(香
      川県議会史)
  10・20 県が新都市計画法に基づき,都市計画区域を「市街地区域」と「市街化調整
      区域」に区分する「線引き」を告示(香川の歩み)
  11・15 沖縄完全返還を要求する集会,デモが高松・丸亀・善通寺・三豊等で行われ
      る(香川県総評三○周年史)
  11・19 高松市戦災復興事業土地区画整理が完了.記念碑除幕式を同市中央公園で挙
      行(香川の歩み)
  12・11 塩業整備で廃止する高松市最古の屋島塩田で関係者100余人が別れを告げる
      (高松市史年表)
  12・25 寒川町が町に1年以上居住の満80歳以上の高齢者に一律2000円の敬老年金
      給付制度を制定(寒川町史)
  12・27 県が長期振興計画策定作業を終了(四国新聞)
-498-
 社会・文化
  1・16 県立図書館が琴平町神明町に点字閲覧所を設置(香川県報)
  1・23 公害追放県民連絡協議会が結成(香川県総評三○周年史)
  1・26 第1回県交通安全対策会議を開催(四国新聞)
  1・27 大森照成(陶芸)太田勝子(漆芸)高松一高東部アフリカ踏査隊が第11回
      四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・29 県バス協会が赤字解消のため,各会社ごとの減便申請を申し合わせる(2月
      8日琴参バスが17路線減便)(高松市史年表)
  2・4 福家惣衛死去(86)郷土史家.著者(#「著者」は底本のママ)に「香川県通史」「香川県近代史」等多
      数(続・讃岐人名辞書)
  3・4 五色台に200人収容可能な少年自然の家が完工(四国新聞)
  3・6 第6回香川菊池寛賞に佐々木正夫の「讃岐の文学散歩」が受賞(香川の歩み)
  3・7 荒井とみ三(富三郎)死去(68)郷土史研究家で「高松今昔記」「讃岐風俗
      図絵」等の著書が多い(続・高松市史年表)
  3・20 塩業労組香川県連を結成し,塩業整備反対の無期限統一ストに突入(香川県
      総評三○周年史)
  3・31 「新修詫間町誌」刊行(新修詫間町誌)
  3・- 「新修丸亀市史」刊行(新修丸亀市史)
  4・1 国立詫間電波学校(#「学校」は底本のママ)が国立高等専門学校に昇格.国立詫間電波工業高等専門学
      校と名称変更(香川の歩み)
-499-
  4・7 高松市朝日町に高松輸送センター完成(四国新聞)
  4・12 県教育委員会が,小比賀家(高松市)築山庭園など13件を県文化財に指定
      (香川の歩み)
  6・22 小比賀住宅主屋・午門・土蔵・米蔵(高松市)旧恵利家住宅(大川町)細川
      家住宅(長尾町)が重要文化財に指定(四国新聞)
  6・23 内海町教育委員会に壷井栄顕彰会が発足.事業として壷井栄賞を設定(香川
      県芸術文化年鑑)
  7・1 県が公害苦情相談員を設置(香川県環境白書)
  7・23 県交通安全対策会議が交通安全5か年計画を策定(香川の歩み)
  7・29 高松空港整備対策協議会が発足(高松市史年表)
  8・1 香川県水質審議会を設置(香川県環境白書)
  8・1 詫間港,特定港に指定(四国地方電気事業史)
  8・4 皇太子・同妃両殿下がご来県.県立体育館でのインターハイ・バスケットボ
      ール競技をご観戦後,五色台教育等をご覧になる(月刊香川)
  8・30 台風23号が県下を襲い,内海町で土石流が発生するなど,14億6184万円
      の被害(四国新聞)
  9・1 香川文学同人会(観音寺市)が発足.小説を中心に「香川文学」を刊行(香
      川県芸術文化年鑑)
  9・13 県自然保護審議会が初会合を開さ,長尾町の女体山・坂出市番の州・高松市
      神在の鼻一帯の3地区を保護地区に,高松市岩田神社のフジ等4件を自然記
      念物指定対象として知事に答申(月刊香川)
  9・15 「健康で安心できる老後をつくる香川県実行委員会」が結成(香川県総
-500-
      評三○周年史)
  9・19 「瀬戸内海をきれいにする協議会」が,瀬戸内海全域で一斉に潮流・水質調
      査を実施(香川の歩み)
  10・1 県が次の通り自然記念物を指定.大窪寺の五葉松(長尾町)曼荼羅寺の不老
      松(善通寺市)岩田神社のフジ(高松市)萩原寺のハギ(大野原町)(香川
      県報)
  10・1 県が次のか所を自然保護地区に指定.女体山(長尾町)・番の州(坂出市)
      神在鼻(高松市)(香川県報)
  10・29 文化財保護審議会が「滝宮念仏踊り」を文化財に指定(香川の歩み)
