内容注記 |
内容: 夏目漱石 徴兵忌避者としての夏目漱石,慶応三年から大正五年まで,忘れられない小説のために,三四郎と東京と富士山,あの有名な名前のない猫,『坊つちやん』のこと,近代小説のために 趣向について,文学事典の項目二つ,花柳小説論ノート,茨の冠,男泣きについての文学論,私小説に抗して むかし物語のここちもするかな,美談と醜聞,小説的結末,雪国の小さな図書館で,空想家と小説,二つの『細雪』論,『細雪』について,一双の屏風のやうに,批評家としての谷崎松子,菊池寛の亡霊が…,誰も里見〔トン〕を読まない,ある花柳小説,里見〔トン〕の従兄弟たち,長篇小説作家としての岡本かの子,ほか3編,解説 真の日本近代小説とは / 辻原登著 |