1955年(昭和30) ~ (55K)


入力に使用した資料
底本の書名   香川県史 別編Ⅱ 年表    
  底本の編者   香川県
 底本の発行者  香川県
  底本の発行日  平成三年三月二十日
入力者名    渡辺浩三
校正者名    渡辺美智子
入力に関する注記
    ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
     文字番号を付した。
    ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧字)
     と表記した。

登録日  2003年10月2日
      


現 代
1955 (昭和30年)
 政治・経済
  1・1 三豊郡観音寺町・高室村・常盤村及び柞田村を合併して観音寺市を置く
      (香川県報)
  1・1 大川郡志度町・鴨庄村及び小田村を合併して新たに志度町を置く(香川県報)
  1・8 日本民主党香川県連合支部結成大会を県公会堂で開催(支部長に加藤常太郎
      を選任)(香川年鑑)
  2・11 大野原村・萩原村及び五郷村を合併して大野原町を置く(香川県報)
  2・13 観音寺市長選挙を執行.西原理一が当選(香川県議会史)
  2・27 第27回衆議院議員選挙を執行.当選者,1区藤本捨助・成田知巳・三木武
      吉.2区加藤常太郎・田方広文・大平正芳(香川の歩み)
  2・- 四国電力株式会社が高松・雲辺寺・新居浜間にマイクロ回線を設置(四国地
      方電気事業史)
  3・15 県議会が「香川県立農科大学国立移管に関する意見書」を議決.政府関係機
      関に要望(香川県議会史)
  3・15 大川郡大内町と三本松町を合併して,新たに大内町を置く(香川県報)
  3・20 綾歌郡端岡村と山内村を合併して,国分寺町を置く(香川県報)
  3・31 上高瀬村・勝間村・二ノ宮村及び
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      麻村を合併して高瀬町を置く(香川県報)
  3・31 桑山村・比地大村・笠田村・上高野村及び本山村を合併して,豊中村を置く
      (香川県報)
  3・31 県総合開発審議会が総合開発計画基本方針を決定し,知事に答申(香川県政
      史年表)
  4・1 引田町・相生村及び′小海村を合併して新たに引田町を置く(香川県報)
  4・1 土庄町・渕崎村・大鐸村・北浦村ご四海村及び豊島村を合併して新たに土庄
      町を置く(香川県報)
  4・1 川島町・十河村・東植田村及び西植田村を合併して山田町を置く(香川県報)
  4・1 大野村・浅野村及び川東村を合併して香川町を置く(香川県報)
  4・1 四条村・吉野村及び神野村を合併して満濃町を置く(香川県報)
  4・1 仲多度郡七箇村と十郷村を合併して仲南村を置く(香川県報)
  4・1 大見村・吉津村及び下高瀬村を合併して三野村を置く(香川県報)
  4・1 詫間町・荘内村及び粟島村を合併して新たに詫間町を置く(香川県報)
  4・1 辻村・河内村・財田大野村及び神田村を合併して山本村を置く(香川県報)
  4・6 土庄町の園芸家八代田貫一郎が米国ブルツクリン植物園の第2回フォシイシ
      イア賞を受賞.日本人で最初(月刊香川)
  4・15 大川郡松尾村と富田村を合併して大川村を置く(香川県報)
  4・23 県議会議員選挙を執行.定員44人,立候補者80人有権者54万4331人,投
      票率83,3パーセント党派別当選者数,県民党24・無所属7・民主党5・革
      新クラブ3・日本社会党5・婦人は2人(香川県議会史)
  4・30 県下2市6町15村の議会議員及び
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      その首長選挙を執行(香川年鑑)
  5・2 県議会で第37代議長に大久保雅彦(再選)を選任(香川年鑑)
  5・21 香川・大阪経済懇談会を県庁で開催(香川年鑑)
  7・1 白鳥本町・白鳥村・福栄村及び五名村を合併して白鳥町を置く(香川県報)
  7・1 大川郡石田村と神前村を合併して寒川村を置く(香川県報)
  7・4 県議会が「宇高連絡鉄道建設促進に関する意見書」を議決し.政府関係機関
      に要望(香川県議会史)
  7・4 県議会が任期満了にともなう副知事に伊田通次郎再任に同意(月刊香川)
  7・10 県・市・町村の地方自治擁護香川県議員連盟を結成(月刊香川)
  8・3 県が町村合併による3市9町2村の昭和29年度行政費節減額を3795万円と
      発表(香川県土木史)
  9・5 県のサンマ漁業船団第一陣11隻が出発(月刊香川)
  9・7 県が第2期公営住宅建設計画を昭和30年度から3か年計画で第1種1160
      戸,第2種640戸と策定(香川県土木史)
  9・20 織田正信死去(33)元衆議院議員(香川の歩み)
  11・- 11月中の県下貯蓄実績15億100万円に達し,戦後最高を記録(月刊香川)
  12・2 香川県民党が解党して,自民党参加を決める(月刊香川)
  12・4 日本社会党県支部結成大会を県教育会館で開催(香川県政史年表)
  12・5 自由民主党県支部連合会結成大会を県公会堂で開催(香川県政史年表)
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 社会・文化
  1・24 高松工芸高等学校内に香川県漆芸研究所を設置(高松百年史)
  1・- 滝宮小学校ハーモニカ合奏団が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  3・16 文部省文化財保護委員会が県出身の漆芸家音丸耕堂を重要無形文化財技術保
      持者に指定.宝生院(土庄町)境内の真柏を特別天然記念物に指定(香川県
      政史年表)
  3・22 白川朝帆死去(62)ホトトギス同人で俳誌紫苑を主宰(続・讃岐人名辞典)
  3・25 香川県公園条例施行規則を公布.指定区域は栗林・屋島・琴平・琴林・琴弾
      ・桃陵の各公園(香川県報)
  3・28 本山寺本堂が国宝に.屋島寺本堂・金刀羅(#「金刀羅」は底本のママ)宮表書院・常徳寺円通殿(仁尾
      町)が重要文化財に指定(香川年鑑)
  4・2 県文化財保護規則による指定.弘憲寺の地蔵菩薩・曼荼羅寺の聖観音・松岡
      茂春所有の後小松天皇宸翰御消息を重要文化財に,弘憲寺の生駒親正夫妻墓
      所を史跡に,佐文の綾子踊を無形文化財に指定(香川県報)
  4・- 県立図書館が巡回文庫制度を設ける(月刊香川)
  5・2 林飛行場を利用して,極東航空
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      が大阪・高松間に毎日1往復の定期航空便を開設(林村史)
  5・5 高松城が玉藻公園として300年ぶりに開放(月刊香川)
  5・11 宇高鉄道連絡船の上り便紫雲丸と下り便の僚船で貨車航送船第三宇高丸が女
      木島西南西の海上で濃霧のため衝突,紫雲丸は沈没.修学旅行中の小中学生
      ら乗客・乗組員168人が死亡(四国新聞)
  5・15 「白方村史」刊行(白方村史)
  6・1 「仁尾村誌」刊行(仁尾村誌)
  6・12 蚊とハエのいない生活推進本部を県に設置(月刊香川)
  6・14 紫雲丸遭難者57日忌に当たり,合同慰霊祭を明善高校講堂で執行.参列者
      1000名(香川年鑑)
  6・26 高松市の玉藻城月見櫓の解体修理工事に着手(香川県政史年表)
  6・26 滝宮小学校ハーモニカ合奏団が東京日比谷公会堂における日本国連協会主宰
      「国連憲章制定十周年記念大会」に招かれて「国連の歌」などを合奏(香川
      年鑑)
  7・1 香川県立農科大学が国に移管(33年3月31日)香川大学農学部となる(香
      川大学三十年史)
  7・10 「東植田村史」刊行(東植田村史)
  7・18 県教育委員会が松浦正一・和田正夫らに委嘱編さんの「新修香川県史」を刊