  11・3 46年度県文化功労者として宗道臣(社会文化)細渓宗次郎(社会文化)を
      表彰(香川の歩み)
  11・5 環境庁と県の合同で,中讃地区大気汚染調査を実施(四国新聞)
  11・21 高松市仏生山町の平池堤防に人柱の乙女像が竣工(高松市史年表)
  11・27 県青少年育成県民会議があすの香川をつくる青少年開発会議を設置(香川の
      歩み)
  12・15 国鉄宇高連絡船の「別れのテープ」廃止(四鉄史)
  12・20 「庵治村史」刊行(庵治村史)
  12・30 「土庄町誌」刊行(土庄町誌)
  この年 県人口91万4537人.世帯数24万7187戸(香川県人口移動調査報告)

1972 (昭和47年)
 政治・経済
  1・17 県長期振興計画を協議する第1回審議会を県庁で開き,基盤整備,人間開発
      等5専門部会を設置(月刊香川)
  1・26 枝条架塩田廃止による塩業離職者職業訓練入校式を技術開発センターで挙
      行.塗装・ブロック・左官などの職業訓練(月刊香川)
  1・29 県下最後の流下式塩田である扶桑
-501-
      塩業株式会社(宇多津町)が廃業(四国新聞)
  1・29 農林省から47年産米の予約限度数量を公表(香川県の割当て6万9000トン)
      (四国新聞)
  2・28 坂出市で初の瀬戸大橋架橋計画説明会を開く.約150人が出席(月刊香川)
  3・7 県議会で「旧金毘羅大芝居移築方について」(提出者・岩佐雄三)の請願書
      を受理,採択(香川県議会会議録)
  3・18 県議会が「過疎地域におけるバス路線確保に関する意見書」を可決(香川県
      議会史)
  4・15 県が工場設置奨励条例を段階的に廃止.便宜供与に切り替えることを決定
      (香川の歩み)
  4・24 県議会高松空港整備特別委員会で,新空港の位置を生島沖とし,2500メー
      トル級の滑走路を備えた規模で,具体的に推進することを了承(月刊香川)
  5・2 鉄道建設審議会で,本四架橋(神戸・鳴門ルート,児島・坂出ルート)の設
      計について,新幹線の組込みを了承(四国新聞)
  5・22 丸亀市塩屋町,蓬莱塩田跡臨海工業用地造成事業が起工(香川の歩み)
  6・1 本州四国連絡橋公団児島調査事務所坂出支所を設置(瀬戸大橋のあらまし)
  6・2 本四架橋,瀬戸内海の環境保全などを話し合う初の香川・岡山県知事,議長
      会談を高松市で開催(香川県土木史)
  6・6 県総合開発審議会が県長期振興計画を策定(香川の歩み)
  6・11 国東照太死去(85)昭和21年高松市長に就任,その後21年間在任(続・讃
      岐人名辞書)
  6・17 県塩田転用対策協議会が塩田跡地総合開発調査報告会を開催(香川の歩み)
  6・27 第45代県議会議長に前田敬二が就任(香川県議会要覧)
-502-
  6・27 県議会で「新高松空港の建設反対について」(提出者・木野戸繁行)の請願
      書を受理(継続審査)(香川県議会会議録)
  6・27 県議会が「医科大学(医学部)誘致促進特別委員会に関する決議案」を可決
      (香川県議会史)
  6・29 県議会で「PCB公害からいのちを守るための緊急対策要求」(提出者・新日
      本婦人の会香川県支部山内ハナ)の請願書を受理(継続審査)(香川県議会
      会議録)
  7・10 自治省が高松地区広域市町村圏及び坂出地区広域市町村圏の設定を指定
      (香川の歩み)
  7・11 県が郷土香川を美しくする運動連絡会議を設置(香川の歩み)
  7・26 県が11年ぶりに県人口が92万台に回復したと発表(香川県土木史)
  8・3 瀬戸内海沿岸11府県知事・3市長の船上会談を関西汽船るり丸で開催.瀬
      戸内海環境保全法の制定等を協議(月刊香川)
  8・31 岡山・香川瀬戸大橋架橋連絡協議会(両県議会特別委員長・県企画部長の4
      者構成)が発足(四国新聞)
  8・29 綾南町農業機械銀行が発足(香川県農業会議30年のあゆみ)
  8・- 中四国農政局香川県統計事務所の新規学卆者調査結果によると,香川県農家
      の子弟で農業に従事した者は全体の0,4パーセントにとどまる(四国新聞)
  9・27 県議会が「赤潮被害対策について」(提出者・香川県漁連浜野春男)の陳情
      書を受理,採択(香川県議会会議録)
  9・30 県が番の州をめぐる坂出市と宇多津町の境界線を決定.両市町に対し早期合
      併を勧告(香川県土木史)
  10・6 県議会日中友好議員連盟及び日朝友好促進議員連盟が結成(香川の歩み)
  10・7 坂出市が市の木として珊瑚樹を指
