序・凡例・目次 (7K)


入力に使用した資料
底本の書名   香川県史 年表 別編Ⅱ 近世
 底本の編集者  香川県
 底本の発行者  香川県
 底本の発行日  平成三年三月二十日
入力者名    渡辺浩三
校正者名    渡辺美智子
入力に関する注記
      文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の
      文字番号を付した。
登録日   2002年10月9日
      

-表紙-

香 川 県 史
  年 表

香川県立図書館
 別 編 Ⅱ

-裏表紙-
香川県史 別編Ⅱ 年表

平成三年三月二十日 発行

編集 発行 香 川 県

出版 四国新聞社

-序-

 『香川県史』は,平成元年度から別編3巻の刊行に入りましたが,今回,そのⅡとして
「年表」を発刊いたしました。
 原始時代から現代に至る郷土香川の歴史は,これまでに刊行した『香川県史』資料編・
通史編によって明らかにされたのでありますが,「年表」はこれを体系化したものであり
ます。
 悠遠の時代から幾星霜,数限りない県域の出来事を総合的に把握していただくため,本
巻は多くの工夫が凝らされました。考古年表においては,県域の枠を越えて人類の創世か
ら展開し,歴史時代に入って中世末までは県内・県外の二部門に分け,中央とのかかわり
のなかで讃岐の動きを見得るよう配慮しました。近世から近代・現代は政治経済と社会文
化に分類して配列,これによって香川史の俯瞰を果たし得たと思われます。
 ここに収録された膨大な事項の一つひとつは,先人から今日を生きるわれわれまでの歩
みの証であります。時代を築いた礎石であるとともに,苦い反省もありましょう。県勢発
展の教訓とする意味からも,県民各位の活用をお願いしてやみません。
 終わりに,短い時間のなかで諸事項の検索と編集を成就された諸先生に厚くお礼申し上
げる次第であります。
平成3年3月
香川県知事
平 井 城 一

-凡例-

1 本巻は,『香川県史』全15巻の別編Ⅱ「年表」にあたり,原始から1,990(平成2)
  年12月までを収録した。
2 本年表は,「考古年表」と「歴史年表」に分け,「歴史年表」を古代・中世,近世,
  近代,現代に区分した。
3 「考古年表」は,古墳時代後期までと,それ以降の奈良・平安・鎌倉・室町各時代の
  考古学上の知見を記した。
4 「歴史年表」は,6世紀末以降を対象とした。
5 「歴史年表」は,古代・中世を県内事項と県外事項に,近世,近代,現代を政治・経
  済と社会・文化の2欄に分けた。
6 「歴史年表」の出典は,各事項の末尾に示したが,日本史上の主な出来事・文化財・
  著作物については出典を略した。
7 年月日,出典の表記については,次のように記した。
 ・1872(明治5)年以前は,陰暦の年月日を,それ以降は太陽暦で年月日を記した。
 ・閏月は○に数字を入れた。
 ・出典の一部を下記のように簡略化した。
  日本文徳天皇実録→文徳実録 日本三代実録→三代実録 高松松平氏歴世年譜→歴世
  年賦 内閣文庫所蔵香川県史→内・香川県史 明治43年刊香川県史→明・香川県史
 ・近世の出典は,原則として(○○家文書「史料名」)としたが,一紙文書については
  史料名を略した。また,編さん物等は所蔵者一覧として巻末に付した。但し,活字化
  された史料は所蔵者を略した。
8 資料編,通史編における年代等の誤りは本巻で正した。
9 本巻の編集は,年表編集委員(巻末)と県史編さん室で行った。

香川県史の編さんにあたって
 史料に基づいた本書の叙述には,職業や身分に関する卑称・賤称を用いなければならな
かった場合もある。もとより,この不当な呼称を容認するものではないが,差別根絶の立
場から差別の史実を認識する意味で掲載した。読者の方々には,史実を知ることによって
人権擁護,差別根絶の意識を高められるよう切望し,あわせて本書を正しく利用されるよ
う強く希望する。
 また,今日では正当とみなされることが,当時の社会で法的責任を問われた事件の記載
についても,人権擁護の視点から理解されるようお願いしたい。

-目次-

序
凡 例

     考古年表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

     歴史年表
      古代・中世(572年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
      近 世  (1585〈天正13〉年)・・・・・・・・・・110
      近 代  (1868〈明治1〉年)・・・・・・・・・・228
      現 代  (1945〈昭和20〉年)・・・・・・・・・・436

     年表編集委員名簿外・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・554
     あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・556