      行(香川県政史年表)
  7・19 総評香川地評の主催で生活と権利を守る総決起大会を教育会館で開催(香川
      県総評15年史)
  7・28 宮武外骨死去(89)羽床村出身,明治・大正期のジャーナリズムで反権力の
      執筆活動を展開.後年東大法学部明治新聞雑誌文庫主任(続・讃岐人名辞書)
  8・5 原水爆禁止第1回四国大会を松
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      山市で開催(香川の原水禁連動30年史)
  8・23 森永ドライミルクによる砒素含有中毒事件が発生(9月9日現在,県下の中
      毒患者数489人・うち死亡者5人となる)(香川県政史年表)
  9・1 極東航空株式会社が,高松・大阪間に定期航空郵便を開始(四国新聞)
  10・1 香川県文化財保護条例を公布.文化財専門委員15名を置く(香川県報)
  11・1 第8回国勢調査.県下の人口94万3652人(男45万6581人・女48万7071
      人)世帯数19万5133戸(月刊香川)
  11・- 第1回香川県教育映画祭を開催(月刊香川)
  12・20 「新さぬき風土記」を香川県郷土読本刊行会から刊行(月刊香川)
  12・- 京都大学・奈良国立文化財研究所が合同で詫間町紫雲出山遺跡の弥生中期集
      落を発掘調査.31年と32年8月にも実施(詫間町誌)

1956 (昭和31年)
 政治・経済
  1・25 県庁舎本館建築第1期工事起工式を挙行(設計・丹下健三、低層部3階・高
      層部8階・地下1階)(香川県政史年表)
  2・1 四国電力会社が,社長室企画課に
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      原子力発電の調査研究業務を新設(四国地方電気事業史)
  2・7 県副知事伊田通次郎が死去(54)(香川県政史年表)
  2・9 香川郡直島町にわが国初の立体式塩田が完工(四国新聞)
  2・12 金子知事がアメリカ,ブラジル視察のため出発(月刊香川)
  3・14 香川県総合開発計画書が完成(月刊香川)
  4・8 香川県新農村建設総合対策協議会が発足(四国新聞)
  4・10 高松市四番丁に住宅金融公庫高松支所が開所(四国新聞)
  4・21 生産性四国地方本部が発足.(四国新聞)
  5・16 県が昭和29年度の県民1人当たり所得7万2116円(全国平均6万9737円)
      と発表(香川県土木史)
  6・11 香川県農山漁村振興対策審議会条例を公布(香川県報)
  6・25 中小企業金融公庫高松支店が開店(四国新聞)
  7・4 三木武吉死去(71)高松市出身,衆議院議員当選6回・日本民主党を創立.
      以後,日本民主党と自由党の保守合同を実現(香川県人物・人名事典)
  7・8 第4回参議院地方区選出議員選挙で平井太郎が当選(香川県報)
  8・1 綾歌郡坂本村と法勲寺村を合併して飯山町を置く(香川県報)
  8・14 新農山漁村建設総合対策の昭和31年度認定地域を告示.大内・三木・山田
      ・香川・土庄・綾上・綾南・満濃・山本・大野原・丸亀(市街地を除く)の
      11市町村(香川県報)
  8・- 県庁に干害対策本部を設置(被害地7075町歩)(四国新聞)
  9・1 渡米中の金子知事が羽田空港に帰国(2日高松看)(香川年鑑)
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  9・8 自衛隊香川地方連絡部が高松市玉藻町に開庁(香川県政史年表)
  9・23 自民党県支部連合会長に加藤常太郎代議士を選任(香川年鑑)
  9・29 綾歌郡美合村と造田村を合併して琴南村を置く(香川県報)
  9・30 香川郡由佐村と池西村を合併して香南町を置く(香川県報)
  9・30 井戸村を三木町に編入合併.このあと旧井戸村の内9地区から長尾町を希望
      して分町問題が発生(長尾町史)
  9・30 安原村・塩江村及び上西村を合併して塩江町を置く(香川県報)
  9・30 前田村・川添村・林村・三谷村・仏生山町・、香西町・一宮村・多肥村・川
      岡村・円座村・檀紙村・弦打村・上笠居村・下笠居村及び雌雄島村を高松市
      に編入(香川県報)
  10・3 香川県新市町村建設促進審議会設置条例を公布(10月18日発足)(香川県
      報)
  11・1 香川県財政事情を公表.相変わらず中央依存の度合いが強いと述べ,地方財
      政の窮状打開には,先ず国と地方との事務事業の再配分を検討し,それに応
      じた十分な財源付与の両面から考えねばならないと指摘(香川県報)
-463-
 社会・文化
  1・10 県レントゲン車「のぞみ号」が誕生し,3月13日から活動を開始(月刊香
      川)
  1・10 第1回備讃観光ルート確立協議
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      会を高松市の開拓会館で開催(四国新聞)
  1・31 地評と県労の第1回春闘共闘会議を開催(香川県総評15年史)
  1・- 香川県の伝統的な郷土がん具の発展に貢献した宮内フサ(高松市)が山陽新
      聞賞受賞(山陽新聞)
  2・20 国立四国労災病院が旧丸亀練兵場跡に落成(4月21日開院)(四国新聞)
  3・1 教育を守る県民大会を県公会堂で開催(香教組四十年史)
  3・19 香川県新生活運動協議会が発足.会長は知事(月刊香川)
  3・26 文化財保護委員専門審議会が,磯井如真を重要無形文化財工芸美術部門技術
      保持者(人間国宝)として認定(四国新聞)
  3・28 「坂本村史」刊行(坂本村史)
  4・1 讃岐文学杜(高松市)が発足.機関誌「讃岐文学」及び「別冊讃岐文学」「通
      信讃岐文学」を発行(香川県芸術文化年鑑)
  4・10 明善短期大学(高松市)が開校(香川県政史年表)
  5・12 国鉄土讃線で電気式ディーゼル機関車による運転を開始(四鉄史)
  5・12 次のものを文化財県指定とする.南鴨の雨乞念仏踊・財田村入日の弥与苗踊
      ・八千歳踊を無形文化財に,熊野神社(三木町)の二本杉・福田八幡神社(福
      田村)のウバメカシ・詫間塩田のアツケシソウの群落を天然記念物に指定(香
      川県報)
  8・1 県が栗林公園の入園料徴収を始める.大人10円・小人5円(香川県土木史)
  8・15 香川県文化財保護条例施行規則を公布(香川県報)
  8・15 「大野原町誌」刊行(大野原町誌)
  8・- 県衛生研究所と岡山大学の共同
-465-
      研究でツツガ虫病のワクチン完成(月刊香川)
  9・29 「下笠居村史」刊行(下笠居村史)
  10・1 県教育委員を地方公共団体の長の任命制に伴い大西義衛・茨木山治・小島英
      一郎・入倉勇一・山西シゲノを任命.教育長は引き続き久保田英一を任命(香
      川県議会史)
  10・1 「ラジオ香川」が「西日本放送」と改称,出力を100ワットから1キロワッ
      トに増力(四国新聞)
  10・24 高松市中央公園で作家菊池寛の銅像除幕(四国新聞)
  11・3 第1回香川県文化功労者として,小倉右一郎(彫刻)を表彰(香川県政史年
      表)
  12・15 国鉄高徳線讃岐白鳥(讃岐しらとり)を「さぬきしろとり」に呼称変更(四
      鉄史)
  この年 最後のソ連抑留者引揚船が舞鶴に帰港.香川県関係者は20名(月刊香川)
  この年 県人口94万2873人,世帯数19万9865戸(香川県人口移動調査報告)

1957 (昭和32年)
 政治・経済
  1・24 香川県部制条例を改正公布.総務部・民生衛生部・経済労働部・農林部・土
      木部を置く(香川県報)
  1・29 四国通産局が,丸亀市から高松市七番丁の四国電力株式会社跡へ移転(四国
      新聞)
  2・23 香川県小団地開発整備事業補助金交付規程を定める(香川県報)
  3・1 県議会で大野乾副知事選任に同意(香川年鑑)