-503-
      定(四国新聞)
  11・2 番の州に進出のアジア共石坂出製油所完成披露式を挙行(香川の歩み)
  11・2 東京讃岐会館が東京都港区三田1丁目に完工(香川の歩み)
  11・8 県議会で「国道11号東讃バイパス建設促進について」(提出者・井上潔)の
      請願書を受理(香川県議会会議録)
  12・10 第33回衆議院議員総選挙を執行.当選者(1区)成田知巳・木村武千代・
      藤本孝雄(2区)木平正芳・加藤常太郎・久保等(せんきょの記録)
  12・25 瀬戸大橋にかかる建設資金の負担割合について,岡山・香川両県が折半する
      方針で合意(瀬戸大橋のあらまし)
  12・- 47年の県の輸出総額は667億6000万円,前年比61,3パーセント増で史上最
      高を記録.番の州工業地帯から石油石炭製品,大型タンカーの輸出が主因(月
      刊香川)
-500-
 社会・文化
  1・6 四国共同キャンペーン委員会が,キャッチフレーズを「青い国-四国」と決
      定(四国新聞)
  1・15 日本科学者会議主催「瀬戸内シンポジウム」を香川大学で開催(香川の歩み)
  1・22 阿野赤鳥死去(74)詩集「寂光流転」など(続・讃岐人名辞書)
-501-
  1・28 加藤増夫(郷土史)北川博敏(香川大学助教授・果樹)力丸卓司(漆芸)が
      第12回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1-・ (#「1-・」は底本のママ)優れた彫刻制作と後進指導に尽くした新田藤太郎が山陽新聞賞受賞(山陽新
      聞)
  2・9 県下に大雪.山間部では積雪40センチを記録,137校が臨時休校(四国新
      聞)
  3・6 第7回香川菊池寛賞に石原利男の小説「屋島の残照」が受賞(香川の歩み)
  3・15 新大阪・岡山間の国鉄新幹線が営業運転を開始したのに伴い,予讃線に特急
      「しおかぜ」土讃線に「南風」を運転(四国新聞)
  3・24 高松市御坊川へドロ除去作業を本格的に実施(香川の歩み)
  3・26 宮武京一死去(90)柔道9段範士(香川県人物人名事典)
  3・31 高松市立図書館が市民文庫シリーズ第1巻「高松の事初め」(守屋美雄著)
      発刊(高松市史年表)
  4・1 県が大気汚染移動測定車「青い空」による監視測定を開始(香川県公害白書)
  4・24 県教育委員会が宇多津町郷照寺所蔵の木造阿弥陀如来坐像など8件を文化財
      に指定(四国新聞)
  4・27 県が65歳以上の老人に交付する長寿手帳が出来る.健康の心得や生活指導
      の解説を掲載,所持者は栗林公園に無料で入園できる(月刊香川)
  4・27 新高松空港整備推進協議会発足(月刊香川)
  5・20 高松市生島町五色台に「五色台野外活動センター」が開所(香川の歩み)
  5・22 環境庁が第1回瀬戸内海水質汚
-502-
      濁総合調査を開始(香川県公害白書)
  5・23 香川県と高松市が新高松空港建設に伴う航空機騒音調査のため,建設予定地
      の高松市生島沖でテスト飛行を実施(高松市史年表)
  6・20 四国横断自動車道,善通寺・川之江間の整備計画が決定.建設大臣から日本
      道路公団に対し,施行命令(四国横断自動車道)
  7・18 東讃・小豆島海域に赤潮が発生,ハマチの被害総額6億2582万円.8月3
      日にも赤潮発生で総額11億円の被害(香川の歩み)
  7・30 第1回訪ソ青年の船県代表団57名が出発.ハバロフスク・モスクワ・レニ
      ングラード等を歴訪,ソ連青年と交歓して8月13日帰国(月刊香川)
  8・1 詫間港が植物貿易港に指定(四国新聞)
  8・1 高松市民文化センター建設工事が,同市松島町に完工(香川の歩み)
  8・4 県都市計画地方審議会が香東川の河川敷を県営公園としての整備を知事に答
      申(香川県土木史)
  8・9 県立中央病院新病棟建築工事が高松市番町に完工.鉄筋コンクリート地下1
      階・地上12階(香川の歩み)
  8・20 香川で初の退職者の会として「全逓退職者の会」が結成(香川県総評三○周
      年史)
  8・21 「雨滝山遺跡群を守る会」が高松市労働会館で結成(会長桂孝二)(雨滝山
      遺跡群を守る会よびかけ文)
  9・10 「牟礼町史」刊行(牟礼町史)
  9・16 台風20号が来襲.死者2人,被害総額46億0218万円(香川の歩み)
  10・3 県緑化運動の一環として県が36施設にサツキなど5248本を植樹(香川県土
      木史)
  10・26 屋島陸上競技場で第1回県老人
