図書館かがわ no.86(10K)

入力に使用した資料
 底本の書名  「図書館かがわ」No.86 
 底本の著者名 香川県立図書館
 底本の発行者 香川県立図書館
 底本の発行日 平成18年10月1日

入力者:香川県立図書館
校正者:同上
登録日    2008年1月11日
      


図書館かがわ
2006.10.1 NO.86(香川県立図書館報)


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        「四国観光検定公式テキストブック」


 今年12月に、四国の歴史や郷土料理、方言などの知識を問う「四国観光検定」
が実施される。質問は4択方式で、4県の共通問題が20問、各県ごとの問題が
22問(計88問)の計108問。75問以上正答するとともに、各部門5割以
上正答すると、「四国観光達人」として認定される。
 検定にあわせて発行された「四国観光検定公式テキストブック」は2部構成に
なっており、第1部では、自然美の旅、巡礼の旅、歴史文化道の旅の3つテーマ
で四国めぐりのコースを設定してそれぞれの特徴を紹介し、第2部では、各県ご
とに、自然、歴史、祭りと行事、郷土料理、特産品・土産、温泉郷、伝説と民話、
お国言葉、訪ねたい町・地域をわかりやすくまとめている。
 観光業にかかわる人が知識を深めるだけでなく、四国に住むわれわれ自身が四
国の魅力を再発見する手掛りにもなりそうだ。

(「四国観光検定公式テキストブック」2006年 ジェイティービー能力開発発行)



          大切なおみやげ

 半年にわたる研修も早いもので残すところあと一月となった。
小学校現場から図書館へ。毎日接する人たちも圧倒的に大人の方
が多くなった。相手がなにを望んでいるのかを瞬時に判断し適切
に対応する。最初はそれができず途方にくれる毎日であった。徐
々に慣れ、できることも少しずつ増えていった日々。利用者の方
から「ありがとう。助かりましたよ。」という声をかけていただ
くことも。相手の望んでいることを慮る(おもんばか)。相手の気
持ちになって考える。当たり前のことではあるが、これができて
こそお互いの信頼関係というものが生まれるのだと感じた。
 私は子どもたちの望んでいることをきちんと受けとめていたで
あろうか。ともすればこちらから一方的に教えることだけを教え
ていたのではないだろうか。勉強が分からないと訴えてきた子ど
もには「自分で考えてごらん」と言っただけであった。
 私はこの研修でとても大切なことを学んだ。これから子どもた
ちにはこう声をかけよう。「おいで、先生も一緒に考えるよ。」
              坂出市立加茂小学校 福家美香
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       レファレンス日誌から

   「それって、『こめじるし』ですよね?」

カウンタで「これは何と呼ぶのが正しいのでしょう?」とメモを
出された。そこには“※”という普段よく使う記号が書かれてい
た。「それって、こめじるし、ですよね?」と私。でも、ここは
図書館である。何かの資料を使って質問に回答しなければならな
い。手元の「広辞苑」で「こめじるし」を引いても出てこない。
次に参考資料コーナーに行き、様々な国語辞典類を引いてみるが
出てこない。
 そこで、「レファレンス協同データベース」で「記号」、「呼
ぶ」等のキーワードで検索すると、茨城県立図書館の「記述記号
(句点,疑問符,ハイフンなど)の呼び名を知りたい」という事
例があった。回答に使った資料は「JIS漢字字典」。その資料
は所蔵していたので、早速確認すると、「一般記号」の項に「米
印」とあったので、それを紹介した。
 しかし、後になって、「米印」と載ってはいたが、読み方は
「こめじるし」なのか、「こめしるし」なのか、まさか「こめい
ん」なんてことは・・・などなど細かいことが気になり始め、い
ろいろ調べて、ようやく「印刷事典」の見出し語に「こめじるし」
と載っているのが確認できた。また、使っているパソコンで「こ
めじるし」と入力して変換しても「※」と表示された。
 あたりまえのように思えることを確認するのは、結構、難しい
と思った。