  3・12 昭和31年度夏の干ばつによる被害農業者に対する融資利子補給金交付規程
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      を定める(香川県報)
  3・19 県議会が原水爆実験中止に関する決議(香川県議会史)
  4・1 県が地方事務所を廃し.新たに県事務所を置く(香川県政史年表)
  4・20 県漁業取締船「ことぶき丸」(17トン)が進水(香川県政史年表)
  4・26 五名ダム(白鳥町)が竣工.堤高27,5メートル・堤長125メートル(香川
      県土木史)
  5・6 国営三豊干拓事業の起工式を観音寺市柞田町の干拓現場で挙行(香川年鑑)
  5・14 白川一雄死去(49)元参議院議員(香川県政史年表)
  6・28 参議院地方区選出議員の補欠選挙で増原恵吉が当選(香川県報)
  7・2 坂出市長選挙で島田恭平が無投票当選(香川県議会史)
  9・9 坂出市新庁舎が落成(香川年鑑)
  11・1 琴南村を綾歌郡から分離して仲多度郡に編入(香川県政史年表)
  11・18 高松市臨時市議会で世界連邦都市宣言を議決(香川年鑑)
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 社会・文化
  2・4 高松飛行場が第2種空港に指定され,ダグラスDC3型(32人乗り)まで
      の中型飛行機が就航できることになる(四国新聞)
  3・18 高松市議会で玉藻城天守閣再建の緊急動議を議決(香川年鑑)
  3・19 社会福祉事業法に基づき香川県福祉地区を中部・大川・小豆・仲多度・三豊
      の5福祉地区とし,事務所を中部福祉事務所(高松市)に置く(香川県報)
  3・27 漆芸家香川勇が「存清」技法保
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      持者として無形文化財保持者に認定(香川県政史年表)
  3・31 「円座村史」刊行(円座村史)
  4・20 次のものを県の文化財に指定.加茂神社(多度津町)大般若波羅密多経・神
      恵院(観音寺市)中金堂を重要文化財に.今岡古墳(高松市)を史跡に,銚
      子渓の日本サル群(土庄町)老杉洞の日本サル群(内海町)を天然記念物に
      指定(香川県報)
  4・20 香川県原爆被害者の会を結成(会長小比賀政一)(香川の原水禁運動30年史)
  4・- 高松市周辺海域の漁業被害に対し,市内の6漁協が漁港汚水対策委員会を組
      織し.市に対して汚水対策と補償を要求(四国新聞)
  5・15 「川西村史」刊行(川西村史)
  6・18 丸亀城大手一の門・二の門が重要文化財に指定(四国新聞)
  7・15 「四箇村史」刊行(四箇村史)
  7・20 「法勲寺村史」刊行(法勲寺村史)
  7・21 香川県母親大会が県公会堂で開催(香川県総評15年史)
  10・15 原水爆禁止香川県協議会を高松市教育会館で結成(会長亀谷宥英)(香川の
      原水禁運動30年史)
  11・3 32年度県文化功労者として磯井雪枝〔如真〕(漆芸)を表彰(香川県政史年
      表)
  11・15 栗林公園内に民芸館が開館(高松市史年表)
  11・19 流行性感冒が県下に蔓延し,本日の学級閉鎖校は57校(四国新聞)
  11・21 全国バトミントン大会を高松市体育館で開催(~26日)(四国新聞)
  12・18 県が初めて香川・岡山間の架橋基礎調査に着手(香川県政史年表)
  12・23 NHK岡山放送局の開局で,香川県中央部のテレビが鮮明な画像を受
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      信可能となる(四国新聞)
  この年 県人口93万5919人,世帯数20万0993戸(香川県人口移動調査報告)

1958 (昭和33年)
 政治・経済
  1・24 四国四県知事会議で四国開発特別法の制定促進などを決議(香川県政史年表)
  1・26 丸亀市議会副議長のリコールが成立(香川年鑑)
  2・2 自民党香川県支部連合会定期大会で平井太郎参議院議員を会長に選出(香川
      年鑑)
  3・19 県議会に高松・岡山間海底トンネル架設建設促進案の調査特別委員会を設置
      (瀬戸大橋架橋史)
  4・1 地方自治法に基づく町としての要件に関する県条例を公布.人口1万人以上,
      中心の人家連たん区域内の戸数が全戸数の5割以上,非農村的業態に従事す
      る世帯の人口が全人口の5割以上,公共文化施設が1か所以上設置など(香
      川県報)
  4・10 坂出市常盤公園に県出身の政治家三土忠造の銅像を建立(高松市史年表)
  4・22 善通寺市の市長選挙で三好泰三が無投票当選(香川県議会史)
  5・2 県新市町村建設促進審議会で三木町井戸地区の分町を決定.20日,分町反
      対派1500人が県庁へ押しかけて陳情(香川年鑑)
  5・22 第28回衆議院議員選挙を執行.当選者(第1区)成田知巳・福家俊一・藤
      本捨助(第2区)大平正芳・加藤常太郎・田万広文(香川県報)
  5・26 県庁舎本館(地下1階・地上8階・工費3,7億円)及び議会議事堂建築工事
      が落成.27日から6月3日まで一般公開(月刊香川)
  5・29 高松市議会で議長の不信任案を可
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      決(香川年鑑)
  6・2 四国地方建設局(高松市松島町)開庁(香川年鑑)
  7・5 県議会で瀬戸大橋架橋案(海底トンネル案に対し)を決定.香川・岡山間橋
      梁架設に関する意見書を提出(瀬戸大橋のあらまし)
  9・5 金子正則が第42代知事に就任(8月19日無投票三選)(歴代香川県知事調)
  9・7 社会党香川県連臨時大会で会長に森崎隆を選任(香川年鑑)
  9・9 四国四県知事・同県議会議長の合同会議を香川県庁で開き,四国総合開発法
      の立法化を中央へ働きかけることを決定(香川年鑑)
  9・16 香川県土地改良事業団体連合会が設立(土地改良30年のあゆみ)
  9・23 高松市栗林公園東側に政治家三木武吉の銅像を建立(高松市史年表)
  10・16 香川県が第1回瀬戸大橋架橋計画書を作成.政府・国会に陳情(瀬戸大橋架
      橋史)
  10・18 琴平町民大会を開き,町議の総辞職要求を決議(香川年鑑)
  10・25 香川町大野地区の分町問題にからんで.幼椎園・中小学校など約6割の児童
      ・生徒が欠席(~28日)28日町長が辞表提出(香川年鑑)
  10・29 自・社両党の警職法案に関する討論会を県公会堂で開催(香川年鑑)
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 社会・文化
  1・- 小豆島産業観光の功労で掘本文治(土庄町)が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・12 香川大学第3代学長選挙で大泉行雄が当選(香川県政史年表)
  2・25 県診療船「さぬき丸」(15,7トン)が完工(香川県政史年表)
  3・8 勤評に反対する教育危機突破大会が県下11会場(5000人参加)で開催(香
      川県総評15年史)
  3・21 堀田璋左右死去(87)歴史学者,京極家編纂の「西讃府誌」を編集,「丸亀
      市史」執筆(続・讃岐人名辞書)
  3・23 大相撲春場所で,県出身の関脇琴ケ浜が殊勲・技能両賞を獲得(同月26日
      に大関に昇進)(四国新聞)
  3・31 「林村史」刊行(林村史)
  4・10 高松市が観光条例を施行(香川年鑑)
  4・20 高松市中央公国園に漆芸家玉楮象谷の銅像建立(香川年鑑)
  4・28 香教組組合員3名が勤評に反対してハンスト(~5月1日)(香川県総評15
      年史)
  6・5 県が次のものを文化財に指定.西光寺(宇多津町)の徳川光圀筆書状・観音
      寺市室本町出土品(木葉文壷・直線文壷・重孤文壷・浅鉢型土器・鋸歯重孤