-503-
      スポーツ大会開催.2500人が参加(香川県土木史)
  11・1 瀬戸大橋架橋促進預貯金運動がスタート(瀬戸大横のあらまし)
  11・3 47年度県文化功労者として真木信夫(郷土史)加藤増夫〔博揚〕(郷土史)
      を表彰(香川の歩み)
  11・8 国鉄宇野・高松間に52人乗りのホーバークラフト「かもめ」(23トン)が
      就航(四国新聞)
  11・19 香川の教育をよくする県民会議が結成(香川県総評三○周年史)
  12・22 県森永ミルク中毒対策会議が結成.不買運動などを展開(香川県総評三○周
      年史)
  12・25 さぬかいと文学会(観音寺市)が発足.機関誌「さぬかいと」を刊行(香
      川県芸術文化年鑑)
  12・25 「誉水村誌」刊行(誉水村誌)
  この年 県人口92万3427人,、世帯数25万1958戸(香川県人口移動調査報告)

1973 (昭和48年)
 政治・経済
  1・18 高松市が総合計画基本構想原案を発表(香川の歩み)
  2・1 四国横断自動車道建設につき日本道路公団高松調査事務所が設置(四国横断
      自動車道)
  2・7 大久保雅彦死去(83)県議会議長6期歴任(高松市史年表)
  2.13 本州四国連絡橋公団が坂出側陸地部ルートの測量調査範囲を発表(瀬戸大橋
      のあらまし)
  2・21 県が田園都市的香川の建設を基調とした49年度予算案を発表.予算総額初
      めて1000億円の大台に乗る(香川県土木史)
  3・24 県議会で「雨滝古墳群の調査と保存について」(提出者・桂孝二)及び「雨
      滝山遺跡群の調査と保存について」(提
-504-
      出者・国分寛)の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  3・24 県議会で「過疎運行対策について」(提出者・谷上典之)の陳情書を受理,
      採択(香川県議会会議録)
  3・24 県議会で「明石・鳴門大橋架橋に伴う漁業補償について」(提出者・浜野春
      男)の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  3・24 県議会が国立医科大学設置に関する意見書を可決(香川県議会会議録)
  3・24 県議会が瀬戸内海環境保全特別立法の早期制定を望む意見書を可決(10月
      2日,瀬戸内海環境保全措置法が公布)(香川県議会史)
  3・24 県議会が「物価並びに公共料金値上げ抑制に関する意見書案」を可決(香川
      県議会史)
  3・- 47年度の県内総生産は7427億円で対前年度伸び率は16パーセント(実質
      9,5パーセント)と景気回復は順調.1人当たりの県民所得は63万8000円
      で国民所得の89,8パーセント(月刊香川)
  4・1 県が瀬戸大橋架設推進本部を改め,県瀬戸大橋対策本部を設置(四国新聞)
  4・1 県議会議員補欠選挙を執行.三豊郡2区(自民)1が当選(香川県議会史)
  4・3 中日友好協会訪日代表団が来県.県庁を訪問,県内視察(月刊香川)
  4・5 多度津町臨海土地造成用地A地区に波止浜造船の立地が決定(香川の歩み)
  4・14 庵治町臨海土地造成事業が完工(香川の歩み)
  5・16 小豆郡池田町,殿川ダム定礎式を挙行(香川の歩み)
  5・20 イオン交換膜方式の製塩企業として,県内製塩会社10社と徳山曹達の共同
      出資で設立の讃岐塩業(坂出市の松ヶ浦旧塩田跡地を利用,資本金5億円・
      年産
-505-
      19万トン)が操業(四国新聞)
  6・3 長尾町で県営前山ダム定礎式を挙行(香川の歩み)
  6・15 四国電力伊方原子力発電所第1号炉の工事が本格化(四国新聞)
  6・30 県知事が県議会本会議で県内魚の安全を宣言(香川の歩み)
  7・1 本州四国連絡橋公団では.3調査事務所(神戸・児島・尾道)を建設局に昇
      格させ,それぞれの局に2工事事務所を設置(児島は第2建設局となり,児
      島と坂出に工事事務所を置く)(四国新聞)
  7・13 県議会が環境汚染によって被害を蒙った瀬戸内海沿岸漁業者の救済のため原
      因者の有無・汚染水域の公平かつすみやかな措置の要望を可決(香川県議会
      史)
  7・13 建設大臣から知事に同意を求めてきた「本州四国連絡橋の工事に関する基本
      計画(児島・坂出ルート)にかかる同意議案を県議会で可決(四国新聞)
  7・27 初めての海外進出企業懇談会を県庁で開き,グアテマラを中心とした視察団
