内容注記 |
内容: 現代ミステリー論 現代ミステリーの行方,現代犯罪と本格ミステリー,作家論 水上勉 弱者へのレクイエム,都筑道夫 華麗な論理の曲芸師,星新一 恐怖の原形質,筒井康隆 ナンセンスの詩学,多岐川恭 孤独なニヒリストノ肖像,樹下太郎 悪女への憧れと下積み社員の悲哀,日影丈吉 恐怖と不安の幻想曲,土屋隆夫 殺人者へのレクイエム,森村誠一 現代的な舞台設定と強烈な虚無感,植草甚一 前衛的な水先案内人,泡坂妻夫 論理の魔術師,論争 第一次大戦での大量死と本格探偵小説との関係についての疑問,最後にもう一度、笠井潔氏に,佐野洋と都筑道夫の「名探偵」論争と私の立場,ミステリー最前線作家と語る 楽しみながら書き続けた三十年 / 赤川次郎述,名探偵浅見光彦と歩んだ二十六年 / 内田康夫述,キャリアはぐれ刑事の孤独な闘い / 大沢在昌述,乱歩のように「木造建築」にこだわりたい / 折原一述,原点は若き日の学生運動体験 / 北方謙三述,探偵作家の登竜門だった「新青年」 / 紀田順一郎述,斬新な着想と多彩な小説技法 / 佐野洋述,国際的に知られる女流本格派 / 夏樹静子述,今なお続く、虐げられた人への共感 / 西村京太郎述,作品論 お帰りなさい。名探偵マーロウ。,砕かれた夢,孤独な宿命のブルース,新趣向の本格推理,クロスワード・パズルと音楽を愛する名探偵,フランス・ミステリーふうの恐怖のメルヘン,“奇妙な味”の傑作短編集,奇想天外な“時間”トリック,あなたのミステリー中毒度を占う異色作,実験的なクリスマス・ミステリー,現代的主題と斬新な構成が光る,推理劇の面白さを意識した本格推理,人生の哀歓漂う二つの終着駅を結ぶ鉄道推理,若き剣士探偵加賀恭一郎が颯爽と初登場,雄大な山を舞台にしたミステリー・ロマン,純愛に燃え尽きた映画女優の悲劇的肖像,日本的叙情あふれる“花物語”ミステリー,私のプロフィル 「感傷の効用」を書いたころ,大衆文化現象をどうとらえるか |