《参考文献等》
・レファレンス協同データベース
     (国立国会図書館)http://crd.ndl.go.jp/jp/public/
    ※全国の図書館のレファレンス事例が検索できるデータベースです。

・JIS漢字字典
      芝野耕司/編著 日本規格協会 2002.5

・印刷事典 
      日本印刷学会/編 印刷朝陽会 2002.1



         図書館の本棚

 ~2006技能五輪&アビリンピックinかがわ~


 平成18年10月20日~23日に技能五輪、10月27日~29日に
アビリンピックが、サンメッセ香川など高松市内の会場で開催されます。
あまり耳慣れないかもしれませんが、技能五輪とは、23歳以下の「もの
づくり」の担い手が、機械組立て、建築大工、和裁、日本料理など40以
上の競技で日本一を競う大会です。また、アビリンピックでは、洋裁、機
械製図など32の競技で、技能を持った障害者が腕前を競います。
 青年技能者の技能向上と、障害者への理解を深め、雇用の促進を図るこ
となどを目的としています。
 会場では、日頃目にすることのない、いろいろな職業の技(わざ)を見る
ことができます。この機会に、「ものづくり」のすばらしさや職業につい
て、また障害者の仕事について考えてみませんか?


〔一 般〕

「NHKあしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」
     日本放送出版協会 36629 N10

「職人力」
     講談社 5021 K22 2

「職人ワザ!」
     新潮社 5021 I10

「障害者雇用マニュアルQ&A」
     日本本経団連出版 36628 N5 1-2

「ハンディをもつ若者の進路」
     岩波書店 36928 O3 2
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〔児 童〕

「未来への視点で働く人」 
     理論社(360 I2 3-2)

「めざせ!あこがれの仕事8 花屋さん すし屋さん シェフ」
     ポプラ社 (360 M8 1-8)

「日本の職人さん9 家をつくる職人さん」 
     ポプラ社 (502 N1 1-9)

「夢に近づく仕事の図鑑10 コンピュータが好き!」 
     あかね書房(360 S4 1-10)

「中学生からの職人塾 職人になりたい人のための職種ガイド」 
     リヨン社 (36629 I10)
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〔郷 土〕

「ものづくり名人になろう!技能五輪選手からのメッセージ」
     2006技能五輪&アビリンピックinかがわ推進協議会事務局 K3662 N3

「四国のものづくり名人」
     四国経済産業局 K6022 S12 2

「来て見て四国ものづくり」 
     四国新聞社 K6022 S2 7

「よみまい香川 高校生就職読本」 
     香川労働局 K3764 K70

「職業能力開発のご案内 2006年度版」
     香川県職業能力開発協会 K3662 S7 4-18
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           お知らせ

     香川県立図書館映画会を開催します

さぬき映画祭2006「シネマキャラバン」~映画がまちにやってくる~
      <主催>さぬき映画祭実行委員会、香川県、香川県教育委員会

『世界の中心で、愛をさけぶ』

 朔太郎は休日にオフィスで同僚とともに何気なくTVをつけた。そこには
台風上陸のニュースが流れていた。ぼんやりニュースを眺める朔太郎だっ
たが、今日は婚約者律子と新居へ引越しをする日だったことを思い出す…。
 純愛と喪失感を描いた感動のラブストーリー。 

監督:行定 勲(2004年 138分)

日 時:10月22日(日)
    14:00~16:20(開場 13:30)
会 場:香川県立図書館2階 視聴覚ホール
定 員:200名(当日先着順)
入場料:無料



      <休館のお知らせ>

下記の期間は資料整理のため休館します。

 期間 平成18年11月27日(月)~12月4日(月)

この期間の図書の返却は図書館正面玄関左手の返却ポストをご利用ください。
なお、CD,カセットテープについては、返却ポストに返却されますと、本体等
の破損の原因となりますので、開館しているときに返却カウンターにご返却く
ださい。


 
編集・発行 香川県立図書館
〒761-0393 高松市林町2217-19(香川インテリジェントパーク内)
TEL 087-868-0567  FAX 087-868-0607