      派遣を決める(月刊香川)
  8・18 県が干ばつによる県下の水稲被害推定額を9億7000万円と発表(四国新聞)
  9・11 四国経済連合会が「四国開発への提言・環境との調和を求めて」を発表(香
      川の歩み)
  9・21 建設・運輸両大臣が本州四国連絡橋公団に対し,工事にかかる基本計画を指
      示(10月26日に実施計画を認可)(四国新聞)
  11・1 善通寺市が市の木として「くすの木」を,市の花として「菊」を指定(四国
      新聞)
  11・20 石油危機に伴う総需要抑制策で,11月25日に予定されていた本州四国架橋
      3ルートの着工が延期(瀬戸大橋のあらまし)
  11・20 本日から49年1月15日まで四国地
-506-
      方が電力使用を自主制限(四国新聞)
  11・23 東京で行われた第12回全国農業祭の園芸部門で善通寺市与北町の近藤義弘
      が「たまねぎを中心とする経営改善」が認められて受賞(月刊香川)
  12・3 県がエネルギー危機・物資不足に対処するため,県資源対策推進本部を設置
      (香川の歩み)
  12・4 平井太郎死去(68)昭和25年以来参議院議員当選4回,石橋・第1次岸内
      閣の郵政相・参議院副議長を歴任(続・讃岐人名辞書)
  12・16 本州四国連絡橋公団.県が関係する34漁業協同組合と南北備讃瀬戸大橋着
      工同意の覚書に調印(瀬戸大橋のあらまし)
  12・22 県議会が「物価安定・燃料など生活必需物資の確保に関する要望決議案」を
      可決(香川県議会史)
-503-
 社会・文化
  1・1 「紀伊村誌」刊行(紀伊村誌)
  1・3 加藤増夫死去(77)郷土史・郷土玩具の調査研究に努め,新修高松市史を執
      筆編集(続・讃岐人名辞書)
  1・10 岡山県水島港口でパナマ船籍のタンカーが座礁.大量の重油が流出し,中讃
      海域の養殖のりに被害発生(四国新聞)
  1・16 岡山県玉野市で重油流出事故が発生.県下の養殖ノリに1億4000万円の被
      害(四国新聞)
  1・17 東山半之助死去(82)四国新聞社長.その後,生長の家本部長老(香川県人
      物人名事典)
  1・23 大西林次(県芸術祭運営委員長)藤原鶴来(書家)沢原新(彫り抜き漆器木
      地師)香川大学教育学部CAI
-504-
      研究会が第13回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  1・- 彫金作家として後進の育成に努めた鴨政雄が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・12 高松市屋島中町の屋島神社から出火し.本殿・拝殿などが全焼.原因はたき
      火の不始末,被害総額約8億5800万円(四国新聞)
  2・19 阿讃山脈を貫いて吉野川の水を讃岐路へ導く阿讃導水トンネル(延長8キロ)
      が貫通(四国新聞)
  3・1 香川大学長に圓藤真一が就任(香川大学資料)
  3・1 漁船のベ570隻が出動して備讃瀬戸東部65平方キロ(高松・庵治地先)の
      海底清掃を実施(~20日)(月刊香川)
  3・6 第8回香川菊池寛賞に山村宏の小説「最後の攘夷志士」が受賞(高松百年史)
  3・14 備讃瀬戸浚渫工事が10年ぶりに完工(香川の歩み)
  4・1 県が大気汚染監視テレメーター装置を設置(硫黄酸化物・浮遊粉じん・風向
      ・風速)(香川県環境白書)
  4・14 三木町出身の型絵染工芸作家鎌倉芳太郎が人間国宝(重要無形文化財)に指
      定(四国新聞)
  4・20 弘法大師生誕1200年を迎え総本山善通寺で今世紀最大の法会執行(香川県
      土木史)
  4・20 「交通事故ゼロの日」を「県民の交通安全の日」と改称(高松市史年表)
  4・25 県教育委員会が善通寺市原田町「シカシカ踊り」など6件を県文化財に指定
      (香川県報)
  5・12 銀杏の会(多度津町)が発足.随筆を中心に季刊誌「銀杏」を刊行(香川県
      芸術文化年鑑)
  5・12 県教育委員会が宇多津町の「ゆ
-505-
      るぎ石」を天然記念物に,善通寺旧境内及び綾歌町の陣の丸古墳を史跡に指
      定(香川県報)
  5・15 林野庁が大滝山を自然休養林に指定(香川の歩み)
  6・1 伊吹島の簡易水道設備が完成.讃岐本土室本港から給水船による送水を開始
      (観音寺市誌)
  6・1 県が番の州臨海工業地帯を中心とする中讃地区に初の大気汚染予報を発令
      (香川県土木史)