      文壷)を有形文化財に.小蔦島貝塚(仁尾町)を史跡に.片山愛樹園(土庄
      町豊島)のソテツ・小与島(坂出市)のササユリを天然記念物に指定(香川
      県報)
  7・1 西日本放送テレビが本放送を開始(四国新聞)
-468-
  7・4 高松市戦災慰霊塔(六角堂)が高松市中野町稲荷山のふもとに完工(香川県
      政史年表)
  9・1 騒音防止推進協議会(会長金子知事)が発会(香川年鑑)
  10・10 宮内フサ(高松市栗林町)制作の高松伝統人形「たいもちえびす」が昭和34
      年お年玉切手の図案に採択(四国新聞)
  10・21 警職法反対県民大会が玉藻公園で開催(1300名参加)同月23日警職法反対
      香川県民会議結成(香川県総評15年史)
  10・31 「宇多津町史」刊行(宇多津町史)
  11・1 第1回香川県芸術祭が開幕(四国新聞)
  11・3 33年度県文化功労者として福家惣衛(郷土史)を表彰(香川県政史年表)
  11・7 香教組高松支部員らが勤評書返却申し入れ問題で市教委側ともみ合い,警察
      官が出動(香川年鑑)
  11・10 県下各公立中・小学校で最初の勤評書提出(香川年鑑)
  12・2 蓮生観善死去(84)真言宗善通寺派管長(続・讃岐人名辞書)
  この年 県人口92万9926人世帯数20万3957戸(香川県人口移動調査報告)

1959 昭和(34年)
 政治・経済
  2・5 今井浩三死去(89)大正2年から32年余にわたって多度津町長・県会議長
      も8年余在任(続・讃岐人名辞書)
  2・21 憲法調査会主催の公聴会を高松市琴電ビルで開催(7人が公述)(月刊香川)
  3・12 県議会が中国からの漆輸入促進に関する意見書を議決(香川県議会史)
  3・15 自民党香川県支部連合会大会で新
-469-
      会長に津島壽一を選任(香川年鑑)
  4・1 久万玉村及び岡田村を合併して綾歌町を置く(香川県報)
  4・23 県議会議員選挙を執行.定員44人,立候補者68人,有権者54万9135人,
      投票率84,8パーセント,党派別当選者数自民党30・社会党10・無所属4
      (香川県議会史)
  4・30 県下市町村長・市町村議選挙を執行(香川年鑑)
  4・30 高松・丸亀両市の市長選挙で国東照太(高松市)三原勝英(丸亀市)が当選
      (香川県議会史)
  5・1 県議会で第38代議長に大久保雅彦を選出(香川年鑑)
  5・27 中山・内海両ダム完工式を各現地で挙行(香川年鑑)
  6・2 第5回参議院議員選挙を執行.香川地方区選出議員に津島壽一が当選(香川
      県報)
  7・12 塩業整備法案について,県下塩業者総決起大会を高松市で開催(香川年鑑)
  7・29 松本虎太死去(79)台湾電力社長の時終戦,帰郷後陶村長・綾南町長を歴任
      (続・讃岐人名辞書)
  8・- 高松市の香西漁業協同組合が香西沖一帯にタコツボを設置し,マダコの養殖
      を図る(四国新聞)
  10・1 四国電力技術研究所が開設(四国地方電気事業史)
  10・2 自治省が三木町井戸地区の分町問題に対し「住民投票に付することに同意す
      る」と香川県庁に通達(10日三木町議会でもこれを採択,協定境界線を議
      決)(香川年鑑)
  10・31 三木町に編入合併した旧井戸村内からの分町問題で長尾・三木両町長・議長
      が境界変更協定を締結.1640人,311戸が11月10日を期して長尾町に帰属
      (長尾町史)
  12・26 社会党代議士田万広文が離党して
-470-
      民主社会クラブに参加(香川年鑑)
  12・- 日本赤十字社が総理府統計局の協力で調査した人口・経済・文化など48項
      目を総合した都道府県別民力測定によると香川県は全国39位(月刊香川)
  12・- 老朽ため池の事業として逆瀬池など11地区が決定(香川の土地改良)
-468-
 社会・文化
  1・18 津田町のマグロ漁船第五優光丸(65,9トン)が和歌山県潮岬南方海上で遭難.
      全乗組員20人が死亡(香川県政史年表)
  1・18 県立多度津水産高校の実習船「香川丸」(200トン)が進水.魚群探知器も
      備えて,10月から南太平洋でマグロ操業に従事(月刊香川)
-469-
  1・29 県教育委員会教育研究所主催の標準学力検査を実施.中学校128校の1・2
      年生約5万3000人が受験(高松百年史)
  2・1 香川県立ひかり整肢学園が肢体不自由児施設として高松市田村町に開園(続
      ・高松市史年表)
  2・18 岡山大学・香川大学・香川県文化財保護委員会が国分台を合同調査.サヌカ
      イトを材料とした旧石器遺跡の発掘を開始(~29日)(国分寺町史)
  3・28 神恵院中金堂(観音寺市)と水主神社(大内町)の雷文螺鈿鞍が国の重要文
      化財に指定(香川年鑑)
  4・5 高瀬町出身の松崎キミ代が西独ドルトムントで開催の第25回世界卓球選手
      権大会女子シングルスで優勝(四国新聞)
  4・8 四国鉄道管理局が廃止され,国鉄四国支社が創設(高松市史年表)
  4・15 香川県最低賃金審議会が設立(四国新聞)
  4・- 建設省が本州四国連絡橋のルートとして神戸・鳴門(Aルート)宇野・高松
      (Bルート)日比・高松(Cルート)坂出・児島(Dルート)今治・尾道(E
      ルート)の調査を開始(瀬戸大橋のあらまし)
  6・27 木熊野神社(善通寺市)社叢を県の天然記念物に指定(香川県報)
  6・28 建設省が初めて瀬戸大橋予定海底の地質調査着手(香川県政史年表)
  7・1 県警本部が婦人警察補導員(ママポリス)5人を採用(香川県警察史)
  7・7 高松市で渇水による水道第1次制限(~8月9日)(四国新聞)
  8・3 津島壽一が日本体操協会会長に就任(四国新聞)
  8・20 文部省・県教委主催の中四国地区小学校教育課程研究協議会が高松高
-470-
      校で開催.これを阻止しようとする香教組側ピケ隊と警官隊の間で混乱が起
      こり,約60人が負傷(会期3日間)(香川年鑑)
  8・31 瀬戸大橋架設推進委員会香川県協議会設立(瀬戸大橋のあらまし)
  9・4 東大教授平井敦が瀬戸大橋設計図を発表(香川県土木史)
  9・22 国鉄四国支社が土讃線に準急列車・土佐号,高徳線に同阿波号の定期運転を
      開始(四国新聞)
  9・26 台風15号(伊勢湾台風)で県下の推定被害総額約19億9100万円(香川県
      政史年表)
  10・17 文化財保護委員会が,丸亀市本島東光寺の木造薬師如来像1体を重要文化財
      に指定(四国新聞)
  11・3 34年度県文化功労者として新田藤太郎(彫塑)を表彰(香川県政史年表)
  11・17 政府機関への瀬戸大橋架設説明会を東京永田町で開催(瀬戸大橋架橋史)
  1・29 安保改定阻止自転車デモ(コースは坂出-丸亀-善通寺-琴平-高松・参加
      者120人)(香川県総評15年史)
  12・5 香教組を脱退した高松市内の小・中学校教員約70人が県自治会館で「高松
      市教職員協議会」を結成(香川年鑑)
  12・19 安保改定阻止・生活と権利を守る県中央大集会が高松中央公園で開催.参加
      者約3000人(香川年鑑)
  この年 県人口92万7434人,世帯数20万6625戸(香川県人口移動調査報告)

1960 (昭和35年)
 政治・経済
  1・22 高松市役所で,香川県世界連邦協議会結成会議を開く.参加は高松・丸亀・
      坂出・大内・琴平・満濃の3市3町(香川年鑑)
-471-
  1・25 四国電力株式会社社長に中川以良が就任.前社長宮川竹馬は会長となる(四
      国地方電気事業史)
  2・1 香川県革新議員連盟結成大会を高松市の玉藻公園披雲閣で開く(香川年鑑)
  2・29 土佐電気製鋼が高松市朝日町埋立地の工場誘致第1号として決定(香川県政
      史年表)
  3・2 善通寺市市民大会で市長の辞職要求を決議(香川年鑑)
