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原田正純/〔述〕 -- 岩波書店 -- 2013.5 -- 519.12

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所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
書庫 5191/H18/ 1108656495 一般 貸出可 在庫 iLisvirtual

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種別 図書
タイトルコード 1110137065
タイトル 原田正純の遺言 
タイトルカナ ハラダ マサズミ ノ ユイゴン
副書名 対話集
著者 原田正純 /〔述〕, 朝日新聞西部本社 /編  
著者カナ ハラダ マサズミ
出版地 東京
出版者 岩波書店
出版年 2013.5
ページ数 277p
大きさ 20cm
一般件名 水俣病 , 公害-日本
NDC分類(8版) 519.12
ISBN13桁 978-4-00-024472-5 国立国会図書館 KGWAP5502 GoogleBooks WebcatPlus
定価 2200円
内容注記 内容: 水俣 ぼくが水俣をうろちょろしているころね、じいっと、あとをついてくる女性がいたんですよ。遠慮がちに、ニコォニコしてね / 石牟礼道子, 原田正純述,金子さんは実感として、知っていたんですね。“うちの子は水俣病ではないって言うけど、それなら、何だ”と / 金子スミ子, 原田正純述,二徳さんがいきなり立ち上がって、会場を歩き回ったんです。“俺のからだを見てくれ”って / 浜元二徳, 原田正純述,胎児性の患者さんのおかあさん一六人の中では、フジエさんはインテリで、リーダー的な存在だったですもん / 坂本フジエ, 原田正純述,国は私らに「死ね」と言うのか 松尾さんたち四家族が裁判をしなかったら、三池の炭塵爆発事件はこれだけ深く、トータルで歴史に残らなかった / 松尾〔ケイ〕虹, 原田正純述,低濃度のダイオキシンが人体に、次の世代に、どういう影響を及ぼすか、世界中の人が注目しているんです / 宿輪敏子, 原田正純述,二〇世紀は日本の国内でネガティブな部分を地方や少数の人たちに押しつけたんだけど、今後はもっと規模が大きく、国際的にそうなるんじゃないか / 川原一之, 原田正純述,水俣 いま、ぼくらが話しよったこととか、あなたのおとうさんのこととか、絶対残っていくと思うし、残さんとね / 川本愛一郎, 原田正純述,原点は一次訴訟の原告ですよ。あなたのおかあさんの栄子さんとか、最初の二九家族、一一二人。貧乏のどん底でね / 杉本肇, 原田正純述,第一組合の水俣病に対する一連の闘いの軌跡は歴史に残るし、今後の途上国での運動とつながっていかないかん / 山下善寛, 原田正純述,それは、富樫さんのように現場に行ったか、行かんかの違いです / 富樫貞夫, 原田正純述,一つのテーマにこだわる報道人はいるけど、宮澤さんみたいに、転勤を拒否してまで水俣にこだわり続けた人は珍しいんですよ / 宮澤信雄, 原田正純述,“あまりにも患者の側に立ちすぎるから、言っていることまで色眼鏡で見られるよ”と忠告されるんですね。だけど、患者の側に立たない医学って、あるんだろうか / 斎藤恒, 原田正純述,世界に向けて、未来への教訓に 水俣病の研究の中に、いろんな人が参加してきたけど、リヴィアさんみたいな文学の立場、いろんな立場がある / リヴィア・モネ, 原田正純述,公害が起こると差別が起こるんじゃなくて、もともと差別のあるところに公害問題は押しつけられるんだな、と / 宮本憲一, 原田正純述
内容紹介 水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙した著者は、死の直前まで半年間、患者や関係者15人と対話を重ねた。一部が朝日新聞西部版に連載されたその貴重な記録を1冊に。
著者紹介 1934年鹿児島県生まれ。59年熊本大学医学部卒、60年熊本大学大学院医学研究科進学。72年熊本大学体質医学研究所助教授。99年熊本学園大学教授。「水俣が映す世界」で第16回大佛次郎賞、「水俣学」の提唱等により第35回吉川英治文化賞、2010年度朝日賞受賞。12年死去。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
水俣 ぼくが水俣をうろちょろしているころね、じいっと、あとをついてくる女性がいたんですよ。遠慮がちに、ニコォニコしてね 石牟礼道子/述
金子さんは実感として、知っていたんですね。“うちの子は水俣病ではないって言うけど、それなら、何だ”と 金子スミ子/述
二徳さんがいきなり立ち上がって、会場を歩き回ったんです。“俺のからだを見てくれ”って 浜元二徳/述
胎児性の患者さんのおかあさん一六人の中では、フジエさんはインテリで、リーダー的な存在だったですもん 坂本フジエ/述
国は私らに「死ね」と言うのか 松尾さんたち四家族が裁判をしなかったら、三池の炭塵爆発事件はこれだけ深く、トータルで歴史に残らなかった 松尾〔ケイ〕虹/述
低濃度のダイオキシンが人体に、次の世代に、どういう影響を及ぼすか、世界中の人が注目しているんです 宿輪敏子/述
二〇世紀は日本の国内でネガティブな部分を地方や少数の人たちに押しつけたんだけど、今後はもっと規模が大きく、国際的にそうなるんじゃないか 川原一之/述
水俣 いま、ぼくらが話しよったこととか、あなたのおとうさんのこととか、絶対残っていくと思うし、残さんとね 川本愛一郎/述
原点は一次訴訟の原告ですよ。あなたのおかあさんの栄子さんとか、最初の二九家族、一一二人。貧乏のどん底でね 杉本肇/述
第一組合の水俣病に対する一連の闘いの軌跡は歴史に残るし、今後の途上国での運動とつながっていかないかん 山下善寛/述
それは、富樫さんのように現場に行ったか、行かんかの違いです 富樫貞夫/述
一つのテーマにこだわる報道人はいるけど、宮澤さんみたいに、転勤を拒否してまで水俣にこだわり続けた人は珍しいんですよ 宮澤信雄/述
“あまりにも患者の側に立ちすぎるから、言っていることまで色眼鏡で見られるよ”と忠告されるんですね。だけど、患者の側に立たない医学って、あるんだろうか 斎藤恒/述
世界に向けて、未来への教訓に 水俣病の研究の中に、いろんな人が参加してきたけど、リヴィアさんみたいな文学の立場、いろんな立場がある リヴィア・モネ/述
公害が起こると差別が起こるんじゃなくて、もともと差別のあるところに公害問題は押しつけられるんだな、と 宮本憲一/述