  6・1 県立丸亀武道館設置.10月10日開館(教育年報)
  6・19 PCB・水銀汚染対策県本部が設置(四国新聞)
  6・23 第1回壷井栄賞(小学校の部)に藤田日出美(四条小)の作品「日曜日のお
      手伝い」が,中学校の部では鴻池ますみ(内海中)の作品「幻の巨鯨シマを
      読んで」が受賞(壷井栄顕彰会資料)
  6・24 観音寺市民5000人が有明浜でゴミー掃大作戦を展開.トラック50台分のゴ
      ミ集める(香川県土木史)
  7・1 瀬戸内海環境保全月間(~31日)(香川県環境白書)
  7・13 高松市が異常渇水で第1次給水制限,以後21日第2次・8月1日第3次の
      給水制限で高松砂漠と異名される(多肥郷土史)
  7・27 国立医科大学(医学部)県誘致期成会設立総会を開催(香川の歩み)
  8・6 県の要請で陸上自衛隊が高松市に出動給水を開始.また,11日には満濃池
      水系と県営府中ダム水系から高松市へ日量2万トンを緊急送水(香川県土木
      史)
  8・10 第3次給水制限に入っている高松市へ徳島・高知・愛媛の3県から大型トラ
      ックで友情の水30トンが届く(月
-506-
      刊香川)
  8・11 県人工降雨実験本部が,海上自衛隊の協力を得て人工降雨試験飛行を実施(香
      川の歩み)
  8・13 異常干天のため,内場ダムが建設以来初めて貯水量ゼロを記録(香川の歩み)
  8・18 県が干ばつによる県下の水稲被害推定額を9億7000万円と発表(香川の歩
      み)
  9・7 県が高松市を自転車安全利用モデル地域に指定.バイコロジーの推進を決定
      (香川の歩み)
  9・8 中讃地方に光化学オキシダント注意報が発令(四国新聞)
  9・22 坂出沖のタンカー事故での流出重油を中讃13漁協の漁船1000隻が出動して
      回収(香川県土木史)
  10・5 西ドイツの青少年23人が来県.7日まで県内青年代表と意見交換や坂出工
      高,川重坂出造船事業所従業員とバレーボールの親善試合(月刊香川)
  10・9 長期干ばつで政府が香川など13道県を「激甚災害に対処するための特別の
      財政援助」適用地域に指定(香川県土木史)
  10・27 第1回県消費者大会開催(香川県総評三○周年史)
  11・2 鉄道建設審議会が,四国新幹線・四国横断新幹線を含めた12路線の新幹線
      基本計画を諮問案通り運輸大臣に答申(四国新聞)
  11・3 48年度県文化功労者として鴨政雄(彫金)横田トミ(邦楽)後藤学一(彫
      金)を表彰(香川の歩み)
  11・3 瀬戸内海歴史民俗資料館が高松市亀水町五色台に開館(香川の歩み)
  11・10 四国四県への分水・発電等の目的を持つ早明浦ダム(高知県本山町,堤高106
      メートル・貯水量3億6000万トン)の
-507-
      建設工事が完工(四国新聞)
  この年 県人口93万3427人,世帯数25万6385戸(香川県人口移動調査報告)

1974 (昭和49年)
 政治・経済
  1・27 参議院議員地方区補欠選挙を執行.平井卓志が当選(せんきょの記録)
  2・13 (財)香川県水産振興基金が設立(香川の歩み)
  2・23 県議会が「石油値上げの他物価への波及抑制に関する意見書」を可決(香川
      県議会史)
  2・27 インフレ阻止・物価値上げ反対・生活危機突破県民連絡会が結成(香川県総
      評三○周年史)
  3・29 年金にとり残された67~69歳に老齢特別給付金が支給されることになり,
      県庁で市町代表者に給付金証書を手渡す(月刊香川)
  4・1 県が機構改革.医務・公衆衛生・予防・薬務の各課と環境公害対策室をもっ
      て環境保健部を,厚生部を民生部に名称変更,新たに消防防災課と教育委員
      会に文化行政課を置く(香川の歩み)
  4・2 香川県における自然環境の保全と緑化の推進に関する条例を制定(香川県環
      境白書)
  4・3 細渓宗次郎死去(87)戦前高松商工会議所会頭,初代県公安委員長(高松市
      史年表)
  4・13 高松・彦根・水戸の3市が親善都市提携の調印(高松市史年表)
  4・22 サケ・マス船団の第1陣が津田港などから釧路に向けて出航(四国新聞)
  4・28 善通寺市長選挙を執行.平尾勘市が3選(香川県議会史)
  5・1 (財)県工業近代化協会と(社)香川下請企業振興協会が合併,新たに(財)
      県中小企業適正化協会を設置(香川の歩み)
-508-
  5・7 県農業会館で,みかん危機突破生産者大会が開催され,価格の暴落を防ぐた