  3・12 民主社会党県支部連合会の結成大会を開き,会長に田万広文代議士を選任
      (香川年鑑)
  3・22 香川県工場設置奨励条例を公布(香川県報)
  3・30 四国地方開発促進法案が衆議院本会議で可決.4月20日参議院でも可決
      (香川年鑑)
  3・31 海岸法(昭和31年)の規定により県内の海岸保全区域を指定(42区域)(香
      川県報)
  4・17 自民党県連定期大会で大平正芳代議士を会長に選任(香川年鑑)
  4・28 四国地方開発促進法が公布(四国新聞)
  7・1 農林漁業金融公庫高松支店が高松市寿町に開店(四国新聞)
  7・2 安保不承認・国会解散・不当処分反対総決起大会が県庁前で行われる(香川
      県総評15年史)
  8・15 四国地方開発審議会の第1回会議を東京赤坂プリンスホテルで開き,会長に
      中川以良を選任(香川年鑑)
  9・14 大川食品加工農協連設立(農業協同組合統計表)
  10・7 県下の市町村名称及び区域等を告示.5市30町9村(香川県報)
  10・13 四国地方開発審議会第2回総会(東京永田町霞山館)は開発促進10か年計
      画案を承認.総理大臣に答申(香川年
-472-
      鑑)
  10・21 閣議で四国地方開発促進計画案(35年度から10か年計画・工費約34億円
      で道路・港湾・鉄道などを開発)を正式決定(香川年鑑)
  11・20 第29回衆議院議員選挙を執行.当選者(第1区)成田知巳・藤本捨助・福
      家俊一(第2区)大平正芳・加藤常太郎・福田繁芳(香川県報)
  12・18 北ボルネオ沿岸におけるエビ漁場開拓船団の母船として県立多度津水産高校
      の実習船香川丸(74トン)が参加.高松港を出発,現地へ(香川年鑑)
  12・- 県が浅海増殖5か年計画を発表.ノリ・ハマチなどの養殖事業を推進(四国
      新聞)
-470-
 社会・文化
  1・28 県警察本部の交通機動巡ら隊(月光部隊)発足(四国新聞)
  3・10 国鉄高松駅新築工事が落成(四国新聞)
-471-
  3・25 文化財保護委員会が,仏生山法然寺所蔵の後深草天皇宸翰御消息一幅を重要
      文化財に指定(四国新聞)
  4・1 香川大学に商業短期大学部を併設(香川大学三十年史)
  4・1 私立上戸学園高等学校が創設(上戸学園三十年のあゆみ)
  4・8 第32回選抜高校野球大会に出場の高松商が,米子東との決勝戦で山口選手
      の劇的なさよならホームランで優勝(大正13年以来36年振り)(高松市史
      年表)
  4・26 安保批准阻止第16次統一行動県民会議が高松市玉藻公園広場で大会を開き,
      宣言決議の後市中デモ行進(香川年鑑)
  6・8 第6管区海上保安本部が瀬戸大橋ルートの底質調査と潮流観測を開始(瀬戸
      大橋架橋史)
  6・9 香川大学教官有志が安保条約改定に関し,国会の即時解散を訴える声明書を
      発表(香川年鑑)
  6・9 金工家鴨政雄(高松市)が第3回日展審査員に選ばれる(香川年鑑)
  6・17 香川大学各学部学生約1000人が安保反対・岸内閣退陣を叫んで抗議集会を
      開いた後高松市中をデモ行進.翌18日も同じ(香川年鑑)
  7・7 県指定文化財.多聞院(多度津町)の絹着色西谷藤兵衛肖像・法泉寺(高松
      市)の銅鐘・観音寺市大喜多勇所蔵の細型銅剣(3口)を有形文化財に.富
      丘古墳群(土庄町)を史跡に.船山神社(高松市)のクスを天然記念物に指
      定(香川県政史年表)
  7・17 咸臨丸渡米百年祭を丸亀市の中央公民館で開催(四国新聞)
  7・19 県営府中ダムの建設計画に反対して,坂出市府中町の住民51人が県庁で知
      事にダム建設反対の決議文を手渡
-472-
      す(香川年鑑)
  8・20 国鉄旧高松駅から出火,同駅を全焼(民家50戸が半焼・重軽傷者68人・損
      害額は5億5360万円)(四国新聞)
  8・26 金刀比羅宮表書院(重文)の解体復元工事が完工(香川年鑑)
  8・29 台風16号来襲.県下の推定被害額,土木関係12億円・農業関係11億円
      (香川の歩み)
  10・1 香川県農村青年研修館が国分寺町に落成(香川県報)
  10・1 国勢調査の県人口は91万8867人(男43万8924人・女47万9943人)10
      ~14歳の層が最多で13パーセントを占める(月刊香川)
  10・28 日本美術院・高松市教育委員会共催の第45回院展が高松市立美術館で開催
      (~11月15日)(香川年鑑)
  11・3 35年度県文化功労者とし香川勇〔宗石〕(漆芸)を表彰(香川県政史年表)
  11・11 夏期手当を要求して争議中の丸亀市.私立大手前高校職員組合に対し,学校
      側がロックアウトを宣告し,6日間臨時休校を発表.11月24日の斡旋で妥
      結(香川年鑑)
  12・3 香川県高校全入問題協議会が高等学校の新設と私立高等学校への県費助成の
      大幅増額の請願書を県議会に提出(続・高松市史年表)

1961 (昭和36年)
 政治・経済
  1・7 県が農地等集団化事業補助金交付規程を定める(35年度分の補助金から適
      用)(香川県報)
  3・23 香川県産業基盤造成積立金設置条例を公布(香川県報)
  3・24 観音寺市議会が世界連邦平和都市を宣言(香川年鑑)
  4・1 新設の高松南警察署が開庁.旧高松警察署は高松北警察署と改称(香川年
-473-
      鑑)
  5・11 高松市民会館の開館式が市制七十周年記念式典を兼ねて行われる(会館完成
      記念行事は12日から6日間)(香川年鑑)
  5・21 世界連邦平和都市第8回全国大会を高松市民会館で開催.13府県227都市
      代表らが出席(香川年鑑)
  6・1 衆議院において瀬戸大橋(宇野付近・高松)が鉄道敷設法別表に編入するこ
      とを議決.6・16参議院でも(瀬戸大橋のあらまし)
  6・19 瀬戸大橋架橋の海底調査で建設省は東海サルベージの潜水母船海工丸(61
      トン)と潜水艇白鯨号を使用,坂出・児島間の地質調査を開始(香川年鑑)
  6・22 県議会に瀬戸大橋架設促進特別委員会を設置(瀬戸大橋のあらまし)
  6・26 県議会が委員会採決方式を採択(香川県政史年表)
  7・1 県が農業基本対策審議会を置く(香川県報)
  7・6 森崎隆死去(56)元参議院議員(香川県政史年表)
  7・9 坂出市長選挙で鎌田春吉が当選(香川県議会史)
  7・18 自民党香川県支部連合会定期大会で新会長に平井太郎参議院議員を選出
      (香川年鑑)
  7・23 社会党香川県支部連合会第18回大会で会長に久保等参議院議員を選出(香
      川年鑑)
  8・7 県農業基本法対策審議会が県庁で初会合を開き,会長に宮脇朝男・副会長に
      上田義寿・安徳重義を選任(香川年鑑)
  9・1 大川村を大川町,寒川村を寒川町,三野村を三野町とする(香川県報)
  10・5 高松市議会が市とアメリカ,フロリダ州のセント・ピータースバーグ市との
      姉妹都市縁組を承認(新修高松市史)
-474-
  11・1 香川県財政事情(第26回)を公表.単年度限りの黒字(2億823万円)額
      をもって直ちに財政力本来の充実による財政事情の好転とは言い難いと,楽
      観を自戒(香川県報)
  11・17 高松市の姉妹都市となったセント・ピータースバーグ市から特別親善使節と
      してE・A・マニヤン夫妻が来高(香川年鑑)
-472-
 社会・文化
  1・31 医療費値上げ問題で四国四県の医師会が一斉に1日休診を実施.高松市体育
      館で大会を開き,医療制限撤廃など4項目の要求を決議(香川年鑑)
  1・- 善通寺一高バトミントン部が全国高校選手権で5年,国体で4年連続優勝の
      功績で山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・27 第1回四国新聞文化賞贈呈式.