      めの生産削減.国・県の補助などを決議(四国新聞)
  5・20 県議会が「三豊海域汚染による魚貝類のへい死事故対策について」(提出者
      ・三豊漁連白川騰)の陳情書を受理,採択(香川県議会会議録)
  5・24 前川忠夫,知事選出馬を決定.社・公・民・共4党との間で政策協定締結
      (悠久の今)
  5・30 香川用水通水式が財田町長野の東西分水工園地で挙行.毎秒0,85トンの生
      活用水を送水(月刊香川)
  5・30 四国電力社長に山口恒則が就任.大内三郎前社長は会長に(四国地方電気事
      業史)
  6・1 県が香川用水の暫定通水に伴い徳島県と覚書を交換(香川の歩み)
  6・12 県議会が「香川県心身障害者授産施設設立促進について」(提出者・稗忠雄)
      の陳情書を受理.採択(香川県議会会議録)
  7・7 第10回参議院地方区選出議員選挙を執行.平井卓志が当選(香川の歩み)
  7・18 琴平町下櫛梨,香川用水中部浄水場第3浄水場で送水式を挙行(香川の歩み)
  7・28 香川県農業開発公社が設立(11月13日業務を開始)(月刊香川)
  8・25 県知事選挙を執行.前川忠夫が当選(香川の歩み)
  9・5 前川忠夫が第46代知事に就任(歴代香川県知事調)
  9・10 仁尾町が町政の振興発展に貢献した人を対象に表彰条例を制定(仁尾町史)
  9・24 県庁知事室が8階から5階へ移転(悠久の今)
  9・30 第46代県議会議長に宮下一郎が就任(香川県議会要覧)
-509-
  10・1 豊中町の町の木として「もくせい」,町の花として「芙蓉」を指定(四国新
    聞)
  10・1 観音寺市が,市の木として「松」を,市の花として「つつじ」を指定(四国
      新聞)
  10・21 第1回「県民と知事の対話の日」を開く・女性を含めて9人が知事とホーム
      ヘルパー・瀬戸大橋,老人の交通事故等で対話(月刊香川)
  10・25 香川県土地利用審査会を設置(香川県報)
  11・1 丸亀市が,市の木として「やまもも」を,市の花として「さつき」を指定(四
      国新聞)
  11・5 坂出市番の州緑町にアジア共石坂出製油所シーバースが完工(四国新聞)
  11・15 行政施策立案の基礎資料を得るため県がコミユニィティ調査を実施(香川県
      報)
  11・16 常陸宮ご夫妻が高松市で開催の第11回全国杉の子大会に出席のためご来県.
      県内をご視察(~18日)(香川の歩み)
  11・27 高松市岡本町に香川用水の東部浄水場が完成,送水式を挙行(月刊香川)
  11・28 県が過疎地域振興基本方針を策定(香川の歩み)
  12・7 12月定例県議会が開会.井上房一の副知事選任に同意(香川の歩み)
  12・19 県議会が原爆被爆者援護法の早急な制定についての意見書を可決(香川県議
      会史)
  12・23 県が老人・身体障害児(者)ら1万2000人に,初めて歳末見舞金を支給(月
      刊香川)
  12・24 知事・議長・瀬戸大橋特別委員長が瀬戸大橋の早期着工方を大蔵大臣に要望
      (瀬戸大橋のあらまし)
  12・- 本年中の工業製品出荷額は1兆767億円(伸び率27,2パーセント)で,初
      めて1兆
-510-
      円を突破.業種別に大きなウエイトを占めるのは石油・石炭・食料品・輸送
      用機械製造業(月刊香川)
-507-
 社会・文化
  1・11 病弱児養護学校が善通寺市国立善通寺小児病院構内で着工(香川の歩み)
  1・18 県下全域で38名の価格調査員が灯油(18リットル)380円,プロパンガス
      (10キログラム)1300円の指導価格を指示して監視(月刊香川)
  1・23 紫雲山周辺の高松市栗林・亀阜・鶴尾・弦打校区の住民が紫雲山愛林協議会
      を結成.マツクイムシ防除に協力(月刊香川)
  1・31 瀬戸内海環境保全審議会が沿岸11府県に対し総量規制を導入し.COD負荷
      量の排出量を割り当て(香川の歩み)
  1・- 彫金制作と後進の指導で後藤学一が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・1 トイレットペーパー・ちり紙の標準価格が定められ,価格調査員25名が全
      県域で調査開始(月刊香川)
  2・5 藤井孝太郎(元県体育協会会長)合田栄作(香川大学名誉教授・人文地理)
      武田明(県民俗学会々長)が第14回四国新聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  3・6 第9回香川菊池寛賞に荒井小菊の小説「大楠ものがたり」が受賞(高松百年
      史)
  3・24 香東川河川敷公園のうち,高松市成合町の成合運動公園が開園(香川の歩み)
  3・30 「内海町史」刊行(内海町史)
  3・- 陸上競技場・テニスコート・自由広場を備えた丸亀市総合スポーツセンター
      が新田町に完成(四国新聞)
-508-
  4・1 県警察本部に交通機動隊発足(香川県警察史)
  4・5 県総評が四国通産局に対し,四国ガス料金と四国電力の電気料金値上げ反対
      の要求を申し入れ(香川県総評三○周年史)
  4・14 坂出市与島連合自治会総会で瀬戸大橋の与島内測量調査を了承(瀬戸大橋の
      あらまし)
  5・19 南原繁死去(84)元東京大学総長,日本学士院長をつとめた政治学者.短歌
      にも優れ歌集「形相」がある(続・讃岐人名辞書)
  5・28 マツクイムシ防除のため,初めて紫雲山一帯28ヘクタールにヘリコプター
      による薬剤散布(高松市史年表)
  6・2 内陸幹線道路「さぬき新道」の中讃地区部分17キロが完成(四国新聞)
  6・15 県教育委員会が金刀比羅宮の蹴鞠・吉津夫婦獅子舞(三野町)を無形文化財
      に,赤岡古墳(大野原町)を史跡に指定(香川県報)
  6・23 第2回壷井栄賞.小学校の部に坂口武史(三都小)の作品「かいもの」が,
      中学校の部では芥直子(丸亀西中)の作品「鼻まるき吾娘」が受賞(壷井栄
      顕彰会資料)
  6・30 高松市が第1次都市総合交通規制を実施(香川の歩み)
  7・1 県警察本部が,瀬戸内海公害取締本部を設置(香川の歩み)
  7・6 夕方から7日朝にかけて台風8号が瀬戸内海東部を襲い,小豆島で土石流が
      発生するなど.県下各地で死者・行方不明29人.総額53億600万円の被害
      (四国新聞)
  7・25 県総評が「本四架橋に伴う港湾労働者の雇用確保と生活補償に関する要求書」
      を県議会に提出(香川県総評三○周年史)
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  7・26 竹内邦雄の歌集「幻としてわが冬の旅」(46年・角川短歌賞)が第18回現
      代歌人協会長賞受賞(朝日新聞)
  8・19 三豊海域で赤潮発生(香川の歩み)
  9・1 「琴平町史」刊行(琴平町史)
  9・15 高松市の第1回市民健脚大会は1100人が参加.0時25分高松中央公園を出
      発,6時30分塩江に到着(高松市史年表)
  10・10 県教育委員会が,全国初の県民皆体育100点運動を開始(香川の歩み)
  10・14 真木信夫死去(82)県文化功労者で「瀬戸内海における塩飽海賊史」等の著
      がある(続・讃岐人名辞書)
  11・1 県が52年10月まで小豆島でオスシカ捕獲を禁止(香川県報)
  11・3 49年度県文化功労者として大森照成〈陶芸)明石聖一〔朴景〕(漆芸)草薙
      金四郎(郷土史)を表彰(香川の歩み〉
  11・13 讃岐文学館(永田敏之・高松市前田東町)が開館(高松市史年表)
  11・29 香川・岡山両県が越境公害防止の協力を呼びかけて「公害対策連絡協議会」
      を発足(月刊香川)
  11・30 「豊浜町誌」刊行(豊浜町誌)
  12・9 交通死亡事故ストップ県民総ぐるみ運動の一つとして「ゆっくり走ろう」の
      強調週間がスタート(月刊香川)
  12・18 三菱石油水島製油所で重油流出事故発生.4万2000キロリットルの重油が
      瀬戸内海に流出,中讃・高松・小豆・大川西部海域に漂流(香川の歩み)
  12・20 県が水島重油流出事故対策本部を設置(月刊香川)
  12・20 「庵治町史」刊行(庵治町史)
  12・20 県公安委員会が高松市に県下初の「バス優先レーン」を含む16種,255か
      所に及ぶ大規模な総合交通規制を実
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      施(高松百年史)
  12・24 高松市中新町の地下歩道建設工事が完工.開通式(香川の歩み)
  12・30 県の要請により陸上自衛隊善通寺駐とん部隊から250人が出動,2か所に分
      かれて水島流出重油除去作業に従事(高松市史年表)
  12・31 県水島重油流出事故対策本部が,本日現在の県下の被害推定額を,養殖ノリ
      被害32億3400万円・休業による漁船漁業被害6億7600万円と発表(香川
      の歩み)
  この年 県人口94万5142人,世帯数26万1271戸(香川県人口移動調査報告)