-473-
      (教育部門)香川県学校保健会(産業部門)香大助教授樽谷隆之(運動部門)
      善通寺一高バトミントン部(香川年鑑)
  3・4 瀬戸大橋の県内3ルートの一本化について香川県・高松市・坂出市の三者会
      談が高松会館で開かれ,問題の解決を金子知事・大久保県議会議長に一任(高
      松市史年表)
  3・24 白峯寺頓証寺燈籠及び摩尼輪塔を県文化財に指定(香川県政史年表)
  3・30 県が道路愛護奨励金交付規程を定める(香川県報)
  4・1 香川県成人病対策審議会条例を公布(香川県報)
  4・11 国鉄予讃線の高松・多度津間32,6キロの複線化が決定(四国新聞)
  4・14 北京で開催の世界卓球選手権大会で高瀬町出身の松崎キミ代選手が混合ダブ
      ルスに優勝(四国新聞百年史)
  4・15 四国初の急行列車四国号が高松・宇和島間に運行開始(四国新聞)
  4・25 屋島ドライブウェー開通(百十四銀行百年史)
  4・25 国鉄宇高航路に讃岐丸(1828トン)が就坑(四鉄史)
  7・21 県下各地で小児マヒ用生ワクチンの投与を開始(香川年鑑)
  8・12 宇高国道フェリー(宇野・高松間)が就航(四国新聞)
  8・29 高松港拡張工事を5か年計画で着手(高松市史年表)
  9・16 台風18号(第2室戸台風)が来襲.引田町馬宿川堤防が決壊するなど推定
      被害額49億円,引田町に災害救助法を適用(香川県政史年表)
  9・26 県が工業用水開発10か年計画を策定(香川県政史年表)
  10・26 全国中学学力テストが一斉に開始,県下中学校116校約5万人が受検(高松
      百年史)
-474-
  10・- 四国作家の会(会員40人)が発足.機関誌「四国作家」及び同人の叢書を
      刊行(香川県芸術文化年鑑)
  11・3 36年度県文化功労者として緒方益圀(高松交響楽団指揮者)を表彰(香川
      県政史年表)
  11・8 高松陸運局は高松市内のハイヤー業者に対する増車と新規免許を認可.個人
      タクシーが登場(高松市史年表)
  11・15 竹田敏彦死去(70)作家として「麗人草」など.また丸亀国立少女の家の建
      設にも尽力(続・讃岐人名辞書)
  10・27 四国地方を襲った集中豪雨のため国鉄高徳線が寸断,小豆郡池田町で10戸
      が山津波にのまれて死者1・行方不明2・負傷者10人を出す.県は土庄・
      池田の両町に災害救助法適用(四国新聞)
  11・26 高松・東京の電話が午前0時から即時化(四国新聞)
  12・20 年末手当2,5か月分を要求して高松市と交渉中の全日自由労連高松分会員約
      50人が市議会議場に雪崩込み一時議事がストップ(香川年鑑)
  この年 県人口91万5700人,世帯数20万8118戸(香川県人口移動調査報告)

1962 (昭和37年)
 政治・経済
  1・- マッシュルーム研究の白井正信(丸亀市)が山陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  3・3 香川県農業近代化資金利子補給規程を定める(香川県報)
  3・20 2月定例県議会が「交通安全県」宣言を議決(香川年鑑)
  3・20 県議会が国土開発縦貫自動車道として高松から高知市に至る四国自動車道の
      調査と,予定路線に加える意見書を議決(香川県議会史)
  4・1 香川県醤油試験場を香川県発酵食
-475-
      品試験場と改称(香川県報)
  4・30 善通寺市長選挙で森村龍彦が当選(香川県議会史)
  5・1 香川県財政事情を公表.36年度以降,住みよい豊かな郷土づくりの積極的
      推進を課題とし,学校及び社会教育の振興・産業基盤の整備・社会保障の充
      実に財源を充当し,県民福祉の向上を目指していると述べる(香川県報)
  5・- 四国地方開発審議会吉野川総合開発部会が発足(四国地方電気事業史)
  6・10 国連調査団アーネルト・ワイズマン一行が瀬戸大橋架橋ルートを視察.3ル
      ートのうち瀬戸大橋ルートに優先性を与えるべきだと声明(月刊香川)
  6・15 本日現在の長期降雨による県下の麦作被害額は11億8600万円(四国新聞)
  7・1 第6回参議院香川地方区選出議員選挙で平井太郎が当選(香川県報)
  8・3 四国の電力需要が日量1000万キロワットを突破(四国新聞)
  8・9 香川県沿岸漁業構造改善対策事業費補助金交付規定を定める(37年度分か
      ら適用)(香川県報)
  9・2 県知事選挙を執行.金子正則が4期連続当選(香川県政史年表)
  9・2 県議会議員補欠選挙で善通寺市選挙区(自民)1,小豆郡選挙区(自民)1
      がそれぞれ無投票当選(香川県政史年表)
  9・5 金子正則が第43代知事に就任(歴代香川県知事調)
  9・- 異常渇水のため休止中の四国電力多度津火力発電所が運転を開始(四国新聞)
  10・4 島田恭平死去(80)大正3年から坂出町長在職28年,昭和17年から公職追
      放期間をはさんで同市長在職11年在任(続・讃岐人名辞書)
  10・9 四国産業開発委員会が四国開発マ
-476-
      スタープランを策定.公表(香川県政史年表)
  11・29 社会党大会で,成田知巳が書記長に選ばれる(香川の100年)
  12・19 松田三徳死去(76)元衆議院議員当選4回(続・讃岐人名辞書)
  12・21 県議会が「観光県に関する決議」を議決(香川県議会史)
-474-
 社会・文化
  1・11 第2回四国新聞文化賞の贈呈式.受賞者は伊賀和子(縮み物)明石朴景(漆
      芸)真子実也(同)(香川年鑑)
  1・20 四国学院大学が善通寺市に開学(全国大学一覧)
  1・20 四国の4県警が「交通事故ゼロの日」を設定(四国新聞百年史)
  2・6 県下12万人の小学生を対象に2日間学力テスト実施(高松市史年)(#「高松市史年」は底本のママ)
  2・26 財団法人香川県道路公社が発足(理事長金子正則)(香川年鑑)
-475-
  2・26県交通安全対策推進協議会が発足(香川県警察史)
  3・12 香川大学の児玉洋一教授が日本学士院賞受賞.著書は「近世塩田の成立」(香
      川年鑑)
  3・26 香川県スポーツ振興審議会条例を公布(4月1日施行)(香川県報)
  3・29 鉄道建設審議会が瀬戸大橋(宇野付近・高松)の調査線格上げを承認(瀬戸
      大橋のあらまし)
  3・31 「観音寺市誌」刊行(観音寺市誌)
  4・1 高松工業高等専門学校が設置.同20日高松工芸高校と二番丁小学校を仮校
      舎として開校(翌年4月同市勅使町の新校舎に移転)(高松工専二十年誌)
  4・14 次のものを県の文化財に指定.極楽寺薬師如来坐像(長尾町)を有形文化財
      に,存清・滝宮念仏踊・櫃石百々手祭・生里・大浜・粟島百々手祭・木熊野
      神社特殊神事(善通寺市)を無形文化財に,柞原寺のクロマツ(高瀬町)栗
      林公園の根上りカシ・同蘇鉄の岡・モガシを天然記念物に(香川県報)
  4・14 県指定無形文化財の保持者を認定.八柱神社二頭獅子舞・三野町山本新三郎,
      家浦二頭獅子舞・仁尾町岡田吉郎,綾子踊・仲南村尾崎沢太,北条念仏踊・
      坂出市松浦幸,南鴨念仏踊・多度津町山地国道.弥与苗踊・八千歳踊・財田
      村大木義武(香川県報)
  5・9 第1回県公害対策協議会を県庁で開催(香川県政史年表)
  5・27 関西汽船所属の水中翼船「はやて1号」(62総トン・72人乗り・最高時速85
      キロ)が高松・阪神間に就航(四国新聞)
  7・10 建設省土木研究所が沙弥島南方で瀬戸大橋架橋工事のためのボーリング調査
      を開始(瀬戸大橋架橋史)
-476-
  7・14 四国総合開発審議会吉野川総合開発部会が第1回会合を開催.早明浦ダムを
      中核とする案に絞って討議すべきと結論(香川の歩み)
  7・15 彫刻家小倉右一郎死去(81)満濃池畔の弘法大師像.志度町の平賀源内像等
      を制作(寒川町史)
  7・24 日教組の運動方針に反対する教職員が香川県教職員協議会を結成(高松百年
      史)
  8・5 県営屋島陸上競技場で開催された第8回全日本中学校陸上大会の男子100
      メートルで三豊郡和光中の大前宏一が11秒1の日本中学校新記録を樹立(四
      国新聞)
  8・16 県立高等学校の通学区域に関する規則を公布.普通科の学区を第1・第2区
      に分け,綾歌郡(綾上・綾南・国分寺・綾歌町)は第1区への出願も可(香
      川県報)
  9・20 次のものを県指定文化財の民俗資料に指定.讃岐源之丞人形頭及び衣装,香
      翠座人形頭.直島女文楽人形頭及び衣装,宇賀神社古式醸造用具(香川県報)
  11・3 37年度文化功労者として書家の藤原茂(鶴来)を表彰(番川県政史年表)
  12・10 全日空が東京・高松・松山問の空路を開設(高松市史年表)
  この年 県人口91万0226人,世帯数21万1284戸(香川県人口移動調査報告)

1963 (昭和38年)
 政治・経済
  1・8 香川県農村青年建設班活動費補助金交付規定を定める(香川県報)
  1・12 香川県辺地振興資金貸付規則を公布(香川県報)
  1・27 観音寺市長選挙で西原理一が3選(香川県議会史)
  1・28 県が農村改善基本構想を公表(香
-477-
      川県政史年表)
  2・19 第2次選挙制度審議会が高松市の県水産会館で地方公聴会を開催(新修高松
      市史)
  3・1 四国経済連合会が発足(会長に四国電力社長中川以良が就任)(四国新聞)
  3・22 香川県水産業基本対策審議会条例を公布(香川県報)
  3・22 香川県低開発地域工業開発地区における県税の特別措置条例公布(37年9
      月15日から適用)(香川県報)
  3・13 川股ダム(引田町)が竣工.貯水量250万トン・受益面積310ヘクタール(香
      川県土木史)
  4・17 県議会議員選挙を執行.定員44人・立侯補者数66人・有権者56万4759人
      ・投票率83,87パーセント 当派(#「当派 」は底本のママ)別当選者・自民党30,社会党11,公政連
      1,無所属2(香川県議会史)
  4・30 高松・丸亀両市長選挙を執行.当選者(高松市)国東照太(丸亀市)掘家重
      俊(香川県議会史)
  5・1 県議会臨時会で第39代議長に大久保雅彦を選出(香川県議会史)
  5・24 「とる漁業から作る漁業へ」をキャッチフレーズに瀬戸内海栽培漁業センタ
      ー屋島事業所が高松市檀ノ浦に完成(四国新聞)
  5・27 県が長期経済計画を策定(38~45年度)(四国新聞)
  6・3 県が長雨災害対策本部を,県議会が長雨災害対策特別委員会を置く.県下の
      農作物被害総額を43億2600万円と発表.6月20日には83億2100万円と
      発表(香川県政史年表)
  6・24 元衆議院議員塩田忠左衛門死去(80)全国に先がけて真空式製塩法を採用す
      るなど塩業界に功績を残した(続・讃岐人名辞書)
  7・16 定例県議会が自民党提出の長雨災
-478-
      害対策予算修正案(8億9293万6000円)可決(香川年鑑)
  9・11 藤本捨助死去(68)元衆議院議員・当選5回(香川県政史年表)
  10・2 河野建設大臣が来県.本州四国連絡橋は明石・鳴門ルート優先を表明(瀬戸
      大橋のあらまし)
  10・5 県議会が官庁・学校で日曜日を除く毎日午前9時から午後5時まで.並びに
      祝日における一般家庭での国旗掲揚運動展開の意見書を可決(香川県議会史)
  10・15 県下初の大型請負耕作会社として長尾農事会社が誕生(四国新聞)
  11・2 香川県森林害虫防除事業補助金交付規定を定める(松くい虫等の防除)(香
      川県報)
  11・21 第30回衆議院議員選挙を執行.当選者(第1区)成田知巳・木村武千代・
      藤本孝雄(第2区)加藤常太郎・大平正芳・福田繁芳(香川県報)
-476-
 社会・文化
  1・7 文部省学力テストで香川県の小・中学校の成績が全国一と評価.県教育委員
      会主催で昭和37年度県教育成果祝賀会を高松市民会館で開催(高松百年史)
  1・16 石井勝(国際技能五輪優勝者),県中学校教育研究会が第3回四国新聞
-477-
      文化賞受賞(四国新聞百年史)
  2・25 県下の町村議会議長会の定期総会で,瀬戸大橋架設促進を特別決議(四国新
      聞)
  3・16 自衛隊の大型ヘリコプターが,濃霧のため針路を誤って荘内半島の紫雲出山
      に衝突・炎上し,乗組員10人が死亡(香川県警察史)
  3・31 彫刻家池田勇八死去(76)馬の制作が得意で池田馬八の異名をとった(続・
      讃岐人名辞書)
  4・1 県教育委員会が次のように指定.有形文化財=琴平町三木佳之所蔵の大野氏
      文書2巻・高瀬町大水上神社の石灯籠・丸亀城御殿表門・同番所・同長屋・
      土庄町豊嶋八幡神社石鳥居・高瀬町勝造寺層塔.天然記念物=長尾町山下金
      助所有の長尾衝上断層(四国新聞)
  4・3 小豆島寒霞渓のロープウェーが開通(全長917メートル)(四国新聞)
  4・23 運輸審議会が,琴参電鉄の善通寺・多度津間6キロ,丸亀・坂出間6,7キロ,
      丸亀・琴平間13,9キロの電車全路線の廃止を認可(全面廃止は9月15日)
      (四国新聞)
  4・30 国道32号線の猪ノ鼻トンネルが貫通(高松市史年表)
  5・31 「多度津町史」刊行(多度津町史)
  6・5 第7回四国地方開発審議会で産業計画会議が「本土四国連絡の基本方向に関
      する調査」について瀬戸大橋優先の調査結果を発表(瀬戸大橋のあらまし)
  7・1 長雨被害に対する県の措置を不満とする農業関係者約1000人が県庁に押し
      かけ知事に面会を要求して座り込む(香川年藍)
  7・1 富士航空が東京・高松・鹿児島間の定期航空便を開設(四国新聞)
-478-
  7・3 猪熊信男死去(81)元宮内省御用掛,古典保存会を設立して貴重本の複製を
      行う(続・讃岐人名辞書)
  7・20 財団法人県福祉事業団が設立(理事長知事)(香川県政史年表)
  7・23 香川県平和委員会が結成(香川の原水禁運動30年史)
  9・10 「府中村史」刊行(府中村史)
  9・19 香川県災害対策本部規則を公布(香川県報)
  10・10 香川県飼犬管理条例を公布(39年1月1日施行)(香川県報)
  10・14 ずいひつ遍路宿の会が発足.季刊誌「遍路宿」を発行(香川県芸術文化年鑑)
  11・3 第8回県文化功労者に三好真長(工芸)第1回教育功労者に中井虎男を表彰
      (香川年鑑)
  12・5 曼陀トンネル有料道路建設工事が完工.開通式(大野原町海老済・徳島県池
      田町佐野間2,5キロ)(香川県政史年表)
  12・17 12月定例県議会で「ぐれん隊防止条例」を一部修正のうえ可決(12月23日
      公布.39年2月1日施行)(香川年鑑)
  この年 県人口90万5338人,世帯数21万5208戸(香川県人口移動調査報告)

1964 (昭和39年)
 政治・経済
  1・23 香川県五名ダム操作規則を公布.灌漑期間を毎年6月20日から9月20日ま
      でとする(香川県報)
  2・26 吉野川総合開発協議会が四国電力本社で早明浦ダムの分水問題を協議.香川
      県への分水計画案は年間2億3300万トンとする(香川年鑑)
  3・8 自民党県連臨時大会で新会長に大久保雅彦を選任(香川年鑑)
  3・23 日本長期信用銀行高松支店が高松
-479-
      市亀井町に開店(四国新聞)
  4・1 香川県農業技術等研修施設条例(県立機械化農場・県立高等農業講習所・県
      農村青年研修館・県農山漁村生活近代化センター・県果樹研修所・県畜産研
      修所)を施行(香川県報)
  4・1 香川県産業基盤造成基金条例を施行(香川県報)
  4・10 県総合会館が高松市六番町に落成(鉄筋コンクリート地上6階・地下1階)
      (香川県政史年表)
  5・24 ボルネオ視察中の金子知事が同地に建設された北ボルネオ水産会社の冷凍施
      設完成式に出席(6月3日帰県)(香川年鑑)
  6・7 瀬戸内総合開発懇談会を関西汽船「くれない丸」船上で開催.席上,河野建
      設大臣に対し,金子知事が「科学的な技術調査の結果をふまえてルートを選
      んでほしい」と発言(月刊香川)
  6・- 香川県広域都市圏構想を発表(四国新聞)
  8・4 四国総合開発審議会が早明浦ダム建設に伴う四国四県の分担額を各県に示し
      て検討を求める(香川年度)
  9・1 県議会議員補欠選挙で香川郡選挙区(自民)1が当選(香川県政史年表)
  9・11 溝淵松太郎死去(58)元衆議院議員(続・讃岐人名辞書)
  9・16 東京で瀬戸大橋架設推進香川・岡山両県選出国会議員団を結成(月刊香川)
  10・1 四国電力が多度津町高見島・佐柳島へ送電開始(四国地方電気事業史)
  10・5 第13回陰陽四国都市連絡協議会が高松市で開かれ.高松連絡鉄道の着工線
      格上げ要望を決議(高松市史年表)
  10・8 五郷ダム(大野原町)竣工.有効貯水量225万トン(香川県土木史)
  11・1 県財政事情(第34回)を公表.38年度後期からの景気調整策に対し,財政
-480-
      需要は年ごとに伸張し,財政収支の均衡は容易でないが,県では番の州地区
      の埋築,工業用水道の建設,工場誘致,五色台観光開発及び教育施設の改善
      等を効率的に推進していると述べる(香川県報)
  11・- 香川県副知事大野乾が死去(59)(高松市史年表)
  11・10 第44回全国都道府県議会議長定例会を香川県庁で開催(香川県議会史)
  11・27 四国電力株式会社の企画部に原子力課を新設(四国地方電気事業史)
  12・4 倉敷紡績株式会社坂出工場が閉鎖(倉敷紡績百年史)
  12・11 坂出市の番の州に川崎重工業造船所の立地が決定(昭和42年3月9日に始
      業)(四国新聞)
-478-
 社会・文化
  1・- ハーモニカを利用した情操教育で成果をあげた高松女子商高付属幼稚園が山
      陽新聞賞受賞(山陽新聞)
  2・1 県警察本部にぐれん隊防止推進本部設置(香川県政史年表)
  2・7 香川大学長選挙で農学部長前川忠夫教授が当選(高松市史年表)
  2・12 ガソリン税の引上げに反対して,県下のガソリンスタンドなど石油商組合加
      盟の350店が一斉休業(香川年
-479-
      鑑)
  2・24 高松市で11年ぶりの積雪.山間部では各社のバスが運行を中止(香川年鑑)
  3・1 香川大学長に前川忠夫が就任(香川の歩み)
  3・18 国道11号の徳島・高松・松山間が完工(四国新聞)
  3・26 久保田英一(県教育長),善通寺二高編み物部,庵治石匠塾が第4回四国新
      聞文化賞受賞(四国新聞百年史)
  3・31 香川県災害救助基金条例を公布(4月1日施行)(香川年鑑)
  3・- 丸亀番傘川柳会が発足.月刊「さぬき川柳」を発行(香川県芸術文化年鑑)
  4・1 高松・丸亀両市に少年育成センター設置(香川県警察史)
  4・6 香川・岡山・鳥取・島根の4県知事会議で,瀬戸大橋の早期実現について政
      府・国会へ要望することを決定(四国新聞)
  4・9 次のものを県の文化財に指定.白峯寺五重塔・同阿弥陀堂・同客殿,与田寺
      十二天像版木を有形文化財に,屋島塩田のアツケシ草群落を天然記念物に指
      定(香川県報)
  6・4 学力テスト学術調査団が来県.6月10日宗像調査団が高松市で中間発表(香
      教組四十年史)
  6・12 国鉄予讃線の急行「四国・道後」と土讃線の「黒潮・浦戸」に冷房車(1両)
      が登場(高松市史年表)
  7・21 国産旅客機YS11が,この日高松空港にお目見得(定員60名)(高松市史年
      表)
  8・8 内海町草壁の登山道で道路の路肩が崩れ,走行中の小豆島自動車の納涼バス
      が転落,乗客2人が死亡,運転手と乗客72人が重軽傷(香川県警察史)
-480-
  8・23 干ばつのため,県が干害対策本部を設置(香川年鑑)
  8・23 県立体育館が高松市福岡町に落成.設計者丹下健三(香川県政史年表)
  8・23 磯井如真死去(81)漆芸家・県文化功労者・蒟醤の重要無形文化財技術保持
      者(続・讃岐人名辞書)
  9・20 東京オリンピックの聖火を徳島から香川へ引き継ぐ.讃岐路を走破して21
      日岡山県へバトンタッチ(四国新聞)
  9・21 坂出市の白峯御陵及び白峯寺で崇徳天皇八百年祭を執行(綾・松山史)
  9・27 五色台スカイライン有料自動車道路が竣工.長さ7,6キロ・幅9メートル(香
      川県土木史)
  10・5 西日本放送テレビがカラー放送を開始(四国新聞)
  11・3 39年度文化功労者として和田邦坊(漫画家).県教育功労者として伊賀小四
      郎を表彰(香川県政史年表)
  11・3 パラリンピックの第1部国際大会で,香川県代表村田美代子選手が女子50
      メートル背泳で金メタル,男子50メートル自由型で今田匡司選手が銀メタ
      ルを獲得(高松市史年表)
  11・28 文部省学力テストの結果を発表.県下の中学校が4年連続・小学校が3年連
      続で全国1位(高松百年史)
  11・29 香川電気通信部施行の高松と全国主要都市132地区間の即時通話工事が完工
      (四国新聞)
  12・15 「新修高松市史・1」刊行(新修高松市史)
  12・28 八栗ケーブル会社の八栗五剣山旧登山電車復旧工事が完工し,運転を再開
      (四国新聞)
  この年 県人口90万6430人,世帯数21万9554戸(香川県人口移動調査報告)